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アブドゥルカリーム・ハサン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アブドゥルカリーム・ハサン
名前
本名 アブドゥルカリーム・ハサン・アル・ハジ・ファドルッラ
Abdelkarim Hassan Al Haj Fadlalla
ラテン文字 Abdulkarim Hassan
アラビア語 عبدالكريم حسن عبدالكريم
基本情報
国籍 カタールの旗 カタール
スーダンの旗 スーダン
生年月日 (1993-08-28) 1993年8月28日(31歳)
出身地 カタールの旗 カタールドーハ
身長 177cm
体重 79kg
選手情報
在籍チーム イランの旗 ペルセポリス
ポジション DF (LSB)
背番号 33
利き足 左足
ユース
2007-2010 カタールの旗 アル・サッド
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2010-2022 カタールの旗 アル・サッド 190 (29)
2017-2018 ベルギーの旗 オイペン (loan) 10 (1)
2023-2024 クウェートの旗 アル・ジャフラー英語版 21 (0)
2024- イランの旗 ペルセポリス 0 (0)
代表歴2
2010-2014  カタール U-20 5 (1)
2011-2015  カタール U-23 9 (4)
2010- カタールの旗 カタール 133 (15)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年2月22日現在。
2. 2023年12月29日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

アブドゥルカリーム・ハサンアラビア語: عبد الكريم حسن‎、Abdul Karim HassanまたはAbdelkarim Hassan、1993年8月28日 - )は、カタールドーハ出身のサッカー選手ペルシアン・ガルフ・プロリーグペルセポリス所属。カタール代表。ポジションはディフェンダー

アスパイア・アカデミー出身のハサンは2010年にアル・サッドと契約を結ぶとすぐに頭角を現し、その年にはカタールA代表にも招集され、以降は代表のレギュラーに定着した。アフリカにルーツを持つことからも、身体能力が高く、通常ディフェンダー登録だが、高い位置でもプレーできる。国内では得点力の高いサイドバックとしても知られていて2016年のオリンピックアジア選手権でも活躍を見せた。そのため、カタールのロベカルとも呼ばれる[1]アブデルカリム・ハッサンと表記されることもある。

経歴

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クラブ

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2010年にアル・サッドのトップチームに昇格し、2011年にアスパイア・アカデミーを卒業。17歳にしてその年のACL2011FCパフタコール・タシュケント戦に出場したことで、ACLに出場したアル・サッドの選手として最も若い選手となった。

ACL2011決勝戦進出を喜ぶハサン

さらにFIFAクラブワールドカップ2011にも出場し、3位フィニッシュに貢献した。

2013年2月24日、カタール・スターズリーグ第18節のアル・ワクラSC戦でゴールを決めた。これは当時のアル・サッドの最年少リーグ戦得点記録だった。

2017年、ファハド・アル=アブドゥッラフマーン英語版と入れ替わる形でベルギー1部リーグKASオイペンに期限付き移籍した[2]

2020年7月24日にはアル・サッドとの契約をさらに4年延長した[3]

2022年12月21日、選手の見通しが今後のチームの目標や希望にそぐわないとして、トップチームから永久離脱することが発表された[4]

2023年1月、SNS上でファンと口論したことを理由にカタールサッカー協会から無期限の出場停止処分を受けた[5]。その後、国外のクウェート・プレミアリーグアル=ジャフラー英語版にフリーで加入した。

代表

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各世代別のカタール代表に選出されている。

2012年6月17日、U-23マレーシア代表との親善試合でアズリフ・ナスルルハク英語版に対して危険なスライディングタックルをしたことで両サイド間の大規模な乱闘に発展。マレーシアのナズミ・ファイズ英語版はピッチの反対側からハサンの元に駆けつけて殴りかかろうとした。幸いナズミのパンチはハサンの胸を押す程度で済んだが、この騒動によって両者にはレッドカードが出された[6]

2013年1月31日に開催されたレバノン代表との親善試合でA代表初ゴールを決めると、その後も西アジアサッカー選手権2014ガルフカップ2014の優勝に貢献した。

AFCアジアカップ2019でもチームの主力として出場した。決勝の日本戦では、その大会で2ゴールを挙げていた堂安律とマッチアップしたが、彼を完璧に封じ込めた。1点差で迎えた79分には攻撃的なプレースタイルのハサンがヘディングシュートを放つと、このシュートが吉田麻也の手に当たったとVARで判定されPKとなる。このPKをアクラム・アフィーフが左に決めたことで決勝点になり、大会初優勝を果たした[7]。また、大会終了後に発表されたオールスタースカッドの23名のうちの1人にも選ばれた[8]

