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カブトムシゆかり

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カブトムシゆかり
プロフィール
愛称 カブちゃん、おカブ[1]
生年月日 1989年1月26日
現年齢 35歳
出身地 日本の旗 日本東京都
血液型 O型
公称サイズ(2012年[2][3]時点)
身長 / 体重 158 cm / kg
スリーサイズ 82 - 59 - 88 cm
カップサイズ B
活動
ジャンル タレント、アイドル
モデル内容 一般
他の活動 ユニット『姫リアンズ』
モデル: テンプレート - カテゴリ

カブトムシゆかり1989年1月26日[4][5][1] - )は、日本アイドルタレント。本名:富澤 友加里(とみざわ ゆかり)[4]

略歴

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東京都出身[6]堀越高等学校[7]卒業、東京国際大学に入学するも1年で中退[8]。姉が居る[9]。小学6年から中学1年頃まで、虫捕りに夢中になって学校に行くふりをしてあまり学校に行ってないということがあり、これを悩んだ母親に自己啓発と引っ込み思案を直すという目的で児童劇団に入れられ、この時期にジュニアアイドルとして活動していたことがあった[10][11]

大学中退後は、父が経営する不動産会社に勤務[12]していた[13][1]、その後、フリーのタレントとして活動。映画『ミミック』の登場人物のレミー(昆虫学者で女教師)に勇気をもらう形で始めたという[14]自身のブログ『虫とYシャツと私』がオスカープロモーション関係者の目に留まって、まず女性イベンターの人から声がかかり、「虫のお姉さん」としての出演オファーなどを経て[15]2011年秋にオスカープロモーション所属となり、2012年5月に本格的デビューする[4][1]。2011年頃までは本名で活動していたが、それ以後はブログのハンドルネームをそのまま芸名として、カブトムシゆかりとする[15]。芸名は、女性は結婚すると名字が変わるように、カブトムシと結婚したらこうなるという意味を込めたという[16][1]。なお、芸名の候補は他にも「虫コロコロゆかり」というものがあった[11]

2013年3月の「2013ジャパンペットフェア」(インテックス大阪)の特命PR部長を務める[17]2015年3月21日福井県立恐竜博物館の企画展『スプリングダイナソースタジオ』の1日応援隊長を務める[18]

NHK総合ダーウィンが来た! 〜生きもの新伝説〜SP「ミラクル・スピーシーズ いざ出発!新種発見の大冒険へ」のロケにおいて、コスタリカ・モンテベルデの熱帯雨林の中で新種の羽虫を発見、触角ウサギの耳に似ているのが特徴だったことから仮に『バニーちゃんハムシ』と名付けた[19]

2017年8月31日オスカープロモーションを円満退社[20]。ただ、辞めるにあたり話し合いをした時に、実は所属契約書を取り交わしていなかった(オスカーも本人も認識していなかった)ことが判明した[21]

2020年2月、結婚したことを報告[22]

人物

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父も昆虫好きで、母は園芸が趣味。ただ姉は、大人になってから虫が苦手とのこと[15]。19歳の時にカブトムシを48匹譲り受けたのがきっかけでカブトムシの多頭飼いを始め[23]、カブトムシを過去最多で約300匹飼っていたことがある[1]ほどのカブトムシ好き、虫好きで、「虫ドル」とも言われている。虫好きになったのは、同じく虫好きで趣味がガーデニングである母親の影響からで[24]、その理由は虫たちの「食欲や性欲のすごさ」からだという。4歳の時に父親にカブトムシを買ってもらったことや、同じ頃に栃木県那須高原で野生のカブトムシを見たことから[25]、それ以来ずっとカブトムシにのめり込み[4]、小学生の頃はずっと森の中にいたこともあったという[16]。小学生の頃は生き物係だった[26]。多く飼い始めたのは19歳の時に友人から50匹ほどカブトムシをもらったことから[27]。なお、300匹飼っていたことがあるものの、その後は50匹くらいにしているという[28][1]。カブトムシの魅力について「真っ直ぐに力強く生きる姿」と話している[29]

