コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

シトロエン・カリン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シトロエン・カリン
ボディ
ボディタイプ 2ドアクーペ
車両寸法
全長 3,700 mm (145.7 in)
全幅 1,900 mm (74.8 in)
全高 1,075 mm (42.3 in)
テンプレートを表示

シトロエン・カリンCitroën Karin)は、1980年パリモーターショーで発表されたコンセプトカーである。

デザインは当時のシトロエンでデザインチーフを務めていたトレバー・フィオレによるもので、内外装は非常に独特なものとなっているが[1]、まるで未来を想起させるデザインは実のところ、シトロエンが見せたいものが何もなかったために、走行可能でなくても目立つものであれば何でも良かったのである。しかしデザインは手を抜かず、SMのような灯火類とDSのような隠しホイールを取り入れたものとなった[2]パワーユニットは公表されておらず、そもそもショーモデルには搭載されていなかった。

ピラミッド形状が印象的な車の外観には、フラッシュガラスパネル、流線型のリアホイール、そしてバタフライドアが取り入れられていた。カリンの屋根は、切り取られたピラミッドの形状により、A3用紙の大きさしかなかった[3]。カリンの最も目立つ内装の特徴の1つは、運転手が2人の乗客の間に位置する非伝統的な3人乗りレイアウトである。またダッシュボードも非常にシンプルな面となっており、計算機のような平たくカラフルなものとなっている[1]。ドアの中のボタンを引っ張ると、小さなスクリーンが現れる[4]

カリンの鮮明な角ばった形状は、テスラ・サイバートラックを想起させる。

出典

[編集]
  1. ^ a b 車輪が付いたピラミッド ?! 発表できるものがなくて誕生したコンセプトモデル”. Octane Japan (20 October 2020). 27 June 2024閲覧。
  2. ^ 甦れ!幻のコンセプトカー:シトロエン カリン”. BBC Top Gear JAPAN. p. 2 (14 August 2020). 27 June 2024閲覧。
  3. ^ 甦れ!幻のコンセプトカー:シトロエン カリン”. BBC Top Gear JAPAN. p. 4 (14 August 2020). 27 June 2024閲覧。
  4. ^ 甦れ!幻のコンセプトカー:シトロエン カリン”. BBC Top Gear JAPAN. p. 6 (14 August 2020). 27 June 2024閲覧。

外部リンク

[編集]
<- Previous シトロエン ロードカータイムライン 1980年代-
タイプ 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3
ハッチバック 2CV
LN / LNA AX C1 I C1 II
ヴィザ サクソ C2
C3 I C3 II C3 III
DS3 DS3クロスバック
C4エアクロス
GSA ZX クサラ C4 I C4 II C4 III
オープン DS3カブリオ
セダン BX エグザンティア C5 I C5 II
CX XM C6
ミニバン C15 ベルランゴ ベルランゴ II
C3ピカソ
クサラピカソ
C4ピカソ I C4ピカソ II
エバシオン C8 I C8 II C8 III
オフローダー メアリ
クロスオーバーSUV Cクロッサー
DS4 DS4
DS5
ハイブリッドカー C-ZERO
EV Eメアリ