コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

イヌマキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イヌマキ
1. イヌマキの葉と"実"
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 裸子植物 gymnosperms
: マツ綱 Coniferopsida
: ナンヨウスギ目 Araucariales[注 1]
: マキ科 Podocarpaceae
: マキ属 Podocarpus
: イヌマキ P. macrophyllus
学名
Podocarpus macrophyllus (Thunb.) Sweet (1818)[6]
シノニム
和名
イヌマキ(犬槇)、クサマキ(草槇、臭槇)[7][8][9]、マキ(槇)[7]、ホンマキ(本槇)[7]、サルノキ(猿木)[10]
英名
Buddhist pine[11], Japanese yew[11][注 2], yew plum pine[11], big-leaf podocarp[11]
下位分類

イヌマキ(犬槇[13]学名: Podocarpus macrophyllus)は、裸子植物マキ科マキ属に分類される常緑針葉樹の1種である。葉は細長いが扁平で中央脈が明瞭(図1)。種子は鱗片が発達した套皮で包まれ、また柄の部分が赤く多肉質になる(図1)。日本関東地方から台湾、中国南部など暖地に分布する。植栽されて庭木や生垣、防風林とされることがあり、また材が重用される。真木、槇(まき; スギまたはコウヤマキのこととされる)に対して劣るものという意味でイヌマキの名がついたとされることが多いが、イヌマキをマキやホンマキとよぶこともある。

特徴

[編集]

常緑性高木であり、直立性、高さ20メートル (m)、幹の直径80センチメートル (cm) になる[2][7][8][14][15](図2a, 3a)。樹皮は灰白色から灰褐色、細かく薄く縦長に剥がれる[2][7][8][15][16](図2b)。小枝は緑色、稜角があり、無毛、やや垂れやすい[8]

互生・螺生し、広線形から長楕円状線形、長さ 8–20 cm、幅7–14ミリメートル (mm)、全縁、革質、表面は濃緑色、裏面は淡緑色、中央脈は明瞭に隆起する[2][7][8][15][16](図2c–f)。枝と葉はともに無毛[13]。樹脂道を欠く[2]園芸品種(または変種品種)であるラカンマキは全体に小型で葉も小さく(4–8 cm × 4–8 mm)上向きに密生する(下記参照)。雄花の冬芽は数個、雌花では1個、ともに一年枝の葉腋につく[13]

2a. 樹形
2b. 樹皮
2c. 葉

雌雄異株で"花期"は4–6月[2][7][8]。"雄花"[注 3]は円柱状、長さ 3–5 cm、黄白色、3–5個がまとまって前年枝の葉腋に束生する[2][7][8][15][16][20](図3a)。"雌花"[注 4]は前年枝の葉腋に単生し、有柄(長さ約 1 cm)、数個の鱗片と1個の倒生胚珠からなる[2][7][15](図3b)。

8–12月ごろには胚珠は種子(黄色)となり、鱗片が肉質化して粉白を帯びた緑色(熟すと紫黒色)の套皮(とうひ)となってこれを包み、広卵状球形で直径 8–10 mm になる[2][7][8][15][16](図3c)。また種子の基部の"花托"("花床"、"果托"、"果床"、種托[8])が肥厚・多肉化して紅色または紫黒色になる[2][7][8][15][16][21](図1, 3c)。この部分が鳥の食料となり、種子散布される[21][22][23]。人間には種子の部分は有毒であるが[22]、赤く熟した種托の部分は甘みがあって食べられる[2][7][16]。種子はまだ樹上にあるときから発芽を開始することがあり[7]、このような種子は胎生種子とよばれる[24][25]。XXY型の性染色体をもち、染色体数は 2n = 37(雄株)または38(雌株)[2][26]

3a. "雄花"
3b. "雌花"(写真のものは胚珠が2個あるが、ふつう1個)
3c. 套皮で包まれた種子と赤く熟した種托

分布・生態

[編集]

本州(房総半島以西)、四国、九州、南西諸島台湾、中国南部の暖地に分布する[2][7][16]。海岸に近い山地の照葉樹林などに生育する[7]。潮風に耐え、また耐陰性が高い[7][8]

神社林などではイヌマキが優占していることがあり、これは森林が小さくなると風の影響を受けやすく、風に強いイヌマキが残るためではないかとも言われている[要出典]

