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カメレオン・レンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ポルノグラフィティ > カメレオン・レンズ
「カメレオン・レンズ」
ポルノグラフィティシングル
初出アルバム『[注釈 1]
B面 前夜
カゲボウシ(Live at NHKホール・2018/01/31)
リリース
ジャンル J-POPロック
時間
レーベル SME Records
作詞・作曲 新藤晴一
プロデュース 田村充義
チャート最高順位
オリコン
  • 週間6位[1]
  • デイリー3位[2]
ポルノグラフィティ シングル 年表
キング&クイーン/Montage
2017年
カメレオン・レンズ
(2018年)
ブレス
(2018年)
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カメレオン・レンズ」(英語: Chameleon Lens)は、ポルノグラフィティの楽曲。2018年3月21日SME Recordsより46作目のシングルとしてリリースされた。

概要

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前作『キング&クイーン/Montage』から約半年ぶりのリリース。

初回生産限定盤CD+DVD)、通常盤(CD)の2形態でのリリース。初回生産限定盤の付属DVDには表題曲「カメレオン・レンズ」と既発曲「Working men blues」のMVが収録されている。

ジャケット不可能立体が象徴的なデザインとなっており、不可能立体が角度によって見え方が変わるように、「人間も視点によって印象や見え方が変わること」が表現されている[3][4]

収録曲

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CD
#タイトル作詞・作曲編曲時間
1.「カメレオン・レンズ」新藤晴一篤志, Porno Graffitti
2.「前夜」岡野昭仁tasuku, Porno Graffitti
3.カゲボウシ(Live at NHKホール・2018/01/31)岡野昭仁Porno Graffitti
合計時間:
DVD
#タイトル作詞作曲・編曲監督
1.「カメレオン・レンズ Video Clip  田辺秀伸
2.Working men blues Video Clip  鈴木智之、坂下公貴

楽曲解説

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  1. カメレオン・レンズ
    テレビ朝日金曜ナイトドラマホリデイラブ』主題歌[注釈 2]
    • "同じ景色を観ているはずなのに違う色に見えてしまう"男女のすれ違いをテーマにしたミディアムチューン[5]
    • 既婚者同士の不倫をサスペンスタッチで描いたドラマ『ホリデイラブ』の主題歌として書き下ろされた楽曲で、ドラマサイドからは「』みたいな曲を[注釈 3]」というリクエストがあったという[6]
    • タイトルの「カメレオン・レンズ」は、詞曲を手掛けた新藤が「ドラマのプロデューサーの方からドラマの構想を聴かせて頂いて、『人は見たいものしか見ようとしない』というカエサルの言葉を思い出しました[5]」とコメントしているように、自由自在に色を変えるカメレオンと「人は見たいものしか見ようとしない」という真理がかかっている[7]
    • 新藤は当初から「レゲエビートを使いたい」というような考えを持っていたといい[6]、アレンジを担当した篤志と一緒に自身のプライベートスタジオでアレンジの骨格やギターフレーズを決めていく中で[8]、ある程度形になったものの感触が良く、そのイメージが最終的なアレンジにも踏襲されている[6]。なお、楽曲の世界観は制作当初の段階から一貫していたが、メロディ自体はAメロを除きほとんど原型を留めておらず、仮の歌入れを何度も行う中でメロディがシャープに研ぎ澄まされていったという[6]。また、サビ部分での大きな転調はメロディを変えていく中で生まれたものである[6]
    • 歌詞のモチーフは新藤の中でも大きなテーマの1つである「人間同士は果たしてわかりあうことができるのか?[7]」。ドラマでは不倫した夫婦の再生がテーマであったことから、「一度は違うものを見た2人が必死に同じものを見ようとしている様」もイメージしながら歌詞を書いたという[7]
      また、制作の終盤でプロデューサーの田村充義から「英語が多すぎる」との指摘を受け、1サビと大サビの最後のフレーズがそれぞれ日本語に変更された[7]。岡野は「最後に英語で終わるカッコよさもあったけど、『双子の月』とか『月蝕の夜』とか、よりイメージしやすい日本語のワードに変わったことで聴き手への伝わりやすさは確実に強まったと思う[7]」「曲の世界がぶ厚くなったような気がした[7]」と語っている。
    • ゲストコーラスとしてSkoop On Somebody同事務所同レーベル所属)のTAKE・KO-ICHIROが参加している[7]。これは「シンセサイザーを使った今っぽいサウンドに対して、ちょっと懐かしい『Hotel California』的なコーラスを融合させたらきっと面白くなるだろう」という新藤のアイデアによるものである[7]
    • 『15thライヴサーキット "BUTTERFLY EFFECT"』福岡公演(2018年1月17日)でライヴ初披露[注釈 4]
  2. 前夜
    • 本作のリリース時期が春であることから「旅立ちを控えている人の背中を押すような曲になれば」と、旅立ちの前夜をテーマに歌詞が書かれた[9]
    • レコーディングでは岡野がブルースハープを担当している。
    • 11thアルバム『BUTTERFLY EFFECT』の制作段階でオケ録りが終わっており、収録曲の候補にもなっていたという[9]
  3. カゲボウシ(Live at NHKホール・2018/01/31)
    • 岡野の弾き語りによる36thシングル表題曲のライヴバージョン[9]。音源は『15thライヴサーキット "BUTTERFLY EFFECT"』NHKホール公演(2018年1月31日)で収録された。

