グラーツ市電600形電車
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グラーツ市電600形電車 | |
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601(1987年撮影) | |
基本情報 | |
製造所 | シメリング・グラーツ・パウカー |
製造年 | 1986年 - 1987年 |
改造年 | 1999年(中間車体追加) |
総数 | 12両(601 - 612) |
投入先 | グラーツ市電 |
主要諸元 | |
編成 | 連接車(2車体連接車→3車体連接車)、片運転台 |
軸配置 |
2車体連接車 B'2'B' 3車体連接車 B'2'2'B' |
軌間 | 1,435 mm |
電気方式 |
直流600 V (架空電車線方式) |
最高速度 | 60 km/h |
車両定員 |
2車体連接車 117人(着席27人) 3車体連接車 166人(着席40人) |
車両重量 |
2車体連接車 26.0 t 3車体連接車 33.95 t |
全長 |
2車体連接車 19,200 mm 3車体連接車 26,300 mm |
全幅 | 2,240 mm |
台車中心間距離 | 6,000 mm |
主電動機 | シーメンス製 |
主電動機出力 | 150 kw |
出力 | 300 kw |
備考 | 主要数値は[1][2][3]に基づく。 |
600形は、オーストリア・グラーツの路面電車であるグラーツ市電に在籍する車両。旧型電車の置き換えを目的として1980年代に導入された連接車である[1][2][3]。
概要
[編集]1970年代後半以降、グラーツ市電では老朽化が進行し安全性にも問題があった2軸車の置き換えが進行していた。その一環として、1986年から1987年にかけて12両(601 - 612)が生産されたのが600形である。製造当時ドイツのデュワグが展開していた路面電車車両のM形/N形電車を基に設計が行われており、片運転台の箱型車体を有する[1][2][3]。
製造当初は2車体連接車であったが、1999年にボンバルディア・トランスポーテーションのウィーン工場で生産された床上高さ320 mmの低床車体を中間に追加する工事を受け、3車体連接車となった。この改造にあたっては廃車となった車両から付随台車が流用されている。2023年現在も全車が在籍しているが、2020年代中盤以降に導入予定の超低床電車による置き換えが検討されている[1][2][3][4][5]。
ギャラリー
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601(2023年撮影)
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603(2020年撮影)
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604(広告塗装)(2020年撮影)
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605(2021年撮影)
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607(2021年撮影)
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608(2021年撮影)
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609(2020年撮影)
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610(2020年撮影)
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611(2021年撮影)
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612(2021年撮影)
関連項目
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e Wolfgang Kaiser (2016-5-18). Straßenbahn in Österreich: Alle aktuellen und ehemaligen Betriebe Kindle Ausgabe. GeraMond Verlag. ISBN 978-3956130168 2023年3月29日閲覧。
- ^ a b c d “Die Elektrische Ein Rückblick auf die letzten 50 Jahre”. Tramway Museum Graz. 2023年3月29日閲覧。
- ^ a b c d “Gelenktriebwagen, Reihe 600”. ÖPNV Strreich. 2023年3月29日閲覧。
- ^ Frederik Buchleitner (2020年8月24日). “Avenio 2501 in Graz: Transport nach Österreich”. Tramreport. 2023年3月29日閲覧。
- ^ Holding Graz (January 2023). BUS UND BIM FÜR ALLE (PDF) (Report). p. 171. 2023年3月29日閲覧。
- ^ ENTER (2 October 2007). Übersicht über die im Österreichischen Schienenpersonenverkehr eingesetzten Fahrzeugtypen (PDF) (Report). Barrieren für mobilitätseingeschränkte Reisende im Österreichischen Schienenpersonenverkehr. freiraum-europa. p. 212. 2020年7月25日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2023年3月29日閲覧。