トリストン・カサス
ボストン・レッドソックス #36 | |
---|---|
2021年6月25日 | |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | フロリダ州ペンブロークパインズ |
生年月日 | 2000年1月15日(24歳) |
身長 体重 |
6' 4" =約193 cm 238 lb =約108 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 一塁手、三塁手 |
プロ入り | 2018年 MLBドラフト1巡目 |
初出場 | 2022年9月4日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
国際大会 | |
代表チーム | アメリカ合衆国 |
五輪 | 2021年 |
この表について
|
獲得メダル | ||
---|---|---|
アメリカ合衆国 | ||
男子野球 | ||
オリンピック | ||
銀 | 2020 | 野球 |
WBSC U-18ワールドカップ | ||
金 | 2017 |
トリストン・カサス(Triston Casas, 2000年1月15日 - )は、 アメリカ合衆国フロリダ州ペンブロークパインズ出身のプロ野球選手(一塁手、三塁手)。右投左打。MLBのボストン・レッドソックス所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]2017年に行われた2017 WBSC U-18ワールドカップでは3本塁打、13打点を記録し、大会MVPを獲得した[1]。
プロ入りとレッドソックス時代
[編集]2018年のMLBドラフト1巡目(全体26位)でボストン・レッドソックスから指名され[2]、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・レッドソックスでプロデビューし、2試合に出場した。
2019年はA級グリーンビル・ドライブとA+級セイラム・レッドソックスでプレーし、2球団合計で120試合に出場して打率.256、20本塁打、81打点、3盗塁を記録した。
2021年5月23日に東京オリンピック野球アメリカ大陸予選のアメリカ合衆国代表メンバーに選出され[3]、7月2日には東京オリンピックのアメリカ代表のメンバーに選ばれた[4]。オリンピック本大会ではノックアウトステージの日本戦で青柳晃洋から3点本塁打を放つなど3本塁打、大会トップとなる8打点を記録し、アメリカ代表の銀メダル獲得に貢献した。個人でも大会ベストナインに選ばれた[5]。
2022年9月4日にボストン・レッドソックスとメジャー契約を結び[6]、同日メジャーデビューを果たした。
2023年7月は21試合に出場し、打率.349、7本塁打を記録するなど活躍[7]。この成績が評価され、8月2日に自身初となるルーキー・オブ・ザ・マンスを受賞した[7]。
選手としての特徴
[編集]パワーのポテンシャルは最上級であると言われる。高校時代は三塁手と投手を兼任しているなど肩も強い[8]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2022 | BOS | 27 | 95 | 76 | 11 | 15 | 1 | 0 | 5 | 31 | 12 | 1 | 0 | 0 | 0 | 19 | 0 | 0 | 23 | 4 | .197 | .358 | .408 | .766 |
2023 | 132 | 502 | 429 | 66 | 113 | 21 | 2 | 24 | 210 | 65 | 0 | 0 | 0 | 2 | 70 | 2 | 1 | 126 | 7 | .263 | .367 | .490 | .857 | |
2024 | 63 | 243 | 212 | 28 | 51 | 8 | 0 | 13 | 98 | 32 | 0 | 1 | 0 | 0 | 30 | 4 | 1 | 77 | 6 | .241 | .337 | .462 | .799 | |
MLB:3年 | 222 | 840 | 717 | 105 | 179 | 30 | 2 | 42 | 339 | 109 | 1 | 1 | 0 | 2 | 119 | 6 | 2 | 226 | 17 | .250 | .357 | .473 | .830 |
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
一塁(1B) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2022 | BOS | 27 | 176 | 8 | 1 | 17 | .995 |
2023 | 125 | 858 | 95 | 5 | 89 | .995 | |
2024 | 61 | 450 | 50 | 5 | 36 | .990 | |
MLB | 213 | 1484 | 153 | 11 | 142 | .993 |
- 2024年度シーズン終了時
表彰
[編集]- 国際大会
- WBSC U-18ワールドカップ・MVP:1回 (2017年)
- オリンピックの野球競技・ベストナイン:1回 (一塁手:2021年)
- MLB
- ルーキー・オブ・ザ・マンス:1回(2023年7月)
背番号
[編集]- 36(2022年 - )
代表歴
[編集]- 2017 WBSC U-18ワールドカップ アメリカ合衆国代表
- 2020年オリンピック野球アメリカ合衆国代表
脚注
[編集]- ^ “アメリカの4番のカサスは清宮と同世代。17年U-18ワールドカップではMVPを獲得”. 高校野球ドットコム (2021年8月2日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ Ian Browne (2018年6月4日). “Sox draft HS slugger Casas, add OF Decker” (英語). MLB.com. 2020年12月19日閲覧。
- ^ “東京五輪予選 野球米国代表候補に元広島&楽天ジョンソン、元オリックス・ディクソンら”. デイリースポーツ (2021年5月24日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ “NPBから3選手! 東京オリンピックのアメリカ代表が発表”. BASEBALL KING. (2021年7月3日) 2021年9月5日閲覧。
- ^ “数年後の大谷のライバル?東京五輪米国代表の主砲”. 日刊スポーツ. (2021年8月12日) 2021年9月5日閲覧。
- ^ Ian Browne (2022年9月4日). “Casas' debut: Sun on his body, great 'D,' first hit” (英語). MLB.com. 2022年9月10日閲覧。
- ^ a b Shanthi Sepe-Chepuru (August 2, 2023). “Monthly award winners for July announced” (英語). MLB.com. August 3, 2023閲覧。
- ^ 「2020 プロスペクト・ランキングTOP100」『隔月刊スラッガー』2020年5月号 日本スポーツ企画出版社 32頁
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Triston Casas stats MiLB.com
- Triston Casas (@mvptc37) - X(旧Twitter)
- Triston Casas (@tristoncasas) - Instagram