アンドレス・マチャド
オリックス・バファローズ #42 | |
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2024年3月30日 京セラドーム大阪 | |
基本情報 | |
国籍 | ベネズエラ |
出身地 | カラボボ州 |
生年月日 | 1993年4月22日(31歳) |
身長 体重 |
6' 0" =約182.9 cm 235 lb =約106.6 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2010年 アマチュアFA |
初出場 |
MLB / 2017年9月2日 NPB / 2024年3月30日 |
年俸 | 1億3500万円+出来高(2024年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
国際大会 | |
代表チーム | ベネズエラ |
WBC | 2023年 |
この表について
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アンドレス・エドゥアルド・マチャド(Andrés Eduardo Machado、1993年4月22日 - )は、ベネズエラ・カラボボ州出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。オリックス・バファローズ所属。
経歴
[編集]プロ入りとロイヤルズ時代
[編集]2010年11月20日にアマチュアFAでカンザスシティ・ロイヤルズと契約してプロ入り。
2011年にルーキー級ドミニカン・サマーリーグ(DSL)のDSLロイヤルズでプロデビューを果たし、7試合に登板して0勝0敗、防御率4.66という成績だった[2]。
2012年も、ルーキー級DSLロイヤルズに所属し、15試合に登板して2勝1敗、防御率2.87を記録した[2]。
2013年は、ルーキー+級バーリントン・ロイヤルズで12試合に登板し、0勝8敗、防御率8.34という成績だった[2]。
2014年も、ルーキー+級バーリントンで7試合に登板して、1勝2敗、防御率3.63の成績を残した[2]。
2015年は、トミー・ジョン手術を受けたため全休した[3]。
2016年にルーキー級アイダホフォールズ・チュカーズで復帰した。13試合に登板して2勝4敗、防御率3.99だった[2]。
2017年は、A+級のウィルミントン・ブルーロックス、AA級のノースウエストアーカンソー・ナチュラルズ、AAA級のオマハ・ストームチェイサーズでプレーし、3チームの合計で29試合に登板し、8勝9敗、防御率4.54を記録した[4]。9月1日にメジャー初昇格を果たし[5]、2日のミネソタ・ツインズ戦でメジャー初登板を果たした。ルーキーイヤーは2試合に登板して、0勝0敗、防御率22.09という成績だった[2]。
2018年はAA級ノースウエストアーカンソーで30試合、AAA級オマハで7試合に登板したが、メジャーでの登板はなく、11月30日にFAになった[6]。12月3日にマイナー契約でロイヤルズと再契約した[2]。
2019年は、AAA級オマハで44試合に登板して、3勝2敗3セーブ、防御率2.89を記録した[2]。
2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でマイナーリーグが開催されなかったため、ロイヤルズとの契約を維持したまま、コンステレーション・エナジー・リーグ[注 1]のイースタン・レイエス・デル・ティグレと契約した[7]。オフの11月2日にロイヤルズをFAとなった[2]。
ナショナルズ時代
[編集]2021年2月26日にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結んだ[2]。開幕はAAA級のロチェスター・レッドウイングスで迎え、7試合の登板で防御率0.96という好成績を残し、6月12日にメジャー契約を結びアクティブ・ロースターに追加された[2]。6月30日に4年ぶりにメジャーで登板した[8]。8月7日のアトランタ・ブレーブス戦でメジャー初勝利を挙げた[9]。
2022年シーズンはリリーフとして51試合に登板し、防御率3.34を記録した。
2023年1月10日にコーリー・ディッカーソンの加入に伴いDFAとなり[10]、同月17日に傘下AAA級ロチェスターに配属された[11]。4月30日にアクティブ・ロースターに登録される[12]も、14試合に登板し防御率8.47と結果を残せず、6月5日に再びDFAとなった[13]。7月26日に再びアクティブ・ロースターに登録された[14]。11月15日に、日本球界挑戦のため自由契約となった[15]。
オリックス時代
[編集]2023年11月16日、オリックス・バファローズと契約したことが発表された[16]。3月30日の福岡ソフトバンクホークス戦(京セラドーム)で2点リードの8回に来日初登板し、無失点に抑えて初ホールドを記録[17]。その後もセットアッパーを務めていたが、5月4日の北海道日本ハムファイターズ戦(京セラドーム)からは、離脱した平野佳寿に代わって抑えを務め、来日初セーブを挙げた[18]。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | KC | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 24 | 3.2 | 10 | 2 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 9 | 9 | 22.09 | 3.55 |
2021 | WSN | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 11 | .333 | 154 | 35.2 | 30 | 4 | 15 | 1 | 5 | 30 | 3 | 0 | 17 | 14 | 3.53 | 1.26 |
2022 | 51 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | 1.000 | 207 | 59.1 | 55 | 7 | 26 | 0 | 2 | 46 | 3 | 0 | 32 | 22 | 3.34 | 1.37 | |
2023 | 44 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | 4 | .800 | 261 | 50.0 | 53 | 12 | 13 | 2 | 1 | 43 | 1 | 1 | 29 | 29 | 5.22 | 1.37 | |
MLB:4年 | 137 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 3 | 0 | 18 | .700 | 646 | 148.2 | 148 | 25 | 57 | 3 | 8 | 128 | 7 | 1 | 87 | 74 | 5.26 | 1.48 |
- 2023年度シーズン終了時
