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ウィリー・タベラス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィリー・タベラス
Willy Taveras
シンシナティ・レッズ時代
(2009年5月24日)
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 エルマーナス・ミラバル州テナレス英語版
生年月日 (1981-12-25) 1981年12月25日(42歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
160 lb =約72.6 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 1999年 アマチュアFA
初出場 2004年9月6日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国代表
WBC 2006年2009年

ウィリー・タベラスWilly Taveras, 1981年12月25日 - )は、ドミニカ共和国エルマーナス・ミラバル州テナレス英語版出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。

同じくメジャーリーガー(外野手)のレオディ・タベラス従兄弟にあたる[1]

経歴

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プロ入りとインディアンス傘下時代

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1999年5月27日にアマチュア・フリーエージェントでクリーブランド・インディアンスと契約してプロ入り。

アストロズ時代

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2003年12月15日にルール・ファイブ・ドラフトヒューストン・アストロズから指名され、移籍した[2]

2004年9月6日のシンシナティ・レッズ戦でメジャーデビュー。ほとんどが代走による出場だった。

2005年はこの年の最多内野安打(71)、最多バント安打(31)、最多単打(152)を放ち、資格を残していた新人部門でも最多得点(82)と最多安打(172)を記録した。またナショナルリーグ6位となる34盗塁、打率も.291と結果を残した。タベラスは前年限りでニューヨーク・メッツへ移籍したカルロス・ベルトランに代わる中堅手としての役割を果たし、プレイヤー選出のナ・リーグ新人王に選ばれ、記者投票の新人王はライアン・ハワードに次ぐ2位だった[3]

2006年開幕前の3月に第1回WBCドミニカ共和国代表に選出された[4]

シーズンでは打率.278とやや低調に終わったが、この年も最多バント安打(21)とリーグ10位の33盗塁を記録した。またジェフ・ケントが2004年に記録した25試合連続安打を上回る30試合連続安打を放ち、球団新記録となった[5]

ロッキーズ時代

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2006年12月12日にジェイソン・ジェニングスミゲル・アセンシオ英語版トレードで、テイラー・バックホルツ英語版ジェイソン・ハーシュ英語版と共にコロラド・ロッキーズへ移籍した[6]

2007年松井稼頭央と1・2番コンビを結成。打率、出塁率、長打率は自己最高となり、三振も自己最少に抑えた。バント安打38本は1992年ブレット・バトラーが記録した40本に次ぐもので[7]、両リーグ2位で19本のフアン・ピエールよりも2倍も多く放ち、成功率は64.4%だった[8]。打率は.320と初めて3割に乗せたが、終盤に故障し97試合の出場にとどまり、ポストシーズン途中で復帰を果たすものの精彩を欠いた。それでも、チーム最多となる33盗塁を決めるなど、ワールドシリーズ進出に貢献した。

2008年は打率・251、出塁率・308と低調だったものの、68盗塁をマークして盗塁王に輝いた。しかし、若手育成を優先するチームの意向で新たな契約を打診されず戦力外となり、12月12日にノンテンダーFAとなった[9]

レッズ時代

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2008年12月27日に2年総額625万ドルでレッズと契約した[10]

2009年開幕前の3月に第2回WBCのドミニカ共和国代表に選出された[11]。シーズンでは盗塁数が2005年以降では最低の25に終わり、打撃成績も振るわなかった。

レッズ退団後

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2010年2月1日にトレードでオークランド・アスレチックスへ移籍した[12]が、同日にDFAとなり、2月9日に自由契約となった[13]。3月21日にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結んだ。27試合に出場して1盗塁と、自慢の快足が鳴りを潜め、5月21日に自由契約となった。6月3日にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結んだ[14]。傘下のAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスで23試合に出場したが、6月29日に自由契約となった。7月4日にアトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結んだ。傘下のAAA級グウィネット・ブレーブスで17試合に出場したが、8月2日に自由契約となった。8月15日にテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結んだ。傘下のAAA級オクラホマシティ・レッドホークスで23試合に出場した。オフの11月6日にFAとなった。

2011年1月24日にロッキーズとマイナー契約を結び、2月8日に球団が発表した[15]。この年は傘下のAAA級コロラドスプリングス・スカイソックスでプレーし、97試合に出場して打率.302、10本塁打、44打点、13盗塁を記録した。オフの11月2日にFAとなった。

2012年12月11日にカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結んだ[16]

