アンソニー・ゴース
クリーブランド・ガーディアンズ時代 (2022年5月7日) | |
基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | カリフォルニア州ベルフラワー |
生年月日 | 1990年8月10日(34歳) |
身長 体重 |
6' 0" =約182.9 cm 200 lb =約90.7 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 外野手→投手 |
プロ入り | 2008年 MLBドラフト2巡目 |
初出場 | 2012年7月17日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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国際大会 | |
代表チーム | アメリカ合衆国 |
五輪 | 2021年 |
プレミア12 | 2024年 |
この表について
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獲得メダル | ||
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男子 野球 | ||
アメリカ合衆国 | ||
オリンピック | ||
銀 | 2020 | 野球 |
アンソニー・ロバート・ゴース(英: Anthony Robert Gose, 1990年8月10日 - )は、 アメリカ合衆国ベルフラワー出身のプロ野球選手(投手、元外野手)。左投左打。MLBのクリーブランド・ガーディアンズ所属。
2021年開催の東京オリンピック 野球 銀メダリスト。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]高校時代は中堅手としてプレーする傍ら、投手として最速97mphを計測[1]。また、陸上の短距離走でも活躍していた。
プロ入りとフィリーズ傘下時代
[編集]2008年のMLBドラフト2巡目(全体51位)でフィラデルフィア・フィリーズから指名され、プロ入り[2]。
2009年には傘下のA級レイクウッド・ブルークロウズでマイナー最多の76盗塁を記録。オフにトロント・ブルージェイズからロイ・ハラデイとの交換要員の1人に指名されるが、この時はフィリーズ側が放出を拒否した[3]。
ブルージェイズ時代
[編集]2010年7月29日にロイ・オズワルトとのトレードで、J.A.ハップら2選手と共にヒューストン・アストロズへ移籍し、その直後にブレット・ウォレスとの若手同士の1対1のトレードが成立し、ブルージェイズへ移籍した[3]。
2012年7月17日のニューヨーク・ヤンキース戦でメジャーデビューを果たした。昇格後はコルビー・ラスムスとの兼ね合いから、主に両翼を守ったが、送球動作が拙く強肩が生かされていないという指摘を受けた[4]。
タイガース時代
[編集]2014年11月12日にデボン・トラビスとのトレードで、デトロイト・タイガースへ移籍した[5]。
タイガースでは、移籍1年目の2015年から中堅手のレギュラーに抜擢され、140試合に出場して規定打席に到達した。打率.254・5本塁打・26打点という成績を残したほか、アメリカンリーグ9位タイとなる8本の三塁打を放った。盗塁は23個記録したが、成功率は68%だった。
2016年はキャリア最少の30試合出場に留まった。打撃も低調であり、打率.209は自己ワースト・2本塁打・7打点という成績だった。
2017年1月18日にDFAとなると[6][7]、これを機に外野手から投手への転向を決意。球団もこれを了承し、シーズン開幕後も投手としての基礎を学ぶためのキャンプを続けた。5月23日にA級レイクランド・フライングタイガースに配属されると、同日の試合でプロ初登板を果たし、プロ初球で99mph(約159km/h)を計測した[8]。オフの11月6日にFAとなった[6]。
レンジャーズ傘下時代
[編集]2017年12月4日にテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結んだ[6]。その後、12月14日に行われたルール・ファイブ・ドラフトでアストロズから指名され、移籍した[9]。
2018年3月9日にルール・ファイブ・ドラフトの規定に基づき、レンジャーズへ返却された[10]。この年は傘下のA+級ダウンイースト・ウッドダックスとAA級フリスコ・ラフライダーズでプレーし、2球団合計で28試合に登板して2勝0敗1セーブ、防御率5.19、24奪三振を記録した。レギュラーシーズン終了後の10月5日にFAとなった[6]。
インディアンス/ガーディアンズ時代
[編集]2018年12月8日にクリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結んだ[11]。
2019年は傘下のA+級リンチバーグ・ヒルキャッツとAA級アクロン・ラバーダックスでプレーし、2球団合計で32試合に登板して1勝4敗4セーブ、防御率2.48、35奪三振を記録した。
2021年5月23日に東京オリンピック野球アメリカ大陸予選のアメリカ合衆国代表メンバーに選出され[12]、7月2日には東京オリンピックのアメリカ代表のメンバーに選ばれた[13]。オリンピックでは左の中継ぎとして4試合に登板し、銀メダルを獲得した。個人でも左投手部門で大会ベストナインに選出された[14]。9月20日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、同日のカンザスシティ・ロイヤルズとのダブルヘッダー第2試合で投手としてメジャー初登板を果たした[15]。
2024年10月2日にFAとなる。
投球スタイル
[編集]球種 | 割合 | 平均球速 | 最高球速 | ||
% | mph | km/h | mph | km/h | |
フォーシーム | 73 | 99.3 | 159.8 | 100.8 | 162.2 |
スライダー | 27 | 84.7 | 136.3 | 86.3 | 138.9 |
平均99.3mph(約159.8km/h)、最速100.8mph(約162.2km/h)のフォーシームとスライダーのみで投球を組み立てる。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | TOR | 56 | 189 | 166 | 25 | 37 | 7 | 3 | 1 | 53 | 11 | 15 | 3 | 4 | 0 | 17 | 0 | 2 | 59 | 1 | .223 | .303 | .319 | .622 |