WBCでの投手成績
[編集]年 度 |
代 表 |
登 板 |
先 発 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ | ブ |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ | ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2023 | ベネズエラ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0.1 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 4 | 108.00 |
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
投手(P) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2017 | KC | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- |
2021 | WSN | 40 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
2022 | 51 | 3 | 7 | 1 | 0 | .909 | |
2023 | 44 | 10 | 8 | 0 | 0 | 1.000 | |
MLB | 137 | 15 | 16 | 1 | 0 | .969 |
- 2023年度シーズン終了時
記録
[編集]NPB
[編集]- 初記録
- 初登板・初ホールド:2024年3月30日、対福岡ソフトバンクホークス2回戦(京セラドーム大阪)、8回表に3番手で救援登板、1回無失点
- 初奪三振:同上、8回表に甲斐拓也から空振り三振
- 初勝利:2024年4月24日、対埼玉西武ライオンズ5回戦(京セラドーム大阪)、10回表に4番手で救援登板・完了、1回無失点
- 初セーブ:2024年5月4日、対北海道日本ハムファイターズ8回戦(京セラドーム大阪)、9回表に4番手で救援登板・完了、1回無失点[19]
- その他の記録
背番号
[編集]- 59(2017年)
- 57(2021年 - 2023年)
- 42(2024年 - )
代表歴
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 試合の機会がないマイナーリーガーや独立リーガーのために一時的に結成された独立リーグ。
出典
[編集]- ^ 「【オリックス】160キロ右腕マチャド獲得 救援起用が軸も「ゼロじゃない」先発可能性にも着目」『日刊スポーツ』2023年11月16日。2024年4月24日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k MLB公式プロフィール参照。2022年7月17日閲覧。
- ^ 「Prospect Watch: Andres Machado」『Royals Farm Report』(英語)、2018年3月5日。2018年3月5日閲覧。
- ^ 「Andres Machado Minor, Winter & Independent Leagues Statistics & History」『Baseball-Reference.com』(英語)。2022年7月7日閲覧。
- ^ 「Royals pitcher Andres Machado: five things to know | The Kansas City Star」『kansascity.com』(英語)。2017年9月2日閲覧。
- ^ 「Andres Machado: Hits open market」『CBSSports.com』(英語)。2018年12月1日閲覧。
- ^ Ryan Dunsmore「Skeeters set rosters for summer league」『Fort Bend Herald』(英語)、2020年7月9日。2020年8月29日閲覧。
- ^ 「Nationals Make Series of Roster Moves」『MLB Trade Rumors』(英語)。2021年6月12日閲覧。
- ^ 「Washington Nationals at Atlanta Braves Box Score, August 7, 2021」『Baseball-Reference.com』(英語)。2022年7月17日閲覧。
- ^ 「OF Corey Dickerson, Nationals agree to one-year deal」『ESPN.com』(英語)、2023年1月10日。2023年8月29日閲覧。
- ^ 「Nationals' Andres Machado: Outrighted to Triple-A」『cbssports.com』(英語)、2023年1月17日。2023年8月29日閲覧。
- ^ 「Nationals' Andres Machado: Called up from Triple-A」『cbssports.com』(英語)、2023年4月30日。2023年8月29日閲覧。
- ^ 「Nationals' Andres Machado: Set to lose roster spot」『cbssports.com』(英語)、2023年6月5日。2023年8月29日閲覧。
- ^ 「Nationals' Andres Machado: Contract selected by Washington」『cbssports.com』(英語)、2023年7月26日。2023年8月29日閲覧。
- ^ 「最速160キロ剛腕が自由契約「日本でプレーするため」 巨人とオリのインスタをフォロー」『Full-Count』2023年11月15日。2024年4月24日閲覧。
- ^ 「新外国人選手獲得のお知らせ」『オリックス・バファローズ 公式ウェブサイト』2023年11月16日。2023年11月16日閲覧。
- ^ 「【オリックス】新外国人マチャド162キロ衝撃初登板 21年バルガス上回り球団外国人の最速更新」『日刊スポーツ』2024年3月30日。2024年7月18日閲覧。
- ^ 「オリックス新守護神マチャドが来日初セーブ「平野さんの代わりをやっているだけ」」『サンスポ』2024年5月4日。2024年7月18日閲覧。
- ^ 「【オリックス】4連敗でストップ 故障した平野佳の代役抑え・新外国人マチャドが初セーブ」『日刊スポーツ』2024年5月4日。2024年5月4日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Andres Machado (@the.machi.22) - Instagram
- 42 アンドレス・マチャド 選手名鑑 - オリックス・バファローズオフィシャルサイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE