モンタヴァル
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モンタヴァル | |
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欧字表記 | Montaval |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
生誕 | 1953年1月28日 |
死没 | 1965年 |
父 | Norseman |
母 | Ballynash |
母の父 | Nasrullah |
生国 | フランス |
馬主 | Ralph Strassburger |
調教師 | G.ブリグランド(フランス) |
競走成績 | |
生涯成績 | 21戦5勝 |
獲得賞金 |
3,221,950フラン 23,095ポンド |
モンタヴァル(Montaval)はフランス産の競走馬・種牡馬。
来歴
[編集]1953年にフランスで生まれる。現役時には1957年にキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスで優勝し、ほかに1956年のエプソムダービーでは2着に入っている。1961年に日本へ輸出され種牡馬として供用された。1965年に死亡したが、同年の3歳(旧表記)リーディングサイアーで1位となった。
種牡馬としては短期間の供用に終わったが、八大競走優勝馬2頭を輩出した。また、テスコガビー(母の父)・アイネスフウジン(二代母の父)・メジロドーベル(三代母の父)といったGI(級)競走優勝馬の母系にその名を残している。
主な産駒
[編集]- ナスノコトブキ(1963年産・NHK杯、菊花賞、朝日チャレンジカップ)
- 1966年度最優秀4歳牡馬
- ニホンピローエース(1963年産・阪神3歳ステークス、皐月賞、阪急杯)
- 1965年度最優秀3歳牡馬
- メジロボサツ(1963年産・朝日杯3歳ステークス、4歳牝馬特別、函館記念)
- 1965年度最優秀3歳牝馬
- モンタサン(1964年産・朝日杯3歳ステークス、セントライト記念、京王杯スプリングハンデキャップ)
- 1966年度最優秀3歳牡馬
- スズガーベラ(1965年産・優駿牝馬2着)
エピソード
[編集]- 詩人で競馬評論家でもあった寺山修司は、モンタヴァルとその産駒の不運な境遇に注目して『モンタヴァル一家の血の呪いについて』というエッセイを残している。彼の晩年に出版された『競馬放浪紀』のあとがきで「私の忘れがたかった馬ベストテン」として10頭の名を挙げているが、そのうち2頭はモンタヴァル産駒(メジロボサツ・モンタサン)であった。
- 司会者のみのもんたの芸名は、みのがファンだったモンタヴァル産駒のモンタサンから取った[1]。司会者の大橋巨泉もモンタサンの大ファンだった。
- 気性が悪い産駒が多く、競馬ゲーム『ダービースタリオン』でのモンタヴァルのサイアーエフェクト(インブリードで強調される能力)はやはり気性難である(ちなみに半弟のムーティエも同様に気性難のサイアーエフェクトを持つ設定となっている)。
血統表
[編集]モンタヴァルの血統(ブランドフォード系 / Blandford3×5=15.62%) | (血統表の出典) | |||
父 Norseman 1940 栗毛 |
父の父 Umidwar1931 鹿毛 |
Blandford | Swynford | |
Blanche | ||||
Uganda | Bridaine | |||
Hush | ||||
父の母 Tara1932 栗毛 |
Teddy | Ajax I | ||
Rondeau | ||||
Jean Gow | Neil Gow | |||
Jane Shire | ||||
母 Ballynash 1946 鹿毛 |
Nasrullah 1940 鹿毛 |
Nearco | Pharos | |
Nogara | ||||
Mumtaz Begum | Blenheim II | |||
Mumtaz Mahal | ||||
母の母 Ballywellbroke1933 黒鹿毛 |
Ballyferis | Apron | ||
Gilford | ||||
The Beggar | Le Souvenir | |||
Avonbeg F-No.9 |
フランス産でのちに日本で供用された種牡馬のムーティエは半弟、パントレセレブルの五代母であるPetite Saguenay(プティットサグネー)は半妹にあたる。