グレタ・スカッキ
グレタ・スカッキ Greta Scacchi | |
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2023年12月 | |
本名 | グレタ・グラッコ (Greta Gracco) |
生年月日 | 1960年2月18日(64歳) |
出生地 |
イタリア ロンバルディア州ミラノ県ミラノ |
国籍 |
イタリア イギリス オーストラリア (二重国籍) |
民族 |
イングランド系イタリア人 イタリア系オーストラリア人 イングランド系オーストラリア人 |
職業 | 女優 |
ジャンル |
舞台 テレビドラマ 映画 |
活動期間 | 1981年 - |
配偶者 | カルロ・マンテガッツァ(1998年? - ) |
著名な家族 | レイラ・ジョージ (娘) |
グレタ・スカッキ(Greta Scacchi、1960年2月18日 - )は、イタリア出身の女優。
略歴
[編集]出生時の名前はグレタ・グラッコ(Greta Gracco)。父親はイタリア人、母親はイギリス人[1]。
イタリアのミラノで生まれ、ロンドン、オーストラリアで育ち、18歳の時にロンドンの舞台に端役として出演しはじめる。1982年にドイツ映画に出演。『熱砂の日』などのイギリス映画や『コカコーラ・キッド』といったオーストラリア映画に出演した後、ハリウッドに移った。知的でセクシーなブロンド女性を演じることが多く、『氷の微笑』は当初スカッキにシャロン・ストーンの演じた役のオファーがあったが、これを断っている[2]。
1993年に私生活のパートナーだったヴィンセント・ドノフリオと別れたことを契機にロンドンを拠点に移し、アメリカ、イギリスやオーストラリアのみならず、母国のイタリア、フランス語やドイツ語に堪能であることから、フランスにおいて、映画、テレビドラマ、舞台、社会活動にと幅広く活動している。
1996年のHBO制作のテレビ映画『ラスプーチン』(ウリ・エーデル監督作品)ではアレクサンドラ・フョードロヴナを演じ、1996年度のエミー賞において、リミテッドシリーズ/テレビ映画部門の助演女優賞を受賞した。
プライベート
[編集]1983年頃から『コカコーラ・キッド』でも共演したニュージーランドの人気歌手のティム・フィンと交際していたが別れ、1989年頃からヴィンセント・ドノフリオと交際し、1992年に第一子である娘のレイラ・ジョージを儲けたものの、1993年に別れている[3]。
1990年代後半にイタリア人の従兄弟カルロ・マンテガッツァと結婚し、息子を儲けた[4]。
受賞
[編集]- エミー賞リミテッドシリーズ/テレビ映画部門助演女優賞 (1996年) - 『ラスプーチン』
- オーストラリア映画批評家協会賞最優秀助演女優賞 (2001年) - Looking for Alibrandi
他に1983年の『熱砂の日』での英国アカデミー賞での新人賞のノミネート以来、ゴールデングローブ賞、エミー賞、オーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞、全米映画俳優組合賞などにおいて多数のノミネート歴がある。
顕彰
[編集]- イタリア共和国功労勲章 (2013年)
主な出演作品
[編集]公開年 放映年 |
邦題 原題 |
役名 | 備考 |
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1982 | セカンドフェイス Das zweite Gesicht |
アンナ | |
1983 | 熱砂の日 Heat and Dust |
オリヴィア | |
1984 | ローレンス・オリヴィエ/画家と美女の奇妙な生活 The Ebony Tower |
ダイアナ | テレビ映画 |
椿姫 Camille |
マルグリット・ゴーティエ | テレビ映画 | |
1985 | コカコーラ・キッド The Coca-Cola Kid |
テリ | |
死を呼ぶ晩餐 Dr. Fischer of Geneva |
アンナ=ルイーズ・フィッシャー | テレビ映画 | |
1986 | ダウニング街の陰謀 Defence of the Realm |
ニーナ・ベックマン | |
1987 | 白い炎の女 White Mischief |
ダイアナ・ブロートン | |
ア・マン・イン・ラブ Un homme amoureux |
ジェーン | ||
グッドモーニング・バビロン! Good Morning, Babylon |
エドナ | ||
1988 | 三人姉妹 Paura e amore |
マリア | |
1990 | 推定無罪 Presumed Innocent |
キャロリン・ポルヒーマス | |
1991 | 仮面の情事/プラスティックナイトメア Shattered |
ジュディス・メリック | |
熱い夜に抱かれて Fires Within |
イザベル | ||
抱きしめたいから Turtle Beach |
