アグネス・ザッパー
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アグネス・ザッパー(Agnes Sapper、1852年4月12日 - 1929年3月19日)は、ドイツの児童文学作家。
略歴
[編集]ミュンヘン生まれ。父は政治家のカール・プラーター。 23歳の時、ヴュルテンベルクの町長だったエドゥアルト・ザッパーと結婚、五人の子供を儲けるが、1898年夫を失い、ヴュルツブルクに移住し、43歳で初めての小説『子供たちの中の母』を書き、作家活動に入る。
『初めての学校生活』『グレートヒェン・ラインバルトの最後の学校生活』『小さなおばかさん』などを書き、1906年、54歳の時『ベフリング一家』を発表、これは日本では『愛の一家』と訳され、海外でも有名になった。
逆境でも明るく生きていく家庭を描き、ほかに『リースヒェンのいたずら』『プラーター夫人』(自分の母親のことを書いている)『大きくなったベフリング家の子供たちのその後』(『続・愛の一家』『愛の人びと』)『父を失って』『孫の家』、自伝的な『友への挨拶』などがある[1]。
日本語訳・再話
[編集]- 愛の一家
- 『愛の一家』(アーグネス・サッベル著、宮原晃一郎訳、平凡社、世界家庭文学全集) 1930
- 『愛の一家』(植田敏郎訳、加藤まさを絵、講談社、世界名作全集) 1952
- 『愛の一家』(村岡花子文、柴原よしえ絵、日本書房、世界童話文庫) 1953
- 『愛の一家』(堀寿子編、渡辺郁子絵、黎明社、世界名作物語) 1953
- 『愛の一家』(大原富枝著、谷俊彦絵、偕成社、世界名作文庫) 1954
- 『愛の一家』(相良守峯訳、三笠書房、若草文庫) 1955
- 『愛の一家』(武田正美文、石垣好晴絵、日本書房、学級文庫) 1955
- 『愛の一家』(川村梢平文、石垣好晴絵、日本書房、学年別世界児童文学全集) 1961
- 『愛の一家』(久米元一文、大日方明絵、講談社の絵本) 1963.8
- 『愛の一家』(塩谷太郎訳、山中冬児絵、岩崎書店、世界少女名作全集) 1963
- 『愛の一家』(山口四郎訳、西村保史郎等絵、講談社、少年少女新世界文学全集(ドイツ古典編 2) ) 1963
- 『愛の一家』(サッペル作、石丸静雄訳、小野田俊絵、河出書房、少年少女世界の文学) 1968
- 『愛の一家』(宮脇紀雄文、小学館、少年少女世界の文学 カラー名作 18(ドイツ 2)) 1969
- 『愛の一家』(野長瀬正夫文、斎藤博之絵、集英社、少年少女世界の名作) 1969
- 『愛の一家』(小川超著、集英社、マーガレット文庫、世界の名作) 1975
- 『愛の一家』(まどかまこ画、ユニコン出版、世界名作コミック28) 1979:漫画化
- 『愛の一家』(関楠生訳、集英社、子どものための世界名作文学) 1979.4
- 『愛の家族』(相沢博訳、講談社) 1980.11
- 『愛の一家 あるドイツの冬物語』(遠山明子訳、マルタ・ヴェルシュ画、福音館文庫) 2012.1
- 『続・愛の一家』(サッペル著、宮原晃一郎訳、中央公論社) 1940
- 『愛の人びと』(桜井和市訳、三笠書房、若草文庫) 1956
- 『一年生物語』(サツペル著、宮原晃一郎訳、中央公論社) 1941
- 『戦ふドイツの少年』(上野秀穂訳、小学館) 1943
- 『リーゼちゃん サッペル短篇童話』(宮原晃一郎訳、高橋秀絵、同和春秋社、現代傑作童話集) 1954
- 『少女グレートヘン』(植田敏郎訳、西村保史郎絵、講談社、世界名作全集) 1959
- 『小さなおばかさん』(植田敏郎訳、吉井忠絵、大日本図書、子ども図書館) 1968