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コミック・ガンボ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

コミック・ガンボ』 (Comic GUMBO) は、2007年1月16日から12月11日まで株式会社デジマ東京都千代田区)が発行していた、漫画をメインコンテンツとした週刊フリーペーパーである。

2007年12月11日発行の第48号を最後に休刊[1]した。

概要

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創刊

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2007年1月16日世界で初となる無料の週刊漫画誌として創刊。編集長はデジマ社長・甲斐昭彦が兼任。発行日は毎週火曜日。首都圏に通勤・通学する20代から40代の男性を主なターゲットとしており、駅前やコンビニのラック等で配布を行っていた。創刊当初の発行部数は公称10万部。

公式ウェブサイトと携帯サイトでは直近2週分の漫画を無料閲覧でき、1ヶ月500円の有料会員になると過去の全てバックナンバーが閲覧できた。掲載作品はYahoo! JAPAN内「Yahoo!コミック」でウェブコミックとしても配信されていた。有料会員からの閲覧料の収入があるため、本誌は同種のフリーペーパーや商業誌と比べ、広告枠が少ないのが特徴だった。

2007年10月に連載作品の単行本『ガンボ・コミックス』の発刊を開始。こちらは通常の書店流通で価格がついていた。

休刊

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配本に関するコスト面から2007年8月より増資が受けられなくなり資金繰りが悪化し、同年11月から発行部数は5万部に半減。また、11月20日発行の第45号から配布地点を整理し、直接配送・ラック設置重視による発行部数整理を行った[2]

それでも経営状態は改善せず、12月11日発行の第48号が事実上の最終号となり休刊。最終号は街頭配布せず、ラック設置分および送付のみでの配布となった。また発行元のデジマは12月11日までに事業を停止したことが翌日に明らかとなった[3]

公式ウェブサイトと携帯サイトは12月25日に告知なく全機能が停止、Yahoo!コミックでも12月28日をもって全タイトルの配信を終了した。

休刊に伴い連載作品は全て打ち切りとなったが、なかには他社雑誌での連載再開や、単行本発刊に至った作品もある。

エピソード

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編集長自身がインタビューで、編集者としての経験も人脈も皆無なところから立ち上げたビジネスモデルであることを語っている。そのためか、出版界ではタブーの原稿完成後の書き直し命令や無断で原稿の修正が行われたという記事が、連載陣の一人だった足立淳のブログに掲載されている。

掲載作品

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週刊で発行されたが、隔号連載が全掲載作品の約半分を占めた。また、毎号・隔号連載の入れ替わり、広告などと連動しての掲載タイミングの変更、それに伴う休載などが時折あった。

毎週連載

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隔週連載

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月1回連載

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創刊記念特別集中掲載作品

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シリーズ読み切り

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途中休載作品

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完結作品

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配布箇所

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当初は鉄道の駅前での配布をメインとしていた。火曜日と水曜日の7時半からと16時半からの1日2回東京神奈川埼玉千葉など首都圏の主要な駅で、黄色いジャンパーを着たスタッフが配布した。配布される曜日・時間は駅によって異なっていた。

また、店舗での設置配布も行われていた。配布店舗は徐々に増え、末期にはこちらが主軸になった。東京都心や近郊地域の他、岩手県栃木県長野県静岡県富山県京都府大阪府広島県大分県に配布店舗があった。

COMICアキバナ!

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COMICアキバナ!』(COMIC AKiBAna!)は、漫画をメインコンテンツとしたフリーペーパーである。コミック・ガンボの姉妹誌。2007年10月20日10月21日秋葉原No.00が限定配布、後に特定店舗でのラック設置による配布も行なわれていた。配布後、公式サイトには「水面下で動いている」と書かれていたが、結局創刊号が出ることは無かった。また、ガンホーゲームズとのキャンペーン企画もあった[8]

掲載作品

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漫画

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小説

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カラーイラスト

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たくろうしぐにゃん司淳たかみち高木信孝ニシジマアキラ

表紙

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吉崎観音

株式会社デジマ

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株式会社デジマは、本誌を発行していた株式会社である。トランスコスモス日本テレビなども出資していた。

上記のように2007年12月11日をもって事業を停止、事後処理が弁護士4名に一任されることになった。なお、上記足立淳のブログによれば、同年末で自己破産申請の方向で調整に入ったとのこと。

脚注

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外部リンク

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