コンボ66
『コンボ66』 | ||||
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ジョン・スコフィールド の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 2018年4月9日 - 10日 キャリッジ・ハウス・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | ヴァーヴ・レコード | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ジョン・スコフィールド アルバム 年表 | ||||
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『コンボ66』(Combo 66)は、アメリカ合衆国のジャズ・ギタリスト、ジョン・スコフィールドが2018年に録音・発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]アルバム・タイトルは、当時のスコフィールドの年齢に由来しているのに加えて、本人はブラジル'66や「ルート66」を例に挙げ、「66」がジャズ界で最もクールな数字だと語っている[4]。本作のレコーディングには、1990年代よりスコフィールドと活動を共にしているビル・スチュワートに加えて、新メンバーのヴィセンテ・アーチャー(ロバート・グラスパー・トリオのレギュラー・ベーシスト)とジェラルド・クレイトンが迎えられた[4]。「キング・オブ・ベルギー」は、ハーモニカ奏者トゥーツ・シールマンスに捧げられた曲である[4]。
評価
[編集]イアン・パターソンはAll About Jazzにおいて5点満点中4点を付け「ビル・フリゼールと同様、スコフィールドも60代になってからは以前よりも幾分落ち着き、一音一音が豊潤で、個々のフレーズも熟慮されているが、長年のファンを満足させるに十分な火花散る演奏も聴ける」と評している[2]。Matt Collarはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「幾分派手さに欠けるアルバムだが、スコフィールドがなおも音楽的な成熟を深めていることが示されている」と評している[1]。また、ウィル・レイマンはPopMattersにおいて10点満点中7点を付け「近年のスコフィールドはストレート・アヘッド・ジャズに回帰しながらも、以前に培ってきた、聴き手の心だけでなく足も動かすジャム・バンド風ジャズの純粋な楽しさも、奇跡的に引き継いでいた。『コンボ66』は正に、そうした音楽性の最適解である」と評している[3]。
収録曲
[編集]全曲ともジョン・スコフィールド作曲。
- キャント・ダンス - "Can't Dance" - 7:32
- コンボ・テーマ - "Combo Theme" - 7:21
- アイコンズ・アット・ザ・フェア - "Icons at the Fair" - 5:32
- ウィラ・ジーン - "Willa Jean" - 7:59
- アンクル・サザン - "Uncle Southern" - 5:39
- ダン・スウィング - "Dang Swing" - 6:08
- ニュー・ワルツォ - "New Waltzo" - 8:52
- アイム・スリーピング・イン - "I'm Sleeping In" - 5:04
- キング・オブ・ベルギー - "King of Belgium" - 6:20
日本盤ボーナス・トラック
[編集]- リンギング・アウト - "Ringing Out" - 8:55
参加ミュージシャン
[編集]- ジョン・スコフィールド - エレクトリック・ギター
- ジェラルド・クレイトン - ピアノ、ハモンドオルガン
- ヴィセンテ・アーチャー - ダブル・ベース
- ビル・スチュワート - ドラムス
脚注
[編集]- ^ a b c Collar, Matt. “John Scofield - Combo 66 Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2024年2月4日閲覧。
- ^ a b Patterson, Ian (2018年10月6日). “John Scofield: Combo 66 album review”. All About Jazz. 2024年2月4日閲覧。
- ^ a b Layman, Will (2018年10月2日). “John Scofield's 'Combo 66' Sounds Like You'll Be Hearing It Forever”. PopMatters. 2024年2月4日閲覧。
- ^ a b c Hynes, Jim (2018年9月27日). “John Scofield Returns with Imaginative & Bold 'Combo 66' (ALBUM REVIEW)”. Glide Magazine. Glide Publishing. 2024年2月4日閲覧。