イヌマキはイヌマキラクトン(inumakilactone)やナギラクトン(nagilactone)などのラクトン類を生成するが[27]、近縁のナギではラクトン類がアレロパシー物質(他の植物の発芽・成長を抑制する物質)として働くことが知られている[28][29]。またキオビエダシャクはイヌマキを食樹とし、イヌマキに由来するラクトン類を体内に蓄積、これが天敵であるサシガメ類を殺す毒となることが報告されている[30]

人間との関わり

[編集]

植栽

[編集]

古くから庭や生垣に植栽され[2][7][20]、世界各地で見られる[11](図4)。中華人民共和国では縁起物として人気があり、日本から輸出されてきたが、についたによる病虫害リスクに対して検疫基準が見直され、イヌマキを含めて植木や盆栽の日本からの輸出は2019年10月から停止された[31]

4a. 小田原城跡のイヌマキの巨木: 樹高 20 m、目通り幹囲 4.5 m もある[32]
4b. 剪定されたイヌマキ
4c. イヌマキの盆栽
5. キオビエダシャク

水はけが良い適湿な肥沃地を好む[33][34]。日向から日陰まで植栽可能だが、日当りが良いほうがよく生育する[33][34]。繁殖は実生または挿し木による[20][34]。植え付け適期は3月から6月、剪定は3月から12月(寒冷地では10月)に行う[34]。さまざまな園芸品種が知られ、葉に白条があるもの(オキナマキ、シロフマキ)や黄条があるもの(キフマキ)、小枝の一部が帯化するもの(セッカマキ、シシマキ)、葉が狭線形のもの(ハリハマキ)、葉の横断面が四稜形のもの(カクバマキ)、葉が短小なもの(コハマキ)などがある[8][20]。病虫害としては、白葉枯病[33]、ペスタロチア病[34]、すす病[34]、マキサビダニ[35]、マキシンハアブラムシ[33][34]ドウガネブイブイ[34]ケブカトラカミキリ[36][37]チャハマキ[34]キオビエダシャク[38](図5)などが知られており、特にキオビエダシャクは大きな被害を与える。

防火樹・防風樹・防音樹・防潮樹ともなる[39][20][40]。刈り込みに強いことから、生け垣や防風林に使われることも多く、海岸によく生育することも防風林や屋敷林の好材料となった[41]千葉県房総半島の各地では、生け垣が見事に仕立てられるところが残っていて、特徴的な風物になっている[41]遠州地方静岡県浜松市など)では、ミカン畑や茶畑などの生垣に利用されてきた[42][43]古民家では必ずといっていいほどこの生垣を持っており、子供たちはおやつ感覚でその実を食べ、葉で手裏剣などを作っていた[要出典]

鹿児島県では江戸時代から藩主島津氏の命によりイヌマキが植えられてきたため、イヌマキの生垣や防風林、並木道が多数見られ[44]、ヒトツバ(一つ葉)と呼ばれ親しまれてきた[要出典]。神社や寺社では樹齢数百年になる巨木も多い。沖縄首里城の1992年再建時には、沖縄では既に手に入らなくなっていたイヌマキ材を補う為、鹿児島から大量に運ばれ利用された[要出典](下記参照)。

[編集]
6. 中村家住宅(沖縄県)

はやや堅く割れやすいが樹脂が多く耐朽性と耐水性に優れるため、屋根、桶、棺、下駄などに用いられる[2][7][16][20][42][45]心材辺材の差はほとんどなく、褐色を帯びた黄白色、年輪は不明瞭[42][45]気乾比重は0.48–0.65で針葉樹としてはやや重い[42][45]。木理が通直で肌目は精、加工は容易[16][42][45]。枝が多いため材に節が多く、また脂気や臭気がある[45]

特にシロアリに強いため、沖縄では建築材として重用される[7][8][16][20][42][45][46]。国の重要文化財である中村家住宅(図6)に用いられ、また第二次世界大戦で焼失する以前の首里城もイヌマキを構造材としていた[47][46][48][49]。しかし沖縄では第二次世界大戦後にイヌマキの植林がなされなかったため、1992年の首里城正殿再建では沖縄産のイヌマキは使用できず、鹿児島や宮崎から調達されたイヌマキが壁材や正面向拝の四本柱に用いられた[46][50]。2022年着工の再建でもイヌマキの調達は難航しているが、国王専用の階段手すりや外壁など象徴的な部分は沖縄産イヌマキの使用が予定されている[51][52]

その他

[編集]
7. イヌマキの"実"

イヌマキ(ラカンマキ)を原因とする接触皮膚炎(かぶれ)が報告されている[53]

種子および種托は「羅漢松実(ラカンショウジツ)」とよばれる生薬となり、胃痛に用いられることがある[27]。また種托部は果実酒に使われることもある[27]