2013年は開幕から傘下のAAA級オマハ・ストームチェイサーズでプレーしていたが、7月25日に自由契約となった。

2014年メキシカンリーグプエブラ・パロッツに所属した。

2015年も当初はプエブラ・パロッツに所属していた。5月15日に独立リーグであるアトランティックリーグシュガーランド・スキーターズと契約。

2016年4月11日にプエブラ・パロッツと契約した。

2017年2月21日にトレードで、モンクローバ・スティーラーズへ移籍した。

2018年は所属球団なく、2019年5月13日にシュガーランド・スキーターズと契約した。7月22日に自由契約となった。

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2004 HOU 10 2 1 2 0 0 0 0 0 0 1 0 1 0 0 0 0 1 0 .000 .000 .000 .000
2005 152 635 592 82 172 13 4 3 202 29 34 11 7 4 25 1 7 103 4 .291 .325 .341 .666
2006 149 587 529 83 147 19 5 1 179 30 33 9 11 2 34 0 11 88 6 .278 .333 .338 .671
2007 COL 97 408 372 64 119 13 2 2 142 24 33 9 7 1 21 0 7 55 1 .320 .367 .382 .749
2008 133 538 479 64 120 15 2 1 142 26 68 7 15 3 36 0 5 79 4 .251 .308 .296 .604
2009 CIN 102 437 404 56 97 11 2 1 115 15 25 6 11 2 18 0 2 58 2 .240 .275 .285 .559
2010 WSH 27 37 35 7 7 0 1 0 9 4 1 2 0 0 2 0 0 6 0 .200 .243 .257 .500
MLB:7年 670 2644 2412 358 662 71 16 8 789 128 195 44 52 12 136 1 32 390 17 .274 .320 .327 .647
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績

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左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF)




































タイトル

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背番号

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  • 1(2004年 - 2006年)
  • 3(2007年 - 2010年)

代表歴

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脚注

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  1. ^ 5 things to know about Rangers prospect Leody Taveras, like his cousin who played in MLB” (英語). The Dallas Morning News (2017年12月20日). 2021年2月13日閲覧。
  2. ^ Willy Taveras Transactions” (英語). Baseball-Reference.com. 2008年8月16日閲覧。
  3. ^ Baseball Awards Voting for 2005” (英語). Baseball-Reference.com. 2008年8月16日閲覧。
  4. ^ 2006 Tournament Roster The official site of World Baseball Classic (英語) 2016年3月7日閲覧 [リンク切れ]
  5. ^ 「各球団マンスリー・リポート ヒューストン・アストロズ」『月刊メジャー・リーグ』2006年10月号、ベースボールマガジン社、2006年、雑誌 08625-10、42頁。
  6. ^ Rockies acquire CF Willy Taveras, RHPs Taylor Buchholz and Jason Hirsh from Houston in exchange for RHPs Jason Jennings and Miguel Asencio”. MLB.com (December 12, 2006). January 17, 2014閲覧。
  7. ^ Schrodinger's Bat” (英語). Baseball Prospectus. 2008年8月16日閲覧。
  8. ^ Major League Leaderboards 2007 Batters Batted Ball Statistics” (英語). FanGraphs Baseball. 2008年8月16日閲覧。
  9. ^ Rockies non-tender Willy Taveras”. MLB.com Rockies Press Release (December 12, 2008). January 17, 2014閲覧。
  10. ^ Reds sign Willy Taveras”. MLB.com Reds Press Release (December 27, 2008). January 17, 2014閲覧。
  11. ^ 2009 Tournament Roster The official site of World Baseball Classic (英語) 2016年3月7日閲覧 [リンク切れ]
  12. ^ A's announce trade, free agent signing and waiver claim”. MLB.com Athletics Press Release (February 1, 2010). January 17, 2014閲覧。
  13. ^ A's release OF Willy Taveras”. MLB.com Athletics Press Release (February 9, 2010). January 17, 2014閲覧。
  14. ^ Phillies, Taveras agree to Minor League contract; Wise opts out of contract”. MLB.com Phillies Press Release (June 3, 2010). January 17, 2014閲覧。
  15. ^ Rockies announce non-roster players for 2011 Spring Training”. MLB.com Rockies Press Release (February 8, 2011). January 17, 2014閲覧。
  16. ^ Royals sign three players to Minor League contracts for 2013”. MLB.com Royals Press Release (December 11, 2012). January 17, 2014閲覧。

関連項目

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外部リンク

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