決勝の日本戦でプレーするハサン

2019年11月29日のイエメン代表との試合ではディフェンダーながらにハットトリックを達成した。

2021年3月30日に行われたアイルランド代表との親善試合で代表戦100試合に出場した。

代表歴

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出場大会

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2010年 - ガルフカップ2010(グループリーグ敗退)
2013年 - ガルフカップ2013(グループリーグ敗退)
2014年 - ガルフカップ2014(優勝)
2014年 - 西アジアサッカー選手権2014 (優勝)
2015年 - AFCアジアカップ2015(グループリーグ敗退)
2017年 - ガルフカップ2017(グループリーグ敗退)
2018年 - アジア競技大会(グループリーグ敗退)
2019年 - AFCアジアカップ2019(優勝)
2019年 - コパ・アメリカ2019(グループリーグ敗退)
2019年 - ガルフカップ2019(ベスト4)
2021年 - 2021 CONCACAFゴールドカップ(ベスト4)
2021年 - 2021 FIFAアラブカップ(3位)
2022年 - 2022 FIFAワールドカップ (グループリーグ敗退)

試合数

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  • 国際Aマッチ 135試合 15得点(2010年-)[9]


カタール代表国際Aマッチ
出場得点
2010 1 0
2011 0 0
2012 0 0
2013 20 3
2014 15 2
2015 14 2
2016 9 1
2017 10 1
2018 8 0
2019 17 5
2020 4 0
2021 22 1
2022 13 0
2023 0 0
2024 2 0
通算 135 15

得点

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# 開催日 開催地 対戦国 スコア 結果 大会
1 2013年1月31日 カタールの旗 ドーハ
ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム
レバノンの旗 レバノン 1-0 1-0 親善試合
2 2013年3月7日 カタールの旗 ドーハ
サーニー・ビン・ジャーシム・スタジアム
エジプトの旗 エジプト 1-1 3-1 親善試合
3 2013年11月15日 カタールの旗 ドーハ
ハリーファ国際スタジアム
イエメンの旗 イエメン 2-1 4-1 AFCアジアカップ2015予選
4 2014年11月6日 カタールの旗 ドーハ
アブドゥッラー・ビン・ハリーファ・スタジアム
朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国 3-0 3-1 親善試合
5 2014年12月27日 カタールの旗 ドーハ
アブドゥッラー・ビン・ハリーファ・スタジアム
エストニアの旗 エストニア 2-0 3-0 親善試合
6 2015年3月30日 カタールの旗 ドーハ
ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム
スロベニアの旗 スロベニア 1-0 1-0 親善試合
7 2015年9月8日 香港の旗 モンコック
旺角大球場
香港の旗 香港 2-0 3-2 2018 FIFAワールドカップ・アジア3次予選
8 2016年5月29日 オーストラリアの旗 ハルトベルク
ハルトベルク・スタディオン
アルバニアの旗 アルバニア 1-0 1-3 親善試合
9 2017年6月6日 カタールの旗 ドーハ
ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム
朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国 1-0 2-2 親善試合
10 2019年1月13日 アラブ首長国連邦の旗 アル・アイン
シェイク・ハリーファ国際スタジアム
朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国 6-0 6-0 AFCアジアカップ2019
11 2019年9月5日 カタールの旗 ドーハ
ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム
アフガニスタン・イスラム共和国の旗 アフガニスタン 4-0 6-0 2022 FIFAワールドカップ・アジア2次予選
12 2019年11月29日 カタールの旗 ドーハ
ハリーファ国際スタジアム
イエメンの旗 イエメン 1-0 6-0 ガルフカップ2019
13 2-0
14 4-0
15 2021年9月4日 ハンガリーの旗 デブレツェン
ナジェルデイ・スタディオン英語版
ポルトガルの旗 ポルトガル 1-2 1-3 親善試合

タイトル

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アル・サッド

代表

AFCアジアカップ2019優勝を喜ぶハサン

個人

脚注

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外部リンク

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