イヌマキの"実"(套皮で包まれた種子と肥大した種托)は、赤と緑の串刺し団子のような外観を呈し[21](図7)、子供が人形こまやじろべえおはじきなどにして遊ぶことがある[要出典]

千葉県はイヌマキの分布の東限にあたり、イヌマキは県の木に選定されている[54]

名称

[編集]

真木(槇、まき)よりも劣ることから、イヌマキの名がついたとされることが多い[20][7]。真木はふつうスギまたはコウヤマキ(本槇)のこととされる[20][7][55][56]。ただしイヌマキのことをマキやホンマキ(本槇)とよぶこともある[7]。クサマキ(草槇、臭槇)とよばれることもある[7][8][9]。また「マキ」は円木(まるき)を略したものともされる[20]。イヌマキは「マキ」の名を持つマキ科の植物であるが、コウヤマキ科コウヤマキとは葉などの見かけがよく似ていて、イヌマキの別名にホンマキ、コウヤマキがあるということが両種のあいだで呼び方に混乱が見られる[41]

イヌマキは比較的身近な植物であり、以下のようにさまざまな地方名がある。

分類

[編集]
8. ラカンマキ

イヌマキの中でやや小型であり、枝があまり垂れず、葉が小型(4–8 × 0.4–0.8 cm)で上向きに密生するものはラカンマキ(羅漢槇、学名: Podocarpus macrophyllus f. macrophyllus)とよばれる[2][7][8][14](図8)。ラカンマキは分類学的には分けず、イヌマキの園芸品種Podocarpus macrophyllus ‘Maki’)とすることがある[2]。一方、変種Podocarpus macrophyllus var. maki Siebold & Zucc. (1846))として分けることもある[6][2]。ただしイヌマキのタイプ標本はラカンマキに相当するとされており[2]、この場合イヌマキの種内分類群の基準はラカンマキとなる。そのため、ラカンマキを Podocarpus macrophyllus f. macrophyllus とし、典型的なイヌマキを品種 Podocarpus macrophyllus f. spontaneous H.Ohba & S.Akiyama (2012) とすることも提唱されている[2]

原産地は中国とも静岡県西部ともされるが明らかではなく、古くから園芸品として育てられてきたものと考えられている[2][16]。日本での分布は九州南部から琉球までとし、イヌマキと比べると南に偏っているが、栽培品は各地に多く見られる[41]

ラカンマキとイヌマキの形態的な違いは、葉はイヌマキのほうが長くて幅が広く、ラカンマキのほうは短くて幅が狭く、全体として寸詰まりの印象である[41]。また樹高にしても、イヌマキのほうは多くは10 m前後と大きく育つが、これに対してラカンマキはせいぜい5 m程度である[41]。そのため日本庭園向きとしては古くから小柄のラカンマキのほうがよく使われる[41]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ マキ科ナンヨウスギ科とともにナンヨウスギ目に分類されるが[2][3]ヒノキ科イチイ科などとともに広義のヒノキ目に分類されることもある[4]。さらにマツ科(およびグネツム類)を加えた広義のマツ目にまとめられることもある[5]
  2. ^ イチイイチイ科)も Japanese yew とよばれる[12]
  3. ^ 厳密には花ではなく、雄球花、雄性球花、雄錐、花粉錐、小胞子嚢穂、雄性胞子嚢穂とよばれる[17][18][19]
  4. ^ 厳密には花ではなく、雌球花、雌性球花、雌錐、種子錐、大胞子嚢穂、雌性胞子嚢穂とよばれる[17][18][19]

