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アイ・ショット・ザ・シェリフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アイ・ショット・ザ・シェリフ
ザ・ウェイラーズ楽曲
収録アルバムバーニン
リリース1973年10月19日
録音ジャマイカキングストン、ハリー・J・スタジオ(1973年春)
ジャンルレゲエ
時間4分41秒
レーベルアイランド・レコード
作詞者ボブ・マーリー
作曲者ボブ・マーリー
プロデュースクリス・ブラックウェル
ザ・ウェイラーズ
バーニン 収録曲
Side 1
  1. 「ゲット・アップ、スタンド・アップ」
  2. 「ハレルヤ・タイム」
  3. アイ・ショット・ザ・シェリフ
  4. 「バーニン・アンド・ルーティン」
  5. 「プット・イット・オン」
Side 2
  1. 「スモール・アクス」
  2. 「パス・イット・オン」
  3. 「ダビー・コンカラー」
  4. 「ワン・ファウンデーション」
  5. 「ラスタマン・チャント」
ミュージックビデオ
「I Shot the Sheriff」 - YouTube

アイ・ショット・ザ・シェリフ」(I Shot the Sheriff)は、ボブ・マーリーが作詞作曲し、ザ・ウェイラーズ1973年に発表した楽曲。エリック・クラプトンのカバー・バージョン(1974年)が全米1位を記録した。

概要

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作詞作曲はボブ・マーリー。マーリーはのちにこう述べている。「俺は『警官を撃った』と書きたかったが、そう言おうものなら政府の奴らは黙っちゃいなかっただろう。だから『保安官を撃った』にしたんだ。どっちにしろ『司直』という意味には変わりはないけれどね」[1]

1973年春、ジャマイカキングストンのハリー・J・スタジオでレコーディングは行われた。プロデューサーはウェイラーズ自身が務めた。同年4月にアルバム『キャッチ・ア・ファイア』が発売され、グループはアルバムのプロモーションのためのツアーに発った。その間、クリス・ブラックウェルはロンドンのアイランド・レコードのベイシング・ストリート・スタジオでオーバーダビングし、リミックスした[2]

同年10月19日に発売された『バーニン』に「アイ・ショット・ザ・シェリフ」は収録された。

1975年12月に発売されたヒット・アルバム『ライヴ!』にライブ・バージョンが収録されている。

2003年6月に発売されたライブ・アルバム『Live at the Roxy』にライブ・バージョンが収録されている(1976年5月26日に米国のウェスト・ハリウッドで行われたコンサートの音源)。

エリック・クラプトンのバージョン

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「アイ・ショット・ザ・シェリフ」
エリック・クラプトンシングル
初出アルバム『461 オーシャン・ブールヴァード
B面 ギヴ・ミー・ストレングス
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 マイアミクライテリア・スタジオ(1974年4月 - 5月)
ジャンル レゲエ・ロック
時間
レーベル RSOレコード
作詞・作曲 ボブ・マーリー
プロデュース トム・ダウド
チャート最高順位
エリック・クラプトン シングル 年表
アフター・ミッドナイト
(1970年10月)
アイ・ショット・ザ・シェリフ
(1974年7月)
ウィリー・アンド・ザ・ハンド・ジャイヴ
(1974年10月)
ミュージックビデオ
「I Shot the Sheriff」 - YouTube
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1974年4月から5月にかけて、エリック・クラプトンマイアミクライテリア・スタジオに入り、トム・ダウドのプロデュースの下、4年ぶりのスタジオ・アルバムのレコーディングを行った。ギタリストのジョージ・テリーはレコーディング中、クラプトンの気を引くためにウェイラーズの『バーニン』をスタジオに持ってきた。テリーは中でも「アイ・ショット・ザ・シェリフ」に夢中で、カバーするようクラプトンを説得した。クラプトンはレゲエのメロディが「ハードコア」過ぎると言って難色を示したが、バンドのメンバーたちは「絶対にヒットシングルになるから」と彼を納得させた[5]。バッキング・ボーカルはイヴォンヌ・エリマンとテリーが務めた。

同年6月、米国でシングルとして発売[3]。B面には自作の「ギヴ・ミー・ストレングス」が収録された。7月、アルバム『461 オーシャン・ブールヴァード』が発売。7月19日、イギリスでシングルとして発売[4]。シングルバージョンはアルバムより短い。同年9月14日付のビルボード・Hot 100で1位記録した。イギリス9位、カナダ1位、西ドイツ4位、オランダ5位、ベルギー7位、ニュージーランド1位と世界的に大ヒットした。

2017年のドキュメンタリー映画『Eric Clapton: Life in 12 Bars』のサウンドトラック・アルバムに6分50秒の「Full Length Version」が収録されている[6]

脚注

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  1. ^ I Shot the Sheriff”. Island Trading Inc.. 29 January 1998時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月17日閲覧。
  2. ^ Steffens, Roger (2006年). “"Burnin'"—The Wailers (1973)”. Library of Congress. 24 October 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月17日閲覧。
  3. ^ a b 45cat - Eric Clapton - I Shot The Sheriff / Give Me Strength - RSO - USA - SO-409
  4. ^ a b 45cat - Eric Clapton - I Shot The Sheriff / Give Me Strength - RSO - UK - 2090 132
  5. ^ Clapton, Eric (2007). “461 Ocean Boulevard”. Clapton: The Autobiography (1st ed.). United States: Broadway Books. ISBN 978-0-385-51851-2. https://books.google.com/books?id=xUHP9sFhtvsC&q=frank+gore+was+nine 
  6. ^ Eric Clapton – Life In 12 Bars (2018, CD) - Discogs

関連項目

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先代
ポール・アンカ&オディア・コーツ
「二人のきずな」
Billboard Hot 100 ナンバーワンシングル
(エリック・クラプトン・バージョン)

1974年9月14日(1週)
次代
バリー・ホワイト
あふれる愛を