ぴあアリーナMM
ぴあアリーナMM PIA ARENA MM | |
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外観(2020年9月4日) | |
情報 | |
通称 | ぴあアリーナ |
完成 | 2020年3月 |
開館 | 2020年7月10日 |
開館公演 |
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収容人員 | (変動有)人 |
延床面積 | 23,139.81m² |
設備 | 興行場(音楽コンサートアリーナ)・飲食店舗・物販店舗 |
用途 | アリーナ |
設計 | 佐藤工業・とお設計共同体 |
運営 | ぴあ株式会社 |
所在地 |
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-2 |
位置 | 北緯35度27分20.6秒 東経139度37分42.7秒 / 北緯35.455722度 東経139.628528度座標: 北緯35度27分20.6秒 東経139度37分42.7秒 / 北緯35.455722度 東経139.628528度 |
外部リンク | https://pia-arena-mm.jp/ |
ぴあアリーナMMは[注 1]、神奈川県横浜市西区みなとみらいにあるアリーナ[1][2][3][4]。恒久施設ではなく定期借地となっており、ぴあ株式会社が定期借地として借り受け運営を行っている。
概要
[編集]2017年7月、チケット販売業のぴあがみなとみらい地区の38街区(みなとみらい大通り沿い)において4階建て・収容人数1万人規模(着席時)の大型音楽アリーナの計画を公表。佐藤工業の施工で同年12月に着工し[5][6]、2020年3月に完成した[7]。
こけら落し公演は当初は4月25日に横浜出身のゆずが全国アリーナツアーの一環で行う予定[8]だったが、新型コロナウイルス流行の影響により延期された(他のアーティストの公演についても改正・新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の発令に伴い同様に延期または中止)。その後、情報誌『ぴあ』の創刊日でもある7月10日に開業することを決定、同日にはこけら落とし映像配信(事前収録)としてゆずが『栄光の架橋』を歌唱し、幕開きすることとなった[9]。また、実際に客入れを行った有観客公演としては、錦戸亮のファンミーティング『RYO NISHIKIDO FAN MEETING 2020』(同年8月1日・2日開催)が初となった[10]。
2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて問題となっているアリーナ不足の解消なども当アリーナの建設目的の一つに挙げられている。また、民間企業が単独でアリーナを運営するのは異例(同規模は国内初)のことである[5][11][12][13]。
当アリーナの特徴として音楽コンサートをメインとするものの、公演のジャンルについては限定せず、さらにアーティストとの距離感や音響・照明環境の強化に加え、機材搬入の効率化なども考慮した新しいタイプの音楽アリーナを目指している[14][15]。この他、カフェやラウンジを併設し、アリーナ内での飲食も可能とする方針である[3]。
当アリーナは恒久施設ではなく、三菱地所が所有している土地(暫定施設の中古車センター「日産カーパレス」および「トヨタジョイパーク」跡地)を営業期間約30年間の定期借地としてぴあが借り受け、運営される[16]。
なお、正式名称決定前の仮称は「ぴあMMアリーナ」であった[17]。
歩行者デッキ
[編集]38街区内の隣接地では2021年3月に首都高速道路神奈川局(地上10階建てのビル)が完成しており、横浜銀行本店ビルまで伸びているペデストリアンデッキを同局建物の2階デッキを経由して当アリーナまで延伸し、桜木町駅方面から途切れることなく接続している[15][注 2]。また、デッキはみなとみらい駅方面に向けてさらに延伸され、東側の2階では大通りを横断する「みなとみらい大通り2号歩道橋」(2023年1月末開通)が、オフィス・ホテル等が入る複合高層ビル「横浜コネクトスクエア」(37街区、歩道橋の開通と同時期に竣工)の低層部と接続している[19][20]。
