ゴールデンラズベリー賞 名誉挽回賞
表示
ゴールデンラズベリー賞 名誉挽回賞(The Razzie Redeemer Award、ラジー・リディーマー賞)は、ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)の賞の一つ。過去にラジー賞において酷評された人物で、その年のアカデミー賞ノミネートなど著しい功績を挙げて名誉挽回を成した者に贈られる。最低の映画作品を選考するラジー賞にあって特殊な賞である。2014年(第35回)に新設された。
歴代受賞者とノミネート者
[編集]2010年代
[編集]年度(回) | 受賞者 | 過去の評価 | 功績 |
---|---|---|---|
2014年度[1] (第35回) | |||
ベン・アフレック[2] | ラジー賞に何度も選出される『ジーリ』の受賞 | 『アルゴ』のオスカー受賞及び『ゴーン・ガール』の高評価 | |
ジェニファー・アニストン | 4回のラジー賞ノミネート | "Cake" の全米映画俳優組合賞ノミネート | |
マイク・マイヤーズ | 『愛の伝道師 ラブ・グル』の受賞 | 『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』の高い評価 | |
キアヌ・リーブス | 6回のラジー賞ノミネート | 『ジョン・ウィック』の高い評価 | |
クリステン・スチュワート | 『トワイライト・サーガ』の受賞 | 『キャンプ・エックスレイ』のヒット | |
2015年度[3] (第36回) | |||
シルヴェスター・スタローン[4] | 全期間を通してラジー賞におけるチャンピオン | 『クリード チャンプを継ぐ男』のアカデミー賞ノミネート | |
エリザベス・バンクス | 『ムービー43』の監督賞受賞 | 『ピッチ・パーフェクト2』のヒット | |
M・ナイト・シャマラン | ラジー賞の常連受賞者 | 『ヴィジット』のヒット | |
ウィル・スミス | 『アフター・アース』の受賞 | 『コンカッション』 | |
2016年度[5] (第37回) | |||
メル・ギブソン | 『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』の助演男優賞受賞 | 『ハクソー・リッジ』の監督 | |
2017年度[6] (第38回) | |||
安全なハリウッドの聖域 | ラジー賞には相応しく、アーティストに相応しくない歴史 | 才能が保護・育成され、適切な報酬による活躍が可能な場所 | |
2018年度[7] (第39回) | |||
メリッサ・マッカーシー | 複数のラジー賞に気に入られた者 | 『ある女流作家の罪と罰』のアカデミー主演女優賞ノミネート | |
ピーター・ファレリー | 『ムービー43』の共同監督の一人や 『ジム・キャリーはMr.ダマー』などのラジー賞の常連として | 『グリーンブック』の監督兼共同脚本家の一人として | |
タイラー・ペリー | 複数のラジー賞ノミネート歴とマダダ(en:Madea)の罠における自称勝者 | コリン・パウエルを演じた『バイス』の、アカデミー賞やゴールデングローブ賞のノミネートや受賞 | |
トランスフォーマーシリーズ | ラジー賞を狙ったかのように積み上がったこれまでの受賞歴 | 『バンブルビー』における無邪気で愛らしい3次元アプローチ | |
ソニー・ピクチャーズ アニメーション | 『絵文字の国のジーン』の重複受賞 | 『スパイダーマン:スパイダーバース』の批評家・観客からの高い評価 | |
2019年度[8] (第40回) | |||
エディ・マーフィ | 2010年度の2000年代最低男優賞 | 『ルディ・レイ・ムーア』 | |
ジェニファー・ロペス | 10回のラジー賞ノミネート(2010年度の2000年代最低女優賞含む) 2回のラジー賞受賞 |
『ハスラーズ』 | |
キアヌ・リーブス | 6回のラジー賞ノミネート | 『ジョン・ウィック:パラベラム』および『トイ・ストーリー4』 | |
アダム・サンドラー | 9回のラジー賞受賞(2年連続受賞含む) | 『アンカット・ダイヤモンド』 | |
ウィル・スミス | 4回のラジー賞受賞 | 『アラジン』 |
2020年代
[編集]2020年度(第41回)は選出なし
年度(回) | 受賞者 | 過去の評価 | 功績 |
---|---|---|---|
2021年度 (第42回) | |||
ウィル・スミス | 4回のラジー賞受賞 | 『ドリームプラン』 | |
ジェイミー・ドーナン | フィフティ・シェイズシリーズ | 『ベルファスト』 | |
ニコラス・ケイジ | 9回のラジー賞ノミネート | 『ピッグ』 | |
2022年度 (第43回) | |||
コリン・ファレル | 『アレキサンダー (映画)』での最低主演男優賞ノミネート | 『イニシェリン島の精霊』のアカデミー主演男優賞ノミネート | |
ヴァル・キルマー | 『D.N.A./ドクター・モローの島』 | 『ヴァル』 | |
マーク・ウォールバーグ | 『トランスフォーマー/最後の騎士王』 | 『ファーザー・スチュー 闘い続けた男』 | |
2023年度 (第44回) | |||
フラン・ドレシャー | 『美容師と野獣』での最低主演女優賞ノミネート | 全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)代表として、2023年の長期ストライキを成功に導いたことに対して |
注釈
[編集]- ^ http://www.razzies.com/history/2015/2015-noms-redeemer.html
- ^ NME.COM. “Ben Affleck wins 'Razzie Redeemer' prize at Golden Raspberry Awards”. NME.COM. 1 March 2016閲覧。
- ^ http://www.razzies.com/history/2016/2016-noms-redeemer.html
- ^ Razzie Awards 2016 Winners Announced Comingsoon.net, Retrieved February 28, 2016
- ^ “CNN/FB Live Coverage Razzie 37th Nominees!”. CNN (January 23, 2017). January 23, 2017閲覧。
- ^ Razzie Channel (2 March 2018). “38TH Razzie Award Winners!”. 6 March 2018閲覧。
- ^ “RAZZ NEWZ”. The Razzies!. 19 March 2019閲覧。
- ^ “RAZZ NEWZ”. The Razzies!. 2020年5月24日閲覧。