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ジョー・アデル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジョー・アデル
Jo Adell
ロサンゼルス・エンゼルス #7
2021年8月27日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ケンタッキー州ルイビル
生年月日 (1999-04-08) 1999年4月8日(25歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2017年 MLBドラフト1巡目(全体10位)
初出場 2020年8月4日
年俸 $720,000(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
プレミア12 2019年

ジョーダン・スコット・アデルJordon Scott Adell, 英語発音: /ˈd͡ʒɔ˞dən skɑt əˈdɛl/[2]; 1999年4月8日 - )は、アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビル出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。MLBロサンゼルス・エンゼルス所属。

経歴

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2017年MLBドラフト1巡目(全体10位)でロサンゼルス・エンゼルスから指名され、プロ入り[3][4][5][6]

2018年はA級バーリントン・ビーズ英語版とA+級インランド・エンパイア・シックスティシクサーズ英語版でプレーし[7]オールスター・フューチャーズゲームにアメリカ合衆国選抜として出場した[8]

2019年

2019年はA+級インランド・エンパイア、AA級モービル・ベイベアーズ、AAA級ソルトレイク・ビーズでプレーし、3球団合計で76試合に出場して打率.289、10本塁打、36打点、7盗塁を記録した。また、7月にはオールスター・フューチャーズゲームアメリカンリーグ選抜に選出された[9]。オフには11月に開催の第2回WBSCプレミア12アメリカ合衆国代表に選出された[10]

2020年8月4日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、同日のシアトル・マリナーズ戦に「7番・右翼手」で先発出場してメジャーデビューを果たし、初回の第一打席でジャスティン・ダンからメジャー初安打となる内野安打を記録した。また、29日のシアトル・マリナーズ戦で2回にジャスティス・シェフィールドからメジャー初本塁打を記録した。この年は打率.161、3本塁打と成績が低迷し、守備でも未熟なプレーが散見された[11]

2021年は傘下AAA級ソルトレイク・ビーズで開幕を迎え、8月2日にメジャー再昇格を果たした。怪我で離脱したジャスティン・アップトンに代わり主に左翼手を務め、打率.246、4本塁打、26打点を記録した。

2022年は開幕40人枠入りし、開幕前にDFAとなったジャスティン・アプトンに代わり主に左翼手を務めることになった[12]。しかし守備に課題があることや、同じ外野手であるテイラー・ウォードブランドン・マーシュの成長が著しく、彼らを先発出場させるとアデルの出場機会が限られることから、守備力の向上と出場機会の確保を図るため、5月3日に傘下AAA級ソルトレイク・ビーズに降格した[13]。その後はメジャーへの昇格とマイナーへの降格を繰り返していたが、ブランドン・マーシュフィラデルフィア・フィリーズにトレードされた夏以降は再びメジャーに定着し、この年新加入のミッキー・モニアックとともに左翼手として出場を続けた。

エピソード

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2021年8月25日の対ボルチモア・オリオールズ戦(オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ)では、ファンサービスで左翼席にボールを投げ込むも、そのボールがオリオールズファンの子どもが持っていた飲み物に直撃し、こぼれてしまう。すると、アデルは次の回の攻守交代時に、自らのサインバットを持って守備位置まで走って行き、飲み物がこぼれた子どもにそのバットをプレゼントした。更にその子どもから写真撮影を求められて一緒に写真に納まった。アデルの紳士的な振る舞いに感激したその子どもは、自身のTwitterで「ジョー・アデル選手、バットをありがとう!新しいお気に入り選手」とつぶやいた[14]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2020 LAA 38 132 124 9 20 4 0 3 33 7 0 1 0 0 7 0 1 55 3 .161 .212 .266 .478
2021 35 140 130 17 32 5 2 4 53 26 2 1 1 0 8 0 1 32 3 .246 .295 .408 .703
2022 88 285 268 22 60 12 2 8 53 27 4 2 0 1 11 0 2 107 3 .224 .264 .373 .637
2023 17 62 58 7 12 3 1 3 26 6 1 0 0 0 4 0 0 25 1 .207 .258 .448 .706
2024 130 451 405 54 84 15 2 20 163 62 15 10 0 3 35 1 7 126 9 .207 .280 .402 .682
MLB:5年 308 1070 985 109 208 39 7 38 375 128 22 14 1 4 65 1 13 345 22 .211 .268 .381 .649
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

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左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF)




































2020 LAA - 4 11 0 1 0 .917 34 61 2 2 0 .969
2021 25 45 0 0 0 1.000 - 19 37 2 0 1 1.000
2022 69 99 4 4 0 .963 - 15 40 1 1 1 .976
2023 2 6 0 0 0 1.000 7 20 0 0 0 1.000 9 14 0 0 0 1.000
2024 - 4 6 0 0 0 1.000 119 228 3 4 0 .983
MLB 96 150 4 4 0 .975 15 37 0 1 0 .974 196 380 8 7 2 .982
  • 2024年度シーズン終了時

記録

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MiLB

背番号

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  • 59(2020年)
  • 7(2021年 - )

代表歴

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脚注

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  1. ^ Jo Adell Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年7月11日閲覧。
  2. ^ 英語のIPA発音記号変換(アメリカ英語)”. tophonetics.com. 2019年11月17日閲覧。
  3. ^ MLB.com 2017 Prospect Watch”. Major League Baseball. 2018年8月3日閲覧。[リンク切れ]
  4. ^ Tournament of Stars Day One: Adell Stands Out”. BaseballAmerica.com (2016年6月22日). 2018年8月3日閲覧。[リンク切れ]
  5. ^ Ballard’s Adell closing in on major decision”. WLKY Channel 32 (2016年9月4日). 2018年8月3日閲覧。
  6. ^ Angels draft Jordon Adell in first round”. Los Angeles Angels. 2018年8月3日閲覧。[リンク切れ]
  7. ^ Angels' Jo Adell: Headed to High-A CBSSports.com 2018年5月22日
  8. ^ Former Ballard High star Jo Adell named to MLB's Futures Game roster”. Courier-Journal (2018年6月6日). 2018年8月3日閲覧。
  9. ^ 2019 MLB All-Star Futures Game rosters” (英語). ESPN. USA Baseball (2019年7月3日). 2020年8月5日閲覧。
  10. ^ USA Baseball Names Premier12 Roster USA Baseball 2019年10月10日
  11. ^ 3アウトチェンジのはずが…エ軍アデルが痛恨の珍プレー 右飛を弾いて“本塁打”プレゼント」『Full-Count』2020年8月10日。2023年8月2日閲覧
  12. ^ Angels’ Mike Trout embraces a new workout regimen he hopes will keep him in lineup Orange County Register 2022年4月7日
  13. ^ エンゼルス、アデルのマイナー降格を発表 「もう少し安定して試合に出られる状況を」マドン監督 日刊スポーツ 2022年5月4日
  14. ^ 大谷翔平の同僚が取った紳士的な行動に敵地オリオールズファンが歓喜」『スポーツ報知』2021年8月26日。2021年8月26日閲覧

関連項目

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外部リンク

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