飲食設備
[編集]詳細は公式サイト内「FOOD & DRINK」[21]を参照。なお、The Blue Bellは公演日以外でも営業しており、2階ペデストリアンデッキ(建物外部)からアクセスすることができる。
- The Blue Bell(2F / カフェダイニング / 毎日11時から20時まで〈不定休〉)
- CLUB 38(3F / 有料ホスピタリティラウンジ / 公演時のみ)[注 3]
- FOODIES STAND(1F - 3F各階 / 売店 / 公演時のみ)
交通アクセス
[編集]- みなとみらい線
- JR根岸線および横浜市営地下鉄ブルーライン
- JR・各私鉄
ギャラリー
[編集]-
建物の日没後ライトアップ
(2020年9月4日) -
1階外側のゲートP階段付近
(2020年9月4日) -
首都高神奈川局の2階デッキは当アリーナと直結している
(2021年4月21日)
近隣の音楽施設
[編集]みなとみらい地区内には当アリーナの他にも以下の施設が所在・あるいは開業予定であり、音楽関連施設の集積が進んでいる。なお、下記の屋内施設以外にも音楽ライブ等を開催できる野外広場があり、様々な音楽フェスが開催されている赤レンガ倉庫(1911年竣工、2街区)前の広場やミュージックテラス(2023年9月開業、60・61街区)、横浜シンフォステージ(2024年開業、53街区)にもイベントスペースが設置される予定である。
- パシフィコ横浜・国立大ホール(収容人数約5,000席、1994年開業)、展示ホール(最大収容人数約18,000席、1991年開業)
- 横浜みなとみらいホール(大ホール:収容人数2,020席/小ホール:440席、1998年開業)
- ランドマークホール(収容人数510人、音楽コンサートを核とした施設として2018年リニューアル)[24]
- Kアリーナ横浜(収容人数約20,000人、2023年9月開業、60・61街区複合開発)[25][26]
- KT Zepp Yokohama(収容人数約2,000人のライブハウス型ホール、2020年開業、47街区コーエーテクモゲームス本社ビル〈KTビル〉併設)[27]
- 横浜みなとみらいブロンテ (Bronth.LIVE)(収容人数350人のライブハウス、旧ブリリア・ショートショートシアターを改装利用し2019年7月開業)
また、みなとみらい地区周辺には「ビルボードライブ横浜」「1000 CLUB」「YOKOHAMA COAST」などの音楽施設が相次いで開業したほか、コンサートが開催されている屋内施設としては近隣の関内には神奈川県民ホール(大ホール:収容人数2,433席/小ホール:433席)、横浜BUNTAI(収容人数5,000席、2024年開業)、新横浜には最大収容人数約17,000人(客席数11,000席)の横浜アリーナがある。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ ぴあ 2018年度第2四半期のご報告 (PDF) (ぴあ株式会社)、p.3 "横浜・みなとみらい地区の大型音楽アリーナの名称が、「ぴあアリーナMM」に決定"
- ^ ぴあを応援してくださる皆さまへ~社長メッセージ~(ぴあ株式会社 公式サイト:株式・株主情報 (IR)〈2019年1月27日閲覧〉)
- ^ a b 【2020年春頃OPEN予定】ぴあアリーナMM(横浜みなとみらい21公式ウェブサイト:News 2019年1月18日)[リンク切れ]
- ^ アリーナプロジェクト(ぴあアリーナMM) - YouTube(佐藤工業株式会社 公式チャンネル 2018年12月25日公開)[リンク切れ]
- ^ a b ぴあ、収容 1 万人規模の大型音楽アリーナを、横浜・みなとみらい地区に 2020 年春開設 (PDF) /固定資産の取得(大型音楽アリーナ建設)及び賃借に関するお知らせ (PDF) (ぴあ株式会社:プレスリリース 2017年7月20日)
