ガイア (パチンコ)
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒103-0003 東京都中央区日本橋横山町7番18号 |
設立 | 1984年9月7日 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 8010001065835 |
事業内容 | パチンコ事業 |
代表者 | 大山努(2023年10月30日時点)[1] |
資本金 | 16億7175万円(2023年10月30日時点)[1] |
売上高 | 3208億7000万円(2019年期) |
営業利益 | 146億8000万円(2019年期) |
経常利益 | 106億5000万円(2019年期) |
純利益 | 108億4000万円(2019年期) |
総資産 | 1687億5000万円(2019年期) |
従業員数 | 1809名(2023年5月末現在) |
外部リンク | https://www.gaia-jp.com/ |
株式会社ガイア(GAIA co.,ltd)は東京都中央区に本社を置くパチンコ店を運営する企業。
概要
[編集]パチンコ店「ガイア」、「メガガイア」、「ガイアネクスト」などの屋号で全国に167店舗展開(2018年5月末現在)、マルハン、ダイナムに次ぐパチンコ業界の企業である。地域密着型店舗をメインとし、地域の行事などに積極的に参画する[2]。創業31周年の2015年を新創業元年として、企業理念[3]に存在意義、経営姿勢、行動規範を挙げる。ガイア屋号の他、「アイオン」、「サイバーパチンコ」、「サイバースロット」、「レクス」、「アラジン」などがある。低玉貸し専門の「らくらく館」を展開する。
売上高は2006年をピークとして次第に減少、2015年からはパチンコ台の規制強化により拍車がかかった。2020年に新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2カ月間の店舗休業を余儀なくされると同年6月に資金ショートが発生。同年7月から私的整理手続を開始、旗艦店売却や金融機関、Jトラストなどの支援で一時は経営危機を乗り越えた。
しかし、2021年以降は店舗改装費用などが再び経営を圧迫。創業者一族が退陣して、2度目の不渡りが目前に迫る2023年10月30日に民事再生法の適用を申請するに至った[4]。
兵庫県で同じ「ガイア」の店舗名で展開[注 1]しているタツミコーポレーションは無関係である。
社名の由来
[編集]地球を生命体ととらえ「かけがえのない存在」となることがテーマであり、顧客・地域に必要とされる人材を目指すという意味が込められている。
沿革
[編集]- 1984年9月 - 千葉県千葉市に永豊企業有限会社を設立。
- 1984年12月 - 同地区にて第一号店パーラーオープン
- 1997年9月 - 永豊企業有限会社を資本金6000万円に増資し、有限会社より株式会社に改組。商号を株式会社ガイアに部屋。
- 1999年4月 - 神奈川県初進出 ガイア三ツ境本館店(現在はガイアネクスト三ツ境II)オープン。
- 1999年9月 - 東京支社開設。
- 2000年5月 - 東京都初進出 ガイア渋谷店オープン。
- 2003年5月 - 東京都中央区日本橋横山町に本社を移転。資本金3億円に増資。
- 2003年11月 - 関西初進出 ガイア梅田店オープン。
- 2004年1月 - 資本金6億円に増資。
- 2004年4月 - 東北初進出 ガイア宮千代店オープン。
- 2004年5月 - 資本金9億円に増資。
- 2004年8月 - 100号店 ガイア狸小路店(現在はメガガイア狸小路店)オープン。
- 2004年11月 - 愛知県初進出 ガイア御器所店オープン。
- 2005年1月 - 広島県初進出 ガイア新涯店オープン。
- 2005年8月 - 福島県初進出 ガイア大町店オープン。
- 2006年3月 - 九州初進出 ガイア国分中央店オープン。
- 2006年5月 - 資本金59億1000万円に増資。栃木県初進出 ガイア那須塩原店オープン。
- 2006年7月 - 静岡県初進出 ガイア清水掘込店オープン。
- 2006年9月 - 第二回社内接客コンテンスト開催[5]。
- 2006年5月 - 創業以来、年収入高のピークとなる。約5853億500万円。
- 2006年12月 - 青森県初進出 ガイア藤崎店、ガイア青森中央店オープン。
- 2008年2月 - 「遊べる」をコンセプトとした低玉貸専門店を開始。
- 2008年12月 - 200号店 ガイア横手店オープン。
- 2009年3月 - 山形県初進出 ガイア南陽店オープン。
- 2009年4月 - 徳島県初進出 ガイア藍住店オープン。
- 2009年7月 - 岩手県初進出 ガイア前沢店オープン。宮崎県初進出 ガイア日南店オープン。
- 2010年7月 - 三重県初進出 ガイア津店オープン。
- 2011年4月 - メガガイア宮崎駅前店オープン。
- 2011年12月 - メガガイア土山店オープン。
- 2014年12月 - 次世代のアミューズメントスポット『ガイアネクスト』を展開[6]。
- 2023年5月 - 当月期の年収入高が約1895億4200万円にダウンしていたことが報じられる。
- 2023年10月30日 - 東京地方裁判所へ民事再生法の適用を申請。ノンバンクのJトラストが再建支援について合意したことを明らかにした[1][7][8]。
不祥事
[編集]- 2011年5月、覚せい剤取締法違反容疑で、代表取締役(当時)の渡辺直行が逮捕された[9]。
- 2012年7月9日、東京国税局の税務調査を受け、約40億の所得隠しを指摘されたことが判明。従業員の給与を水増ししたり、役員の個人的な支払いを経費に計上したりしていたということで、東京国税局は、意図的な経費の水増しがあったと判断した。追徴税額は約10億円に上った[10]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “倒産・動向速報記事 株式会社ガイアなど7社”. 帝国データバンク (2023年10月30日). 2023年11月9日閲覧。
- ^ ガイアが「ふるさと清掃運動会」に賛同 社員17名が荒川河川敷を清掃
- ^ 株式会社ガイア|企業理念
- ^ “パチンコ「ガイア」債権者に明かした倒産劇の内幕”. 東洋経済オンライン (2023年11月6日). 2023年11月8日閲覧。
- ^ ガイア、社内接客コンテストを実施
- ^ ガイアネクスト三軒茶屋I(2014年12月27日グランドオープン・東京都)
- ^ TSR速報 (株)ガイアほか6社東京商工リサーチ 2023年10月30日
- ^ “パチンコのガイア、民事再生法申請 負債総額1133億円”. 日本経済新聞 (2023年10月30日). 2023年10月30日閲覧。
- ^ パチンコ店ガイアの社長逮捕 覚せい剤使用の疑い(47NEWS) - ウェイバックマシン(2011年6月4日アーカイブ分)
- ^ “パチンコ大手「ガイア」、所得隠し40億円 10億円追徴課税”. 日本経済新聞. (2012年7月9日). オリジナルの2012年7月12日時点におけるアーカイブ。 2012年7月9日閲覧。