クリテリウム・アンテルナシオナル (競馬のレース)
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クリテリウム・アンテルナシオナル Critérium International | |
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開催国 | フランス |
主催者 | フランス・ギャロ |
競馬場 | サンクルー競馬場 |
創設 | 2001年 |
2020年の情報 | |
距離 | 芝1600m |
格付け | G1 |
賞金 | 賞金総額25万ユーロ[1] |
出走条件 | サラブレッド2歳牡馬牝馬 |
負担重量 | 定量戦(牡馬57kg、牝馬55.5kg) |
クリテリウム・アンテルナシオナル(Critérium International)は、フランス・ギャロが施行するパリロンシャン競馬場の1600メートル[2]で施行される競馬のG1競走である。2歳牡馬牝馬が出走できる。
クリテリウムインターナショナル、クリテリウム国際などと訳される事もある。
かつて同名のレースが1893年から1910年まで1100メートルの距離で行われていた。フランスの四冠馬パース(Perth)や三冠牝馬セメンドリア(Semendria)などが勝ち馬に名を連ねている[3]。
歴史
[編集]- 1893年 - ロンシャン競馬場で「クリテリウム国際(Critérium International)」が創設。距離1100メートルの直線走路で行われた[3]。
- 1910年 - この年を最後にクリテリウム国際の開催が終わる[3]。
- 2001年 - サンクルー競馬場のG1競走として改めて創設。
- 2015年 - 施行距離を1400mに変更[4]。
- 2017年 - フランス政府による財政支援削減に対する抗議行動として、開催が中止された[5]。
- 2018年 - 施行場をパリロンシャン競馬場に移す予定であったが[6]、シャンティイ競馬場で代替開催される。
- 2020年 - 施行距離を1600mに変更。
歴代優勝馬
[編集]回 | 施行日 | 調教国・優勝馬 | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 |
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第1回 | 2001年11月3日 | Act One | 牡2 | 1:47.10 | T.ジレ | J.ピース |
第2回 | 2002年11月2日 | Dalakhani | 牡2 | 1:52.00 | C.スミヨン | A.ド・ロワイエ=デュプレ |
第3回 | 2003年11月8日 | Bago | 牡2 | 1:47.00 | T.ジレ | J.ピース |
第4回 | 2004年10月31日 | Helios Quercus | 牡2 | 1:45.30 | A.ルーセル | C.ディアール |
第5回 | 2005年10月30日 | Carlotamix | 牡2 | 1:45.40 | C.スミヨン | A.ファーブル |
第6回 | 2006年10月29日 | Mount Nelson | 牡2 | 1:41.30 | S.ヘファーナン | A.P.オブライエン |
第7回 | 2007年11月1日 | Thewayyouare | 牡2 | 1:45.30 | S.パスキエ | A.ファーブル |
第8回 | 2008年11月2日 | Zafisio | 牡2 | 1:46.10 | D.ブフ | P.ブロックリー |
第9回 | 2009年11月1日 | Jan Vermeer | 牡2 | 1:45.60 | C.オドノヒュー | A.P.オブライエン |
第10回 | 2010年10月31日 | Roderic O'Connor | 牡2 | 1:45.70 | J.ムルタ | A.P.オブライエン |
第11回 | 2011年10月30日 | French Fifteen | 牡2 | 1:43.50 | T.テュリエ | N.クレマン |
第12回 | 2012年11月1日 | Loch Garman | 牡2 | 1:52.70 | K.Manning | J.Bolger |
第13回 | 2013年11月1日 | Ectot | 牡2 | 1:50.93 | G.ブノワ | E.ルルーシュ |
第14回[7] | 2014年10月30日 | Vert De Grece | 牡2 | 1:43.16 | U.リスポリ | R.Varian |
第15回[8] | 2015年11月1日 | Johannes Vermeer | 牡2 | 1:30.15 | R.ムーア | A.P.オブライエン |
第16回[9] | 2016年10月30日 | Thunder Snow | 牡2 | 1:28.20 | C.スミヨン | S.ビン・スルール |
第17回 | 2017年10月29日 | 開催中止
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第18回[10] | 2018年10月28日 | Royal Meeting | 牡2 | 1:27.19 | C.スミヨン | S.ビン・スルール |
第19回[11] | 2019年10月27日 | Alson | 牡2 | 1:28.61 | L.デットーリ | J-P.Carvalho |
第20回 | 2020年10月24日 | Van Gogh | 牡2 | 1:48.31 | P.ブドー | A.P.オブライエン |
第21回 | 2021年10月23日 | Angel Bleu | 牡2 | 1:44.40 | L.デットーリ | R.ベケット |
第22回[12] | 2022年10月22日 | Proud And Regal | 牡2 | 1:51.34 | G.ライアン | D.オブライエン |
第23回[13] | 2023年10月22日 | Sunway | 牡2 | 1:46.32 | O.マーフィー | D.ムニュイジエ |
第24回[14] | 2024年10月27日 | Twain | 牡2 | 1:46.31 | R.ムーア | A.P.オブライエン |
関連項目
[編集]- サラマンドル賞 - 本競走創設と入れ替わる形で廃止された2歳G1競走。
- クリテリウムドサンクルー - 2歳G1競走。
出典
[編集]- ^ IFHA Criterium International2014年12月5日閲覧。
- ^ “【海外競馬】仏2歳GI「2レース」で距離変更 レースレベル低下の打開策となるか”. スポーツナビ (2020年2月6日). 2020年2月7日閲覧。
- ^ a b c フランス・ギャロ クリテリウム国際の歴史2013年2月27日閲覧。
- ^ European Pattern Committee announces changes to the 2015 European Programme / 19 Jan 15英国競馬統括機構 2015年2月4日閲覧
- ^ “2歳G1競走2レースが抗議行動のために中止(フランス)[開催・運営]”. ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2017年11月2日). 2017年11月3日閲覧。
- ^ フランスのG1競走の賞金増額や変更について(フランス)ジャパン・スタッドブック・インターナショナル、2018年3月12日閲覧
- ^ 2014年レース結果 - レーシングポスト、2014年10月31日閲覧
- ^ 2015年クリテリウム・アンテルナシオナル - レーシングポスト、2015年11月2日閲覧
- ^ 2016年レース結果 - レーシングポスト、2016年10月31日閲覧
- ^ 2018年レース結果 - レーシングポスト、2018年10月29日閲覧
- ^ “2019年レース結果”. レーシングポスト (2019年10月27日). 2019年10月28日閲覧。
- ^ “2022年レース結果”. レーシングポスト (2022年10月22日). 2022年10月22日閲覧。
- ^ “2023年レース結果”. レーシングポスト (2023年10月22日). 2023年10月22日閲覧。
- ^ “2024年レース結果”. レーシングポスト (2024年10月27日). 2024年10月27日閲覧。