- ^ みなとみらいの「ぴあアリーナMM」工事現場に突撃!ステージと観客席の距離が近いって本当?(はまれぽ.com 2019年5月4日)
- ^ 医療関係者への感謝の思いを込めて 開業予定だった「ぴあアリーナMM」ライトアップ(ヨコハマ経済新聞 2020年5月3日)
- ^ “「ぴあアリーナMM」開業は来年4月 ゆずがこけら落とし”. 神奈川新聞. (2019年7月8日). オリジナルの2019年7月11日時点におけるアーカイブ。 2024年1月15日閲覧。
- ^ 7月10日開業、およびこけら落とし映像配信が決定! 「ゆず」が代表曲「栄光の架橋」を特別披露!(ぴあアリーナMM:news 2020年7月9日)
- ^ “「ぴあアリーナMM」内覧会に行ってきた 気になる座席をチェック”. ORICON NEWS. (2020年7月19日) 2022年6月6日閲覧。
- ^ ぴあ、「1万人規模の音楽アリーナ」横浜に建設 2020年開業へ(ITmedia NEWS 2017年7月20日)
- ^ ぴあがMM21地区に1万人規模の音楽アリーナ 2020年開業(ヨコハマ経済新聞 2017年7月31日)
- ^ 「ぴあ」がみなとみらいに1万人規模のアリーナを建設するって本当?(はまれぽ.com 2017年9月25日)
- ^ “ぴあ/MM21地区(横浜市西区)に1万人規模アリーナ、佐藤工業で12月着工へ”. 日刊建設工業新聞. (2017年7月24日). オリジナルの2017年8月17日時点におけるアーカイブ。 2024年1月15日閲覧。
- ^ a b 「ぴあMMアリーナ(仮称)」の工事現場に突撃!(はまれぽ.com 2018年9月12日)
- ^ (追加開示)固定資産の取得(大型音楽アリーナ建設)及び賃借に関するお知らせ (PDF) (ぴあ株式会社:プレスリリース 2017年11月9日〈Wayback Machineによる2018年12月27日時点のアーカイブ (PDF) 〉)
- ^ ぴあMMアリーナ(仮称) 利用申込受付開始のお知らせ(ぴあ株式会社 公式サイト:ニュース 2018年10月4日、Wayback Machineによる2018年12月4日時点のアーカイブ)
- ^ 桜木町駅からどこまでデッキが伸びる!? 「ウェスティンホテル横浜」がまもなく着工~みなとみらいレポート(はまれぽ.com 2019年1月22日)
- ^ みなとみらい21地区 みなとみらい大通り2号歩道橋(37-38街区間デッキ)の歩行者用通路が新たに開通します。 (PDF) (横浜市都市整備局 2023年1月30日)
- ^ みなとみらい大通り2号歩道橋が開通してた!ぴあアリーナMMと横浜コネクトスクエア(37街区)が連結(はまぴた 2023年2月17日)
- ^ FOOD & DRINK(ぴあアリーナMM公式サイト)
- ^ 横浜「ぴあアリーナMM」3階のホスピタリティラウンジが本格始動!ライブ前の時間をゆったりと(All About NEWS, 2021年7月13日)
- ^ a b c d “アクセス”. ぴあアリーナ. 2023年4月6日閲覧。
- ^ 「横浜ランドマークタワー」開業 25 周年 (PDF) (三菱地所株式会社:ニュースリリース 2018年7月12日)
- ^ みなとみらい21地区60・61・62街区及び53街区の公募審査結果等について (PDF) (横浜市記者発表資料〈同市財政局ほか〉 2017年〈平成29年〉11月8日)
- ^ 民間都市再生事業計画(K アリーナプロジェクト)を認定 ~横浜みなとみらい 21 地区に『ミュージック・パーク』が誕生~ (PDF) (国土交通省 2019年〈平成31年〉2月22日)
- ^ コーエーテクモゲームス、横浜・みなとみらいの新ホール「Zepp」ブランドで共同展開 ホールは2020年春開業予定(株式会社コーエーテクモゲームス 2017年3月30日〈PR TIMES〉)
外部リンク
[編集]- ぴあアリーナMM - 公式ウェブサイト
- ホール・劇場ビジネス|事業紹介 - ぴあ株式会社
- ぴあアリーナMM (@pia_arena_mm) - X(旧Twitter)
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