アラムシャー
アラムシャー | |
---|---|
アーガー・ハーン4世の勝負服 | |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
生誕 | 2000年4月18日 |
父 | Key of Luck |
母 | Alaiyda |
母の父 | Shahrastani |
生国 | アイルランド |
生産者 | His Highness Aga Khan's Stud S.C |
馬主 | His Highness Aga Khan |
調教師 | John M.Oxx(アイルランド) |
競走成績 | |
生涯成績 | 9戦5勝 |
アラムシャー(Alamshar、2000年 - )とは、アイルランドの競走馬・種牡馬である。競走馬時代はジョニー・ムルタが主戦騎手を務めた。
競走馬時代
[編集]2002年、2歳時の9月にデビュー。デビュー戦で初勝利を挙げ、続くベレスフォードステークス(G3)も制し、重賞初勝利を挙げる。
2003年、この年初戦のバリサックスステークス(G3)では2着となるが、続くダービートライアルステークス(G2)を制し、重賞2勝目を挙げて挑んだダービーステークス(G1)では、2番人気に支持されたが3着だった。次走のアイルランドダービーでは、当年のフランスダービーを制し、当時無敗だったダラカニ(Dalakhani)らを相手に勝利し、G1初勝利を挙げた。続くキングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス(G1)も制した。しかし、その後のアイリッシュチャンピオンステークス(G1)とチャンピオンステークス(G1)では、いずれも1番人気に支持されるが勝利することができず、当年限りで現役引退となった。
競走成績
[編集]出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | 着差 | 1着(2着)馬 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2002.09.26 | リストエル | 未勝利 | 芝8f | 1着 | J.ムルタ | 2馬身 | (Russia) | |
2002.10.13 | カラ | ベレスフォードS | G3 | 芝8f | 1着 | J.ムルタ | アタマ | (Brian Boru) |
2003.04.13 | レパーズタウン | バリサックスS | G3 | 芝10f | 2着 | J.ムルタ | 1/2馬身 | Balestrini |
2003.05.11 | レパーズタウン | ダービートライアルS | G2 | 芝10f | 1着 | J.ムルタ | 1/2馬身 | (The Great Gatsby) |
2003.06.07 | エプソム | ダービーS | G1 | 芝12f10y | 3着 | J.ムルタ | 1馬身 | Kris Kin |
2003.06.29 | カラ | 愛ダービー | G1 | 芝12f | 1着 | J.ムルタ | 1/2馬身 | (Dalakhani) |
2003.07.26 | アスコット | KGVI&QEDS | G1 | 芝12f | 1着 | J.ムルタ | 3 1/2馬身 | (Sulamani) |
2003.09.06 | レパーズタウン | 愛チャンピオンS | G1 | 芝10f | 4着 | J.ムルタ | 2 1/2馬身 | High Chaparral |
2003.10.18 | ニューマーケット | チャンピオンS | G1 | 芝10f | 6着 | J.ムルタ | 6 3/4馬身 | Rakti |
種牡馬時代
[編集]2003年9月に日本中央競馬会に購入され、日本軽種馬協会に種牡馬として寄贈されることが決定。11月には日本に輸入された。
2004年、4歳となり、春から日本軽種馬協会静内種馬場で種牡馬生活を開始し、初年度は65頭に種付けを行った。
2005年、この年の種付け頭数がわずか4頭に落ち込み、アイルランドのナショナルスタッドに輸出された。
2007年、6月8日に大井競馬場でカミノミライが勝利し、この勝利が産駒の地方競馬・中央競馬通じての初勝利となった。9月にはバイタリティーがサンライズカップを制し、産駒が重賞初勝利を挙げた。同年10月6日に再び日本に輸入され、3年ぶりに日本軽種馬協会静内種馬場で繋養されることになった。
2008年種付けシーズン終了後に七戸種馬場へ移動することになった。
その後2013年から2016年まで九州種馬場で繋養されていた。
2017年からは再び静内種馬場で繋養される[1]も、その年限りで種牡馬を引退した。
主な産駒
[編集]- 2005年産
- ワンダームシャ(烏丸ステークス)
- バイタリティー(サンライズカップ)
- 2018年産
- ユキプロスパー(中京ペガスターカップ3着)
母の父としての主な産駒
[編集]- 2016年産
- ラインカリーナ(関東オークス)
- マイコート(サンライズカップ)
血統表
[編集]アラムシャーの血統ダンジグ系/Northern Dancer4×4=12.50% | (血統表の出典) | |||
父 Key of Luck 1991 鹿毛 |
父の父 Chief's Crown1982 鹿毛 |
Danzig | Northern Dancer | |
Pas de Nom | ||||
Six Crowns | Secretariat | |||
Chris Evert | ||||
父の母 Balbonella1984 黒鹿毛 |
*Gay Mecene | Vaguely Noble | ||
Gay Missile | ||||
Bamieres | Riverman | |||
Bergamasque | ||||
母 Alaiyda 1991 鹿毛 |
*Shahrastani 1983 栗毛 |
Nijinsky II | Northern Dancer | |
Flaming Page | ||||
Shademah | Thatch | |||
Shamim | ||||
母の母 Aliysa1986 鹿毛 |
Darshaan | Shirley Heights | ||
Delsy | ||||
Alannya | Relko | |||
Nucciolina F-No.9-c |
脚注
[編集]- ^ アラムシャーがJBBA静内種馬場に到着競走馬のふるさと案内所、2016年11月14日閲覧
外部リンク
[編集]- アラムシャー - 日本軽種馬協会
- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post
- アラムシャー(IRE) - 競走馬のふるさと案内所