出典

[編集]
  1. ^ Farjon, A. (2013年). “Podocarpus macrophyllus”. The IUCN Red List of Threatened Species 2013. IUCN. 2023年2月18日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 大橋広好 (2015). “マキ科”. In 大橋広好, 門田裕一, 邑田仁, 米倉浩司, 木原浩 (編). 改訂新版 日本の野生植物 1. 平凡社. p. 34. ISBN 978-4582535310 
  3. ^ 米倉浩司・邑田仁 (2013). 維管束植物分類表. 北隆館. p. 44. ISBN 978-4832609754 
  4. ^ Stevens, P. F. (2001 onwards). “Cupressales”. Angiosperm Phylogeny Website. 2023年2月20日閲覧。
  5. ^ 大場秀章 (2009). 植物分類表. アボック社. p. 16. ISBN 978-4900358614 
  6. ^ a b c d e f g Podocarpus macrophyllus”. Plants of the World Online. Kew Botanical Garden. 2023年2月18日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 中川重年 (2006). “イヌマキ”. 樹に咲く花 合弁花・単子葉・裸子植物. 山と渓谷社. pp. 648–649. ISBN 978-4635070058 
  8. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 杉本順一. “イヌマキ”. 世界の針葉樹. 井上書店. pp. 138–139. NCID BN01674934 
  9. ^ a b 草槇https://kotobank.jp/word/%E8%8D%89%E6%A7%87コトバンクより2023年2月18日閲覧 
  10. ^ 猿木」『動植物名よみかた辞典 普及版』https://kotobank.jp/word/%E7%8C%BF%E6%9C%A8コトバンクより2023年2月18日閲覧 
  11. ^ a b c d e GBIF Secretariat (2022年). “Podocarpus macrophyllus (Thunb.) Sweet”. GBIF Backbone Taxonomy. 2023年2月18日閲覧。
  12. ^ GBIF Secretariat (2022年). “Taxus cuspidata Siebold & Zucc.”. GBIF Backbone Taxonomy. 2023年2月20日閲覧。
  13. ^ a b c 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文『樹皮と冬芽:四季を通じて樹木を観察する 431種』誠文堂新光社〈ネイチャーウォチングガイドブック〉、2014年10月10日、247頁。ISBN 978-4-416-61438-9 
  14. ^ a b 馬場多久男 (1999). “イヌマキ”. 葉でわかる樹木 625種の検索. 信濃毎日新聞社. p. 119. ISBN 978-4784098507 
  15. ^ a b c d e f g Flora of China Editorial Committee (2008年). “Podocarpus macrophyllus”. Flora of China. Missouri Botanical Garden and Harvard University Herbaria. 2023年2月18日閲覧。
  16. ^ a b c d e f g h i j k 鈴木三男 (1997). “マキ科”. 週刊朝日百科 植物の世界 11. pp. 274–278. ISBN 9784023800106 
  17. ^ a b 福原達人. “球果類”. 植物形態学. 2023年2月17日閲覧。
  18. ^ a b 長谷部光泰 (2020). 陸上植物の形態と進化. 裳華房. p. 205. ISBN 978-4785358716 
  19. ^ a b 清水建美 (2001). 図説 植物用語事典. 八坂書房. p. 260. ISBN 978-4896944792 
  20. ^ a b c d e f g h i j イヌマキ」『日本大百科全書(ニッポニカ)』https://kotobank.jp/word/%E3%82%A4%E3%83%8C%E3%83%9E%E3%82%ADコトバンクより2023年2月13日閲覧 
  21. ^ a b c 多田多恵子 (2010). “イヌマキ”. 身近な草木の実とタネハンドブック. 文一総合出版. p. 144. ISBN 978-4829910757 
  22. ^ a b 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 (2018). “イヌマキ”. 増補改訂 草木の種子と果実. ネイチャーウォッチングガイドブック. 誠文堂新光社. p. 244. ISBN 978-4-416-51874-8 
  23. ^ 小林正明 (2007). 花からたねへ 種子散布を科学する. 全国農村教育協会. p. 43. ISBN 978-4881371251 
  24. ^ 巌佐庸, 倉谷滋, 斎藤成也 & 塚谷裕一 (編) (2013). “胎生”. 岩波 生物学辞典 第5版. 岩波書店. p. 855. ISBN 978-4000803144 
  25. ^ 小清水卓胎 (1950). “イヌマキの胎生種子に於ける体内生長素の作用機構”. 植物学雑誌 63 (741): 46-47. 