2013 | 52 | 153 | 147 | 15 | 38 | 6 | 5 | 2 | 60 | 12 | 4 | 3 | 1 | 0 | 5 | 0 | 0 | 37 | 5 | .259 | .283 | .408 | .691 | |
2014 | 94 | 274 | 239 | 31 | 54 | 8 | 1 | 2 | 70 | 13 | 15 | 5 | 4 | 1 | 25 | 0 | 5 | 74 | 9 | .226 | .311 | .367 | .688 | |
2015 | DET | 140 | 535 | 485 | 73 | 123 | 24 | 8 | 5 | 178 | 26 | 23 | 11 | 2 | 0 | 45 | 0 | 3 | 145 | 11 | .254 | .321 | .367 | .688 |
2016 | 30 | 101 | 91 | 11 | 19 | 2 | 2 | 2 | 31 | 7 | 0 | 1 | 0 | 0 | 9 | 0 | 1 | 38 | 1 | .209 | .287 | .341 | .628 | |
MLB:5年 | 372 | 1252 | 1128 | 155 | 271 | 47 | 19 | 12 | 392 | 69 | 57 | 23 | 11 | 1 | 101 | 0 | 11 | 353 | 27 | .240 | .309 | .348 | .656 |
- 2022年度シーズン終了時
年度別投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2021 | CLE | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 24 | 6.2 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 9 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1.35 | 0.60 |
2022 | 22 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 92 | 21.0 | 15 | 4 | 14 | 1 | 1 | 28 | 2 | 0 | 13 | 11 | 4.71 | 1.38 | |
MLB:2年 | 28 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 116 | 27.2 | 17 | 4 | 16 | 1 | 1 | 37 | 2 | 0 | 14 | 12 | 3.90 | 1.19 |
- 2022年度シーズン終了時
表彰
[編集]- 国際大会
- オリンピックの野球競技・ベストナイン:1回(左投手:2021年)
代表歴
[編集]背番号
[編集]- 43(2012年)
- 8(2013年 - 2014年)
- 12(2015年 - 2016年)
- 26(2021年 - )
脚注
[編集]- ^ Gose isn’t raw, he’s ‘medium rare
- ^ Mike Scarr (2008年6月20日). “Phils ink third pick Gose” (英語). MLB.com. 2017年1月19日閲覧。
- ^ a b Jordan Bastian (2010年7月29日). “Blue Jays land prospect Gose from Astros” (英語). MLB.com. 2017年1月19日閲覧。
- ^ “Crow hop slows down Gose's throwing ability” (英語). MLB.com (2012年9月16日). 2017年1月19日閲覧。
- ^ “Tigers acquire hopeful starting center fielder Gose for Travis” (英語). MLB.com (2012年9月16日). 2017年1月19日閲覧。
- ^ a b c d MLB公式プロフィール参照。2020年3月7日閲覧。
- ^ Jason Beck (2017年1月18日). “Tigers add Mahtook to CF mix in deal with Rays” (英語). MLB.com. 2017年1月19日閲覧。
- ^ “投手転向からわずか2か月…元メジャー外野手が“デビュー戦”初球で159キロ”. Full-Count. (2017年5月24日) 2017年5月28日閲覧。
- ^ Brian McTaggart (2017年12月14日). “Astros add Gose as pitcher via Rule 5 Draft” (英語). MLB.com 2017年12月25日閲覧。
- ^ Steve Adams (2018年3月9日). “Astros Return Rule 5 Pick Anthony Gose To Rangers” (英語). MLB Trade Rumors. 2018年3月10日閲覧。
- ^ TC Zencka, Connor Byrne (2018年12月8日). “Minor MLB Transactions: 12/8/18” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年3月7日閲覧。
- ^ “東京五輪予選 野球米国代表候補に元広島&楽天ジョンソン、元オリックス・ディクソンら”. デイリースポーツ (2021年5月24日). 2021年9月21日閲覧。
- ^ “NPBから3選手! 東京オリンピックのアメリカ代表が発表”. BASEBALL KING. (2021年7月3日) 2021年9月21日閲覧。
- ^ “東京五輪野球のMVPは山田哲人、ベストナインに日本勢3人 WBSC発表”. 西日本スポーツ. (2021年8月7日) 2021年9月21日閲覧。
- ^ “東京五輪銀メダリストたちがそろってメジャー昇格 剛速球でゲレロ、ペレス斬りも”. 日刊スポーツ. (2021年9月21日) 2021年9月21日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Anthony Gose stats MiLB.com