Guest Musicians

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  1. カメレオン・レンズ
  2. 前夜

収録作品

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タイトル 収録作品
カメレオン・レンズ
前夜
  • ライヴ映像作品
    • ライヴDVD/BD『16thライヴサーキット "UNFADED" Live in YOKOHAMA ARENA 2019』

脚注

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注釈

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  1. ^ 過去最長となる約4年半の期間を要してのアルバム収録。
  2. ^ 「カゲボウシ」(2012年)以来となるドラマ主題歌。
  3. ^ 「渦」は同じく金曜ナイトドラマ(2003年1月クール)の『スカイハイ』のオープニングテーマに起用されていた。
  4. ^ 同日はリリース情報解禁日であり、ファンからの要望に応え、メンバーは譜面を片手に急遽披露した。ツアー後半からは正式にセットリストに組み込まれ披露された。
  5. ^ 特典映像の『Visual Album "暁"』内に収録。
  6. ^ 『16thライヴサーキット "UNFADED" Live in YOKOHAMA ARENA 2019』に収録。
  7. ^ 特典映像の『CYBERロマンスポルノ'20 〜REUNION〜』に収録。

出典

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  1. ^ カメレオン・レンズ(初回生産限定盤)|ポルノグラフィティ”. ORICON NEWS. オリコン. 2018年4月9日閲覧。
  2. ^ オリコンデイリーCDシングルランキング 2018年03月20日付”. ORICON NEWS. オリコン. 2018年3月22日閲覧。
  3. ^ ポルノグラフィティ 『ホリデイラブ』ドラマ主題歌「カメレオン・レンズ」アートワーク公開”. billboard JAPAN (2018年2月23日). 2021年9月17日閲覧。
  4. ^ Inc, Natasha. “ポルノグラフィティ、「ホリデイラブ」主題歌シングルジャケ&新ビジュアル公開”. 音楽ナタリー. 2021年9月17日閲覧。
  5. ^ a b ポルノグラフィティ、『MステSP』で「カメレオン・レンズ」を地上波初披露 ドラマとの“親和性”が名曲を生み出す”. ORICON NEWS (2018年3月23日). 2021年9月17日閲覧。
  6. ^ a b c d e ポルノグラフィティ「カメレオン・レンズ」インタビュー|最新曲で“こうあるべき”を覆す - 音楽ナタリー 特集・インタビュー”. 音楽ナタリー (2018年4月9日). 2023年1月3日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h ポルノグラフィティ「カメレオン・レンズ」インタビュー|最新曲で“こうあるべき”を覆す (2/3) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー”. 音楽ナタリー (2018年4月9日). 2023年1月3日閲覧。
  8. ^ ポルノグラフィティ「暁」全曲解説インタビュー|岡野昭仁と新藤晴一が全15曲を徹底解説 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー”. 音楽ナタリー (2022年8月10日). 2023年1月3日閲覧。
  9. ^ a b c ポルノグラフィティ「カメレオン・レンズ」インタビュー|最新曲で“こうあるべき”を覆す (3/3) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー”. 音楽ナタリー (2018年4月9日). 2023年1月3日閲覧。