  26. ^ 日詰雅博, 白石浩人 & 田中昭男 (1988). “イヌマキの性染色体に関する細胞学的研究”. 遺伝学雑誌 63 (5): 413-423. 
  27. ^ a b c イヌマキ”. 熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース. 2023年2月22日閲覧。
  28. ^ ナギの数量調整の方向性の検討”. 奈良県. 2023年2月16日閲覧。
  29. ^ 大阪府の天然記念物”. 大阪府. 2023年2月16日閲覧。
  30. ^ 安居拓恵 (2001). “キオビエダシャクによるイヌマキ葉由来殺カメムシ活性物質の取込み蓄積”. 日本農芸化学会誌 75 (sup.): 243. doi:10.1271/nogeikagaku1924.75.sup_243. 
  31. ^ 「植木・盆栽の輸出2割減 昨年/縁起物のイヌマキ 中国向け停止響く」日本経済新聞』朝刊2020年2月22日(マーケット商品面)同日閲覧
  32. ^ 天然記念物 ・小田原城跡のイヌマキ”. 小田原市. 2023年2月28日閲覧。
  33. ^ a b c d 緑の相談室 樹木に関するご相談 イヌマキ”. 群馬県 (2011年2月17日). 2023年2月18日閲覧。
  34. ^ a b c d e f g h i イヌマキ”. みんなの趣味の園芸. NHK出版. 2023年2月22日閲覧。
  35. ^ 久保田栄 (1985). “イヌマキのマキサビダニの被害と発生消長”. 関西病虫害研究会報 27: 55. doi:10.4165/kapps1958.27.0_55. 
  36. ^ 松原功, 大木一男, 石橋亨 & 有田和實 (2012). “千葉県東部のイヌマキ・ナギのケブカトラカミキリによる被害実態”. 樹木医学研究 16 (4): 161-163. doi:10.18938/treeforesthealth.16.4_161. 
  37. ^ 松原功, 大木一男, 櫻本史夫, 布施貞雄, 篠崎孔久, 北田征二 & 石橋亨 (2020). “千葉県東部のイヌマキ・ナギのケブカトラカミキリ被害の拡大”. 樹木医学研究 24 (1): 42-43. doi:10.18938/treeforesthealth.22.2_99. 
  38. ^ 喜友名朝次 (2008). “樹幹注入によるキオビエダシャク防除試験”. 沖縄県森林資源研究センター研究報告 (50): 15-22. 
  39. ^ 藤山宏『プロが教える住宅の植栽』学芸出版社、2010年、9頁。 
  40. ^ 防潮林https://kotobank.jp/word/%E9%98%B2%E6%BD%AE%E6%9E%97コトバンクより2023年2月18日閲覧 
  41. ^ a b c d e f g 辻井達一『日本の樹木』中央公論社〈中公新書〉、1995年4月25日、39 -42頁。ISBN 4-12-101238-0 
  42. ^ a b c d e f イヌマキ、クサマキ、槙”. 木材の種類と特性. 一般財団法人 日本木材総合情報センター. 2023年2月27日閲覧。
  43. ^ 杉本順一. “針葉樹の名木と奇木(その4)”. 世界の針葉樹. 井上書店. p. 163. NCID BN01674934 
  44. ^ 【日本遺産】加世田麓の武家屋敷群めぐり”. 南さつま市観光協会. 2023年2月22日閲覧。
  45. ^ a b c d e f イヌマキ 【犬槙】”. 木材図鑑. 府中家具工業協同組合. 2023年2月28日閲覧。
  46. ^ a b c 屋我嗣良 (1997). “沖縄の建築物とシロアリ防除技術”. 木材保存 23 (5): 222-228. doi:10.5990/jwpa.23.222. 
  47. ^ a b 中村家住宅”. 2023年2月18日閲覧。
  48. ^ 屋我嗣良 (1978). “沖縄産材の抗蟻性について(林学科)”. 琉球大学農学部学術報告 25: 555–613. https://cir.nii.ac.jp/crid/1050011251822857344. 
  49. ^ 田中淳夫 (2019年11月1日). “首里城復元に使うべき木材はスギだ。琉球の歴史をひもとけば見えてくる木材事情”. Yahoo! JAPAN ニュース. 2023年2月22日閲覧。
  50. ^ NEWS ONLINE 編集部 (2018年11月3日). “未来の大改修のために~世界遺産・首里城に欠かせない「イヌマキの木」を育てる人々のストーリー”. ニッポン放送 NEWS ONLINE. 2023年2月21日閲覧。
  51. ^ イヌマキ代替はヒノキアスナロ 首里城復元委、木材議論”. 琉球新報 DIGITAL (2021年7月3日). 2023年2月21日閲覧。
  52. ^ 林将之 (2022年4月7日). “首里城再建の木材 イヌマキとオキナワウラジロガシ”. 2023年2月18日閲覧。
  53. ^ 宇宿一成 (2002). “ラカンマキによる接触皮膚炎”. 西日本皮膚科 64 (6): 681-683. doi:10.2336/nishinihonhifu.64.681. 
  54. ^ 各都道府県のシンボル”. 全国知事会. 2023年2月18日閲覧。
  55. ^ マキ(槙)https://kotobank.jp/word/%E3%83%9E%E3%82%AD%28%E6%A7%99%29コトバンクより2023年2月18日閲覧 
  56. ^ 真木https://kotobank.jp/word/%E7%9C%9F%E6%9C%A8コトバンクより2023年2月18日閲覧 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]