コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ルイス・レンヒフォ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ルイス・レンヒフォ
Luis Rengifo
ロサンゼルス・エンゼルス #2
ロサンゼルス・エンゼルス時代
(2019年8月4日)
基本情報
国籍 ベネズエラの旗 ベネズエラ
出身地 カラボボ州ナグアナグア英語版
生年月日 (1997-02-26) 1997年2月26日(27歳)
身長
体重
5' 10" =約177.8 cm
195 lb =約88.5 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 二塁手三塁手遊撃手外野手
プロ入り 2014年 アマチュアFA
初出場 2019年4月25日
年俸 $2,300,000(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム  ベネズエラ
WBC 2023年

ルイス・ホセ・レンヒフォLuis Jose Rengifo1997年2月26日 - )は、 ベネズエラカラボボ州ナグアナグア英語版出身のプロ野球選手内野手外野手)。右投両打。MLBロサンゼルス・エンゼルス所属。

メディアによっては「レンヒーフォ」と表記されることもある。

経歴

[編集]

プロ入りとマリナーズ傘下時代

[編集]

2014年3月にアマチュア・フリーエージェントでシアトル・マリナーズと契約してプロ入り。契約後、傘下のルーキー級ベネズエラン・サマーリーグ・マリナーズでプロデビュー。64試合に出場して打率.198、1本塁打、20打点、11盗塁を記録した。

2015年はルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・マリナーズでプレーし、60試合に出場して打率.336、2本塁打、35打点、19盗塁を記録した。

2016年はルーキー級アリゾナリーグ・マリナーズでプレーし、34試合に出場して打率.239、1本塁打、9打点、22盗塁を記録した。

2017年はA級クリントン・ランバーキングス英語版でプレーした。

レイズ傘下時代

[編集]

2017年8月6日にライアン・ガートンマイク・マージャマとのトレードで、アンソニー・ミセビッチ及び後日発表選手[注 1]と共にタンパベイ・レイズへ移籍した[3]。移籍後は傘下のA級ボーリンググリーン・ホットロッズ英語版でプレーし、移籍前を含めた2球団合計で125試合に出場して打率.250、12本塁打、52打点、34盗塁を記録した。

エンゼルス時代

[編集]

2018年3月20日、2月17日に発表されたC.J.クロンとのトレード[4]の後日発表選手としてロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した[5]。この年は傘下のA+級インランド・エンパイア・シックスティシクサーズ英語版、AA級モービル・ベイベアーズ、AAA級ソルトレイク・ビーズでプレーし、3球団合計で127試合に出場して打率.299、7本塁打、64打点、41盗塁を記録した。オフの11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[6]

2019年は開幕をAAA級ソルトレイク・ビーズで迎え、4月25日にメジャー初昇格を果たした[7]。同日のニューヨーク・ヤンキース戦にて「9番・二塁手」で先発出場してメジャーデビュー(この試合では4打数1安打)[8]。この年メジャーでは108試合に出場して打率.238、7本塁打、33打点、2盗塁を記録した。オフにジョク・ピーダーソンとのトレードが決まりかけたが破談となった。

2020年は33試合に出場して打率.156、1本塁打、3打点、3盗塁を記録した。

2021年は開幕をAAA級ソルトレイク・ビーズで迎え、6月17日にメジャー昇格を果たす。メジャーでは成績が振るわず、8月1日にマイナー降格となったが、9月1日に再昇格を果たした。

2022年は40人枠内の選手としてスプリングトレーニングに参加し、3月30日に傘下AAA級のソルトレイク・ビーズに配属されてマイナーで開幕を迎えたが、5月8日に内野手のデビッド・フレッチャーが故障者リスト入りしたことに伴ってメジャー昇格を果たす。昇格直後は複数のポジションを守れるユーティリティ性を活かし、故障者が発生してポジションが空いた二塁手三塁手としてプラトーン起用されたり守備固めとして途中出場したりすることが多かったが、成績が安定した中盤以降はスタメンの座を勝ち取り安定的に出場し、キャリア初の規定打席数に到達した。最終的にこの年は127試合に出場して17本塁打、OPS.723を記録するキャリアイヤーとなり、シーズン後にはユーティリティ選手部門でゴールドグラブ賞及びシルバースラッガー賞のファイナリストにも選ばれた。

2023年の9月5日に期間中で打率.440、3本塁打、7打点、1盗塁、OPS1.207の好成績をマークし、レギュラーシーズン23週目の週間MVPを獲得した[9]。しかし、9月7日にネクストバッターズサークルにいるときに上腕二頭筋腱を断裂し、故障者リスト入りし、残りのシーズンを欠場した[10]。最終的にこの年は126試合に出場して打率.264、16本塁打、OPS.783を記録した。

