コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

アレク・ボーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アレク・ボーム
Alec Bohm
フィラデルフィア・フィリーズ #28
2020年7月15日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ネブラスカ州オマハ
生年月日 (1996-08-03) 1996年8月3日(28歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
225 lb =約102.1 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 三塁手一塁手
プロ入り 2018年 MLBドラフト1巡目
初出場 2020年8月13日
年俸 $715,000(2022年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
プレミア12 2019年

アレク・ダニエル・ボームAlec Daniel Bohm, 1996年8月3日 - )は、 アメリカ合衆国ネブラスカ州オマハ出身のプロ野球選手三塁手一塁手)。右投右打。MLBフィラデルフィア・フィリーズ所属。

経歴

[編集]

プロ入り前

[編集]

パーフェクトゲーム野球スカウトサービスによって、ネブラスカ州1位の野球選手として評価されたにもかかわらず、2015年MLBドラフトで指名されなかった[2]。大学生活もネブラスカ州で送ることを望んでいたが、ネブラスカ大学リンカーン校から奨学金は降りず、代わりにウィチタ州立大学を選択した[3]

プロ入りとフィリーズ時代

[編集]

2018年MLBドラフト1巡目(全体3位)でフィラデルフィア・フィリーズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・フィリーズでプロデビュー。A-級ウィリアムズポート・クロスカッターズ英語版でもプレーし、2球団合計で40試合に出場して打率.252、17打点、3盗塁を記録した。

A+級クリアウォーター時代
(2019年4月30日)

2019年はA級レイクウッド・ブルークロウズ、A+級クリアウォーター・スレッシャーズ、AA級レディング・ファイティン・フィルズでプレーし、3球団合計で125試合に出場して打率.305、21本塁打、80打点、6盗塁を記録した。7月にはオールスター・フューチャーズゲームナショナルリーグ選抜に選出された[4]。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、スコッツデール・スコーピオンズに所属した。さらに11月に開催の第2回WBSCプレミア12アメリカ合衆国代表に選出された[5]。 プレミヤ12では、三塁手として8試合出場し、30打席、1本塁打を含む7安打だった。侍ジャパン戦では5打数2安打1打点の活躍を見せ、勝利に貢献した。

2020年8月13日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、同日のボルチモア・オリオールズ戦にて「6番・三塁手」で先発出場してメジャーデビュー(この試合では4打数1安打)[6]。44試合の出場で、打率.338、4本塁打、23打点を記録した。

2022年4月11日のニューヨーク・メッツ戦で、3度の送球ミスをした後、ディディ・グレゴリウスに対し、「この場所が大嫌いだ」と発言した姿が撮影された。試合後に発言について謝罪し、自身のプレーに対する苛立ちに起因するものだったと述べた[7]。この件に関して、10月8日にフィリーズがセントルイス・カージナルスに勝利して地区シリーズ進出を決めた試合で、MLBネットワークの記者に「この場所が大好きだ」と語った[8]。また、この年のワールドシリーズの第3戦で、ヒューストン・アストロズランス・マッカラーズ・ジュニアからワールドシリーズ史上1000本目のホームランを放った[9]

2024年7月3日に初めてオールスターゲーム三塁手として選ばれた [10]ホームランダービーにも参加し、準決勝まで進むもテオスカー・ヘルナンデスに敗れた。

選手としての特徴

[編集]

パワーと選球眼を兼ね備えるスター候補生である[11]

詳細情報

[編集]

年度別打撃成績

[編集]
















































O
P
S
2020 PHI 44 180 160 24 54 11 0 4 77 23 1 1 0 2 16 0 2 36 4 .338 .400 .481 .881
2021 115 417 380 46 94 15 0 7 130 47 4 0 0 4 31 0 2 111 12 .247 .305 .342 .647
2022 152 631 586 79 164 24 3 13 233 72 2 3 0 10 31 1 4 110 18 .280 .315 .398 .713
2023 145 611 558 74 153 31 0 20 244 97 4 1 0 6 42 1 5 94 23 .274 .327 .437 .764
2024 143 606 554 62 155 44 2 15 248 97 5 2 0 6 40 2 6 86 18 .280 .332 .448 .779
MLB:5年 599 2445 2238 285 620 125 5 59 932 336 16 7 0 28 160 4 19 437 75 .277 .327 .416 .743
  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績

[編集]


一塁(1B) 三塁(3B)
























2020 PHI 7 55 4 0 6 1.000 38 26 64 4 6 .957
2021 7 24 2 1 2 .963 103 67 154 15 17 .936
2022 10 54 1 0 1 1.000 135 92 241 13 22 .962
2023 80 441 40 5 41 .990 90 43 132 4 9 .978
2024 15 96 10 1 5 .991 128 84 253 14 15 .960
MLB 119 670 57 7 55 .990 494 312 844 50 69 .959
  • 2024年度シーズン終了時

記録

[編集]
MiLB

背番号

[編集]
  • 28(2020年 - )

代表歴

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ Alec Bohm Contract Details, Salaries, & Earnings” (English). Spotrac. 2022年10月24日閲覧。
  2. ^ writer, Mike Patterson / World-Herald staff (2015年7月13日). “Bohm reps Roncalli in Triple-A derby, hopes bigger crowds await” (英語). Omaha World-Herald. 2024年10月6日閲覧。
  3. ^ Breen, Matt (2020年11月9日). “Like Richie Ashburn, Alec Bohm came from Nebraska to be a star Phillies rookie” (英語). https://www.inquirer.com. 2024年10月6日閲覧。
  4. ^ 2019 MLB All-Star Futures Game rosters” (英語). ESPN (2019年7月3日). 2020年3月20日閲覧。
  5. ^ USA Baseball Names Premier12 Roster
  6. ^ Todd Zolecki (2020年8月13日). “Phils' top prospect Bohm doubles in debut” (英語). MLB.com. 2020年8月14日閲覧。
  7. ^ Phils 3B apologizes for choice words after errors” (英語). ESPN.com (2022年4月12日). 2024年10月6日閲覧。
  8. ^ More like 'I love it here'? Inside Alec Bohm's rehabbed rep in Philly” (英語). ESPN.com (2022年10月14日). 2024年10月6日閲覧。
  9. ^ Bohm hits 1,000th HR in World Series history, Phils launch 5” (英語). AP News (2022年11月2日). 2024年10月6日閲覧。
  10. ^ Dougherty, Tom (2024年7月3日). “Alec Bohm becomes first Philadelphia Phillies third baseman to start MLB All-Star Game in over 20 years - CBS Philadelphia” (英語). www.cbsnews.com. 2024年10月6日閲覧。
  11. ^ 「フィラデルフィア・フィリーズ」『2020MLB選手名鑑全30球団コンプリートガイド』 日本スポーツ企画出版社 84頁

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]