コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

サラリーマン専科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

サラリーマン専科』(サラリーマンせんか)は、東海林さだおによる日本漫画。『週刊現代』(講談社)にて連載中。

これを原作とした映画が3作公開されている。

概要

[編集]

1969年1月1日号より連載開始[1]。東海林の作品の中では『タンマ君』に次ぐ長期間の連載作品となっており、2010年3月6日号で連載2000回を突破した。単行本はこれまでに4度刊行されているが、近年は刊行されていない。

これといった突出した才覚もない、平凡なサラリーマンの日常をギャグを交えて描いた作品で、高度経済成長期に掲載され『フジ三太郎』と共にサラリーマン漫画の先駆けとなった作品である[2]。1話が11コマで、ストーリーの繋がりは無く、登場人物が毎回異なり、会社での出来事からプライベートでの出来事を描いた回が存在する。

単行本リスト

[編集]

映画

[編集]

1995年から1997年にかけて、松竹より釣りバカ日誌に代わり『男はつらいよ』の同時上映作品として映画が3作公開された。現在はいずれもDVD化されていない。

サラリーマン専科

[編集]

1995年12月23日公開。同時上映は『男はつらいよ 寅次郎紅の花』。1996年VHS化。

スタッフ

  • 監督:朝原雄三
  • 脚本:山田洋次、朝原雄三、梶浦政男
  • 原作・題字:東海林さだお
  • 撮影:近森眞史
  • 美術:横山豊
  • 音楽:渡辺剛
  • 主題歌 : 「ミモザの咲く頃」笹本安詞≒下町兄弟
  • 照明:中村裕樹
  • 録音:岸田和美
  • 編集:石島一秀
  • 助監督:佐々江智明
  • ドック・トレーナー:宮忠臣
  • 現像:IMAGICA
  • 製作者:佐生哲雄
  • プロデュース:秋葉千晴、椿宜和、高橋信仁

キャスト

ほか

サラリーマン専科 単身赴任

[編集]

1996年12月28日公開。1997年にVHS化。

同時上映は当初『男はつらいよ』第49作『寅次郎花へんろ』の予定で撮影地も決定していたが、撮影前に渥美清が死去、急遽『虹をつかむ男』に変更された。

スタッフ

  • 監督:朝原雄三
  • 脚本:山田洋次、朝原雄三、鈴木敏夫
  • 原作・題字:東海林さだお
  • 撮影:近森眞史
  • 美術:横山豊
  • 音楽:渡辺剛
  • 主題歌 : 「ミモザの咲く頃」笹本安詞≒下町兄弟
  • 照明:渡邊孝一
  • 録音:岸田和美
  • 編集:石島一秀
  • 助監督:桜井宏明、佐々江智明
  • 現像:IMAGICA
  • 製作者:佐生哲雄
  • プロデュース:秋葉千晴、椿宜和、矢島孝

キャスト

新サラリーマン専科

[編集]

1997年11月22日公開。同時上映は『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』。1998年にVHS化。

スタッフ

  • 監督:朝原雄三
  • 脚本:山田洋次、朝原雄三、鈴木敏夫
  • 音楽:重実徹
  • 撮影:近森眞史
  • 美術:横山豊
  • 照明:中須岳士
  • 録音:岸田和美
  • 編集:石島一秀
  • 助監督:大谷幸夫
  • 企画協力:藤原審爾(「初夢」より)
  • ロケ協力:福井放送三方町
  • 製作者:幸甫、山本久
  • プロデューサー:秋葉千晴、森重晃、岩田均、白石千江男
  • 製作:松竹アミューズ

キャスト

脚注

[編集]
  1. ^ 『週刊現代』2010年3月6日号 講談社
  2. ^ 真実一郎『サラリーマン漫画の戦後史』 洋泉社

外部リンク

[編集]