ジュディス | ||
1992 | ザ・プレイヤー The Player |
ジューン・グッドマンズドータ | |
1994 | 明日にむかって… The Browning Version |
ローラ・クロッカー=ハリス | |
1995 | ジェファソン・イン・パリ/若き大統領の恋 Jefferson in Paris |
マリア・コズウェイ | |
1996 | ラスプーチン Rasputin |
アレクサンドラ・フョードロヴナ | テレビ映画 |
ハーモニー Cosi |
患者 | クレジットなし | |
Emma エマ Emma |
ウェストン夫人 | ||
1997 | 悪魔のくちづけ The Serpent's Kiss |
ジュリアナ | |
オデッセイ The Odyssey |
ペネロペ | テレビ映画 | |
1998 | レッド・バイオリン Le Violon rouge |
ヴィクトリア | |
1999 | コットン・メリー Cotton Mary |
リリー・マッキントッシュ | |
ジョン・マルコヴィッチの レディース・ルーム Ladies Room |
ルシア | ||
2000 | アリブランディを探して Looking for Alibrandi |
クリスティーナ・アリブランディ | |
2001 | カンヌ 愛と欲望の都 Festival in Cannes |
アリス・パーマー | |
2003 | バルティック・ストーム Baltic Storm |
ジュリア | |
2004 | そして、デブノーの森へ Sotto falso nome |
ニコレッタ | |
ビヨンド the シー 夢見るように歌えば Beyond the Sea |
メアリー | ||
2005 | フライトプラン Flightplan |
セラピスト | |
2006 | アガサ・クリスティー ミス・マープル2 親指のうずき Marple: By the Pricking of My Thumbs |
タペンス・ベレスフォード | テレビ映画 |
ブロークン・トレイル 遥かなる旅路 Broken Trail |
ノラ・ジョンズ | テレビ・ミニシリーズ | |
監禁アマゾネス The Book of Revelation |
イザベル | ||
スティーヴン・キング 8つの悪夢 Nightmares & Dreamscapes: From the Stories of Stephen King |
Dr. Katie Arlen | テレビ・ミニシリーズ | |
2007 | テロ・ポイント ロンドン爆破へのカウントダウン Shoot on Sight |
スーザン・アリ | |
2008 | 合衆国崩壊の日 The Trojan Horse |
ヘレン・マディガン | テレビ・ミニシリーズ |
ラスベガス、闇の子供たち Inconceivable |
クレジットなし | ||
情愛と友情 Brideshead Revisited |
カーラ | ||
2011 | ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀 Hindenburg |
Helen van Zandt | テレビ映画 |
2016 | 戦争と平和 War & Peace |
ロストフ伯爵夫人 | テレビシリーズ |
2017 | ナポリの隣人La tenerezza | ||
2018 | オペレーション・フィナーレ Operation Finale |
ヴェロニカ・アイヒマン | |
ヘッド・フル・オブ・ハニー Head Full of Honey |
修道院長 | ||
2019 | パームビーチ Palm Beach |
シャーロット | |
ウェイティング・バーバリアンズ 帝国の黄昏 Waiting for the Barbarians |
マイ | ||
2022 | ダービーとジョーン キャンピングカーの旅事件簿
Darby and Joan |
ジョーン・カークホープ | テレビシリーズ(オーストラリア/Acon TV) |
参照
[編集]- ^ “Greta Scacchi”. The Guardian (London) 4 May 2010閲覧。
- ^ Bryce Hallett, Her world's a stage, The Sydney Morning Herald, Metropolitan, 10 February 2001, p.3
- ^ Macdonald, Marianne (28 Sep 2008). “Greta Scacchi: glad to be back”. The Telegraph 14 May 2011閲覧。
- ^ Maher, Kevin (26 Apr 2008). “Greta Scacchi takes on Miss Austen Regrets”. The Times 14 May 2011閲覧。