カブトムシ以外では、ヘラクレスオオカブトの幼虫、シロテンハナムグリノコギリクワガタ[27]や、ヨロイモグラオオゴキブリも飼っており[28][1]、虫以外のペットではもいる[27]

子供の頃から、虫も含めて生き物全般が好きで、小学生の頃は生き物係で、自由研究も虫や生き物に関するものだった[30]。また小学生の頃は「虫は嫌だけどダンゴムシは平気」と言っていた人を知っていたことから、ダンゴムシは誰もがもらってうれしいものと信じ込み、好きな男の子に両手いっぱいのダンゴムシをプレゼントしようとして泣かれ、先生にも怒られたことがあった。この他にも虫が元で失恋したことも多かったという[31][32]

芸能界入りには迷いがあったこともあったが、芸能界入りの前に哀川翔が海外にカブトムシを捕りに行くという番組が大好きだったこともあって、周りの人からその番組のようなことが出来るかも知れないということを言われたことで決心が付いたという。そのようなことから哀川は憧れの存在でもあり[33]、哀川とは2015年7月5日放送のBSフジ『哀川翔のオトナ倶楽部』や、2019年7月20日初日の「大昆虫展in東京スカイツリータウン」の内覧会で共演している[34]

2012年8月9日に『ダウンタウンDX』に出演した時には大きなヘラクレスオオカブトの幼虫を持ち上げたことがある[28]。また、同じく虫好きの哀川翔とも、カブトムシ養殖場のロケで共演したことがある[35]

なお、全ての虫が好きというわけではなくバッタは苦手。苦手となったきっかけは、子供の頃にショウリョウバッタの大群を、芝生と勘違いして飛び込んだ体験から[36][37]や、そのショウリョウバッタがカマキリに食べられているのを見て「こんな死に方はしたくない」と思ってショックを受けたということもあり、バッタのどこを触っていいかもわからないという[30]。しかし今ではバッタも克服し、虫は全般的に平気で嫌いな生き物はチワワだと告白。

中学生、高校生時代にはギャルに憧れていたこともあった。これには小学生時代大人しい子だった反動が出たんだろうと話している。スカルプネイル(長いネイル)をしていたことがあり、そのネイルには虫柄のネイルアートをしていたことがあった。しかしネイルをしていると虫がつまみにくかったり、昆虫マットを触るのにも、爪の裏(隙間)に昆虫マットが詰まったり、ネイルアートに使うアセトンが虫に影響してしまうのではと心配になったりして、ギャルと虫好きの両立は苦労したという[38]

時東ぁみ、高山未帆、池田ショコラアップルパインパシンペロンメグちゃんらと共に、社会貢献ユニット「姫リアンズ」のメンバーでも活動。防犯イベントに出演した他、2012年4月28日には姫リアンズとして新宿警察署一日署長も務めた。

舞台やテレビなどの時は、羽根の付いたカブトムシを背負った、茶色の多い衣装で主に出演している。「ミスFLASH」のセミファイナリストに選ばれた時には「FLASH」(光文社)で水着のグラビアも見せていたが「背中のカブトムシを取ったらどう振る舞っていいのか戸惑う」ということも話していたことがある[28][1]。この衣装は元々ハロウィン用のコスプレのもので、海外の通販で買ったものだった[15]。オスカーのオーディションの時にもこの衣装で行ったという[15]

また、「虫のお姉さん」として「カブトムシ教室」「昆虫教室」などの開催もしており[28][1][39]、この業界自体に予算が少ないという事情もあって、それでも本人は虫の仕事ならギャラが少なくても行くとしており、中にはノーギャラまたは自腹で参加している仕事もあるという[15]。これについて「虫の市場の底上げが自分の活動目的」とも「地方の子と都会の子の間での虫の知識の差を埋めるため」とも語っている[16][1][15]。また、オスカープロモーションのお笑いライブ「オスカーライブ」でMCを務めている[40]

