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コートジボワールにおけるコーヒー生産

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

コートジボワールにおけるコーヒー生産は、コーヒーコートジボワール2位の輸出品目であることから、コートジボワール経済にとって重要な存在である[1]。1970年代、1980年代を通じてアフリカ最大の生産国であり[2]、世界最大のロブスタ種生産国の一つであった[3]

歴史

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コートジボワールにはフランス植民政府によって19世紀にコーヒーの栽培が開始された[4]第二次世界大戦後、コーヒーの生産量は1945年の36,000トンから1958年には112,500トンにまで増加し[5]、1960年の独立後、コーヒー生産は1970年代に最盛期を迎え、ブラジルコロンビアに次ぐ世界第3位のコーヒー生産国となった[1]。コーヒー生産・政策はフランス領西アフリカ時代に始まったため、フランスのコーヒー業者が進出している[6]

生産

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コートジボワールで生産されているコーヒーの殆んどはロブスタコーヒーノキである[7]

国際連合食糧農業機関の統計データベース(FAOSTAT)によるコーヒー豆の生産量は(焙煎されていないもの)は以下の表のようになっている[8]

コーヒー生産量
(トン)
1965 202,105
1970 279,610
1975 270,400
1980 249,608
1985 277,082
1990 285,164
1995 194,968
2000 380,000
2005 230,000
2010 94,372
2011 32,291
2012 121,426
2013 103,743

焙煎されていないロブスタ種の生産高は2000年に380,000トンでピークに到達した[9]。その後、生産量は政情不安が続いた10年以上の間に減少した[9]。2014年、農務大臣は2020年までに現在の4倍の400,000トンの生産高を目指す新たな計画を発表した[9]

参考文献

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  • Habeeb, William Mark (2 September 2014). Ivory Coast. Mason Crest. ISBN 978-1-4222-9437-6. https://books.google.co.jp/books?id=UILTBAAAQBAJ&pg=PT55&redir_esc=y&hl=ja 
  • Hamilton, Janice (1 January 2004). Ivory Coast in Pictures. Twenty-First Century Books. ISBN 978-0-8225-1992-8. https://books.google.co.jp/books?id=Aj5grzlSjFAC&pg=PA60&redir_esc=y&hl=ja [4]
  • Skinner, Snider William (1964). The agricultural economy of the Ivory Coast. U.S. Dept. of Agriculture, Economic Research Service, Regional Analysis Division. https://books.google.co.jp/books?id=fBhOvNl5OjoC&redir_esc=y&hl=ja 
  • Thurston, Robert W.; Morris, Jonathan; Steiman, Shawn (10 October 2013). Coffee: A Comprehensive Guide to the Bean, the Beverage, and the Industry. Rowman & Littlefield Publishers. ISBN 978-1-4422-1442-2. https://books.google.co.jp/books?id=GQh1AQAAQBAJ&pg=PA253&redir_esc=y&hl=ja 

脚註

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