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アップ・オール・ナイト (ジョン・スコフィールドのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『アップ・オール・ナイト』
ジョン・スコフィールドスタジオ・アルバム
リリース
録音 2002年12月 マサチューセッツ州ウェスト・ブルックフィールド ロング・ヴュー・ファーム・スタジオ[3]
ホーン・セクション: 2003年1月 ニューヨーク ザ・ヒット・ファクトリー[3]
パーカッション・サンプル: ニューヨーク クラッシュプルーフ・スタジオ[3]
オーディエンスの歓声(on #2) : マサチューセッツ州グレート・バリントン クラブ・ヘルシンキにおけるライブ録音[3]
ジャンル フュージョンジャズ・ファンクジャム・バンド
時間
レーベル ヴァーヴ・レコード
プロデュース ジョン・スコフィールド、ジョー・フェーラ、アヴィ・ボートニック、ジェイソン・オレイン
専門評論家によるレビュー
ジョン・スコフィールド アルバム 年表
oh!(スコ・ロ・ホ・フォ名義)
(2002年)
アップ・オール・ナイト
(2003年)
アンルート
(2004年)
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アップ・オール・ナイト』(Up All Night)は、アメリカ合衆国ジャズギタリストジョン・スコフィールド2003年に発表したスタジオ・アルバム

背景

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ウーバージャム』(2002年)に参加したワーキング・バンドが引き続き起用されているが、ベーシストのジェシー・マーフィーは、本作収録曲の一部のソングライティングに貢献しているものの、2002年6月にスコフィールドのバンドを脱退した[4]。本作でスコフィールドと初共演を果たしたベーシストのアンディ・ヘスは、2001年にブラック・クロウズに加入し、2002年春からはガヴァメント・ミュール英語版のメンバーとしての活動も始めていた[5]

「フィリオピエティ」は、ユセフ・ラティーフの曲「From Within」からのサンプリングが使用されており、作曲クレジットにもラティーフの名前が記載された[6]。「ホワッチャ・シー・イズ・ホワッチャ・ゲット」は、ドラマティックスが1971年にシングル・ヒットさせた曲のカヴァーである[2][4]

反響・評価

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アメリカでは『ビルボード』のコンテンポラリー・ジャズ・アルバム・チャートで8位を記録した[7]

アレックス・ヘンダーソンはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け、アルバム全体に関して「『ウーバージャム』と同様、知性とファンキーさを両立させてみせたフュージョン作品」、「シカサリ」に関して「現代のナイジェリア音楽のフュージョン的解釈」と評している[2]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「ファンクのグルーブとロックのマインドが脈打つバンド・サウンドはパワー全開」と評されている[1]

収録曲

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特記なき楽曲はジョン・スコフィールド作曲。

  1. フィリオピエティ - "Philiopiety" (John Scofield, Avi Bortnick, Andy Hess, Adam Deitch, Yusef Lateef) - 6:18
  2. ウォッチ・アウト・フォー・ポポ - "Watch Out for Po-Po" (J. Scofield, A. Bortnick, Jesse Murphy, A. Deitch) - 6:05
  3. クリーパー - "Creeper" - 7:28
  4. ホワッチャ・シー・イズ・ホワッチャ・ゲット - "Whatcha See Is Whatcha Get" (Tony Hester) - 5:53
  5. アイム・リスニング - "I'm Listening" (J. Scofield, A. Bortnick, J. Murphy, A. Deitch) - 2:57
  6. シカサリ - "Thikhathali" (J. Scofield, A. Bortnick, J. Murphy, A. Deitch) - 6:57
  7. フォア・オン・ザ・フロア - "Four on the Floor" - 6:04
  8. ライク・ザ・ムーン - "Like the Moon" - 6:38
  9. フリーキン・ディスコ - "Freakin' Disco" (J. Scofield, A. Bortnick, A. Hess, A. Deitch) - 8:20
  10. ボーン・イン・トラブルド・タイムズ - "Born in Troubled Times" - 5:05
  11. エヴリー・ナイト・イズ・レディス・ナイト - "Every Night Is Ladies Night" (J. Scofield, A. Deitch) - 5:16

参加ミュージシャン

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アディショナル・ミュージシャン

脚注

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  1. ^ a b ジョン・スコフィールド/アップ・オール・ナイト (廃盤)”. CDJournal. 音楽出版社. 2020年5月24日閲覧。
  2. ^ a b c Henderson, Alex. “Up All Night - John Scofield”. AllMusic. 2020年5月24日閲覧。
  3. ^ a b c d The John Scofield Band - Up All Night (2003, CD) | Discogs
  4. ^ a b 日本盤CD (UCCV-1040)ライナーノーツ(佐藤英輔、2003年3月)
  5. ^ Budnick, Dean (2003年9月29日). “Rebirth of the Mule: An Andy Hess Primer”. jambands.com. Relix Media Group. 2020年5月24日閲覧。
  6. ^ CD英文ブックレット内クレジット
  7. ^ John Scofield - Awards”. AllMusic. 2015年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月24日閲覧。