なお、ムシドルとして活動するのは虫が活動する春から夏にかけてが主で、虫が冬眠する冬はパチンコ好きを活かして“パチンコアイドル”としても活動している[40]。そのため『真王伝説』など、パチンコ番組の出演も多い。これについて本人は「虫とパチンコの二毛作」だと話している[15]

その他

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好きな食べ物は、塩で炙ったえんがわ[5]。好きなタレント・アーティスト・有名人は荻野目慶子モダンチョキチョキズ[5]高橋真麻真田広之[27]映画鑑賞が趣味の一つで、好きなジャンルはサスペンスホラーSF[27]。特技は盛りブラ(ブラジャーを使ってバストを大きく見せる術)[41]

「相手を虫に例えること」が得意[6]

海外ロケに参加したことがあるが、飛行機が大の苦手[33]

母親はネットアイドルと称して、LOVE kyokoという名前で活動。42歳でネットアイドルデビューした[42]

出演

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テレビ

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ラジオ

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映画

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  • men's egg Drummers -メンズエッグ・ドラマーズ-(2011年7月16日公開)
  • 跡目奪還 キャバ嬢

インターネットTV

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舞台

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  • グリーンミュージカル『LADY BIRD,LADY BIRD』(2013年5月2日 - 6日、シアターグリーンBOX in BOXシアター)

連載

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  • 月刊 公民館(全国公民館連合会(発売:第一法規))「虫と公民館と私」2016年8月号から

著書

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  • カブトムシゆかりの虫活! 虫と私の○○な生活(文一総合出版、2016年5月20日初版)