選手としての特徴

[編集]

内外野を守ることができるユーティリティー・プレイヤー2022年にはユーティリティ選手部門でシルバースラッガー賞のファイナリストにも選ばれたことがあり、2023年には捕手一塁手投手以外のポジションで出場している。

詳細情報

[編集]

年度別打撃成績

[編集]
















































O
P
S
2019 LAA 108 406 357 44 85 18 3 7 130 33 2 5 1 3 40 0 5 93 6 .238 .321 .364 .685
2020 33 106 90 12 14 1 0 1 18 3 3 1 2 0 14 0 0 26 2 .156 .269 .200 .469
2021 54 190 174 22 35 1 0 6 54 18 1 0 3 2 9 0 2 38 3 .201 .246 .310 .556
2022 127 511 489 45 129 22 4 17 210 52 6 2 1 0 17 0 4 79 11 .264 .294 .429 .724
2023 126 445 394 55 104 15 4 16 175 51 6 4 0 4 41 0 6 82 3 .264 .339 .444 .783
MLB:5年 448 1658 1504 178 367 57 11 47 587 157 18 12 7 9 121 0 17 318 25 .244 .306 .390 .696
  • 2023年度シーズン終了時

WBCでの打撃成績

[編集]
















































2023 ベネズエラ 3 6 6 2 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 .167 .167 .167

年度別守備成績

[編集]
内野守備


二塁(2B) 三塁(3B) 遊撃(SS)




































2019 LAA 104 165 218 9 58 .977 - 12 17 28 3 2 .938
2020 32 40 62 2 11 .981 1 2 1 0 1 1.000 1 0 1 1 0 .500
2021 4 7 9 1 2 .941 12 2 22 5 4 .828 26 30 74 2 16 .981
2022 99 139 210 8 66 .978 39 26 54 5 7 .941 19 11 21 2 3 .941
2023 65 97 108 3 32 .986 23 11 35 2 6 .958 37 26 43 6 8 .920
MLB 304 448 607 23 169 .979 75 41 112 12 18 .927 95 84 167 14 29 .947
外野守備


左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF)




































2021 LAA 1 0 0 0 0 ---- - 14 24 0 1 0 .960
2022 1 0 0 0 0 ---- - 5 2 0 0 0 1.000
2023 6 12 0 1 0 .923 4 8 0 0 0 1.000 11 19 1 0 0 1.000
MLB 8 12 0 1 0 .923 4 8 0 0 0 1.000 30 45 1 1 0 .979
  • 2023年度シーズン終了時

背番号

[編集]
  • 4(2019年 - 2020年)
  • 2(2021年 - )

代表歴

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 2017年10月21日にオスミー・グレゴリオと発表されている[2]

出典

[編集]
  1. ^ Luis Rengifo Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年4月28日閲覧。
  2. ^ Kyle Downing (2017年10月21日). “Mariners Send Osmy Gregorio To Rays To Complete Ryan Garton Trade” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年8月31日閲覧。
  3. ^ Greg Johns (2017年8月6日). “Seattle gets reliever Garton in 5-player deal” (英語). MLB.com. 2019年8月31日閲覧。
  4. ^ Bill Chastain (2018年2月17日). “Rays get Cron from Halos; Odorizzi to Twins” (英語). MLB.com. 2018年8月31日閲覧。
  5. ^ David Adler (2018年3月20日). “Angels add Rengifo to complete Cron trade” (英語). MLB.com. 2019年8月31日閲覧。
  6. ^ Angels' Luis Rengifo: Shifts to 40-man roster” (英語). CBS Sports (2018年11月20日). 2019年8月31日閲覧。
  7. ^ Steve Adams (2019年4月25日). “Angels Place Zack Cozart On IL, Promote Luis Rengifo” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年8月31日閲覧。
  8. ^ New York Yankees at Los Angeles Angels Box Score, April 25, 2019” (英語). Baseball-Reference.com. 2019年8月31日閲覧。
  9. ^ mlb.jp (2023年9月6日). “エンゼルス・レンヒーフォが週間MVPに選出 ナはトレイ・ターナー”. SPOTV NEWS. 2024年6月29日閲覧。
  10. ^ 日刊スポーツ. “エンゼルスにまた負傷離脱…レンヒーフォが左上腕二頭筋の断裂で今季絶望 - MLB : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2024年6月29日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]