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k 虫ドル・カブトムシゆかりさんインタビュー”. 時事ドットコム (2013年7月30日). 2013年9月16日閲覧。
  2. ^ 「発表! ミスFLASH2013 セミファイナリスト30人」『FLASH 2012年9月18日号』、光文社、2012年9月4日。 
  3. ^ マシェリバラエティ ミスFLASH2013オーディション”. マシェリバラエティ. 2013年9月16日閲覧。
  4. ^ a b c d 人気“虫ドル” カブちゃんの夢は「ムシゴロウ王国」”. 中日スポーツ (2012年9月13日). 2012年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年9月16日閲覧。
  5. ^ a b c カブトムシゆかりのプロフィール”. 虫とYシャツと私。. 2013年9月16日閲覧。
  6. ^ a b カブトムシゆかりオフィシャルブログ&プロフィール”. be amie. 2013年9月16日閲覧。
  7. ^ 講師一覧:カブトムシゆかり”. 日本綜合経営協会. 2014年8月4日閲覧。
  8. ^ カブトムシゆかりさん<1>羽つきでTV出演も親戚中が納得” (2019年1月29日). 2019年1月29日閲覧。
  9. ^ カブトムシゆかり、家に虫タイプ出現!ポケモンGO「ハマっちゃいそうです」”. スポーツ報知 (2016年7月23日). 2016年9月11日閲覧。
  10. ^ 「カブトムシゆかり」を知っていますか? 夏場は稼ぎ時でも大赤字 - "芸能界の二毛作"で貫く虫愛、イロモノ扱いを突破する信念(3/3)”. マイナビニュース (2016年6月10日). 2019年7月26日閲覧。
  11. ^ a b 「カブトムシゆかりの虫活! 虫と私の○○な生活」p.39 - 40
  12. ^ カブトムシゆかりさん空き倉庫で300匹のカブトムシ養殖|喜怒哀楽のサラリーマン時代”. 日刊ゲンダイDIGITAL. 2019年3月3日閲覧。
  13. ^ 「CAST☆Information」『月刊De☆View 2013年2月号』、オリコン・エンタテインメント、160頁。 
  14. ^ 「カブトムシゆかりの虫活! 虫と私の○○な生活」p.28 - 29
  15. ^ a b c d e f g h 「カブトムシゆかり」を知っていますか? 夏場は稼ぎ時でも大赤字 - "芸能界の二毛作"で貫く虫愛、イロモノ扱いを突破する信念(1/3)”. マイナビニュース (2016年6月10日). 2019年7月26日閲覧。
  16. ^ a b c 「今月の新人さんいらっしゃ〜い!」『月刊De☆View 2013年2月号』、オリコン・エンタテインメント、70頁。 
  17. ^ “ムシドル”カブトムシゆかり『ペットフェア』PR”. スポニチアネックス (2013年3月22日). 2013年9月16日閲覧。
  18. ^ Y 福井県立恐竜博物館 Y”. 虫とYシャツと私。 (2015年3月22日). 2015年3月29日閲覧。
  19. ^ ガレッジセール川田 NHK番組収録でカニの「新属新種」発見”. スポーツニッポン (2014年8月6日). 2014年9月1日閲覧。
  20. ^ 該当のツイート
  21. ^ 『ヒロシ・ヤングアワー ノリ打ちでポン!』(パチンコ★パチスロTV!)にゲスト出演(2019年5月31日放送)した際に本人が発言
  22. ^ 「虫ドル」カブトムシゆかり、ウエディングドレス姿で結婚報告「このたび人妻はじめました」”. スポーツ報知 (2020年2月22日). 2020年2月24日閲覧。
  23. ^ 「カブトムシゆかりの虫活! 虫と私の○○な生活」p.34 - 35
  24. ^ 「カブトムシゆかりの虫活! 虫と私の○○な生活」p.8
  25. ^ 「カブトムシゆかりの虫活! 虫と私の○○な生活」p.13
  26. ^ 月刊公民館 2016年12月号「虫と公民館と私」p.32 - 33
  27. ^ a b c d e 虫とYシャツと私。” (2012年8月15日). 2014年5月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年9月16日閲覧。
  28. ^ a b c d e 「ツギクルナイト」『日経エンタテインメント! 2012年12月号』、日経BP社、2012年11月2日。 
  29. ^ 【ブレーク予報】カブトムシゆかり、30匹のカブトムシと同居する虫ドル”. スポーツ報知 (2014年5月12日). 2014年5月14日閲覧。
  30. ^ a b 「カブトムシゆかりの虫活! 虫と私の○○な生活」p.14
  31. ^ 「カブトムシゆかりの虫活! 虫と私の○○な生活」p.22 - 23
  32. ^ カブトムシゆかり、舛添都知事は「寄生バチ」!?”. 日刊スポーツ (2016年5月28日). 2016年6月2日閲覧。
  33. ^ a b 「カブトムシゆかり」を知っていますか? 夏場は稼ぎ時でも大赤字 - "芸能界の二毛作"で貫く虫愛、イロモノ扱いを突破する信念(2/3)”. マイナビニュース (2016年6月10日). 2019年7月26日閲覧。
  34. ^ 哀川翔、大事に育てたカブトムシ最大と最小披露 20日開幕大昆虫展”. スポーツニッポン (2019年7月20日). 2019年7月26日閲覧。
  35. ^ 「カブトムシゆかりの虫活! 虫と私の○○な生活」p.46 - 47
  36. ^ Y 苦手だぜ Y”. 虫とYシャツと私。 (2013年9月26日). 2014年5月10日閲覧。
  37. ^ Y 嫌いなもの Y”. 虫とYシャツと私。 (2011年6月11日). 2014年5月10日閲覧。
  38. ^ 「カブトムシゆかりの虫活! 虫と私の○○な生活」p.23 - 27
  39. ^ 「カブトムシゆかりの虫活! 虫と私の○○な生活」p.52 - 55
  40. ^ a b 「オスカープロお笑いライブ」で“ムシドル”カブトムシゆかりを直撃インタビュー”. リアルライブ (2013年3月18日). 2014年5月10日閲覧。
  41. ^ カブトムシゆかりのプロフィール”. gooニュース. 2014年8月4日閲覧。
  42. ^ 2012年6月22日放送『くだまき八兵衛X』(LOVE kyokoのハッピーライフ)”. TVでた蔵 (2012年6月22日). 2014年9月23日閲覧。

外部リンク

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