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ジョシュ・テイラー (野球)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジョシュ・テイラー
Josh Taylor
カンザスシティ・ロイヤルズ #38
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アリゾナ州フェニックス
生年月日 (1993-03-02) 1993年3月2日(31歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
225 lb =約102.1 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2014年 アマチュアFA
初出場 2019年5月29日
年俸 $1,025,000(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジョシュ・アール・テイラーJosh Earl Taylor, 1993年3月2日 - )は、アメリカ合衆国アリゾナ州フェニックス出身のプロ野球選手投手)。左投左打。MLBカンザスシティ・ロイヤルズ所属。

経歴

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プロ入りとフィリーズ傘下時代

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2014年8月にドラフト外でフィラデルフィア・フィリーズと契約してプロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・フィリーズでプロデビュー。3試合に登板して2勝0敗、防御率0.00、13奪三振を記録した。

2015年はA級レイクウッド・ブルークロウズで開幕を迎え、後述の移籍まで13試合に先発登板して4勝5敗、防御率4.61を記録した。

ダイヤモンドバックス傘下時代

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2015年7月5日にクリス・オリバー及び金銭とのトレードで、後日発表選手と共にアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍した[2]。移籍後は傘下のA級ケーンカウンティ・クーガーズでプレーし、移籍前を含めた2球団合計で24試合に先発登板して8勝8敗、防御率3.96、123奪三振を記録した。

2016年はA+級バイセイリア・ローハイドとAA級モービル・ベイベアーズでプレーし、2球団合計で26試合(先発24試合)に登板して5勝11敗、防御率5.36、123奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ソルトリバー・ラフターズ英語版に所属した。

2017年はルーキー級アリゾナリーグ・ダイヤモンドバックスとAA級ジャクソン・ジェネラルズ[3]でプレーし、2球団合計で34試合(先発14試合)に登板して4勝7敗2セーブ、防御率4.96、92奪三振を記録した。

2018年はA+級バイセイリアで開幕を迎えた。

レッドソックス時代

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2018年5月15日、3月24日に行われたデベン・マレーロとのトレードの後日発表選手としてボストン・レッドソックスへ移籍した[4]。移籍後は傘下のAA級ポートランド・シードッグスとAAA級ポータケット・レッドソックスでプレーし、移籍前を含めた3球団合計で48試合に登板して3勝7敗13セーブ、防御率3.35、60奪三振を記録した。オフには2年ぶりにアリゾナ・フォールリーグに参加し、メサ・ソーラーソックスに所属した。11月20日にはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[5]

2019年は開幕をAAA級ポータケットで迎え、5月29日にメジャー初昇格を果たした[6]。同日のクリーブランド・インディアンス戦でメジャーデビュー[7]。この年メジャーでは52試合(先発1試合)に登板して2勝2敗、防御率3.04、62奪三振を記録した。

2020年新型コロナウイルスへの罹患や左肩痛の影響もあり、8試合の登板で1勝1敗、防御率9.82、7奪三振と振るわなかった。

2021年は中継ぎ陣の一角として、アダム・オッタビーノに次ぐチーム2位の登板数となる61試合に登板して、1勝1セーブ15ホールドを挙げた[8]

2022年は前年オフから続く背中の痛みのためAAA級ウースター・レッドソックス英語版で開幕を迎え、休養を挟みながら13試合に登板したが、7月12日のAA級ポートランド・シードッグスでの登板を最後に、リハビリに専念するためシーズンを終えた[9]

ロイヤルズ時代

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2023年1月24日にアダルベルト・モンデシーと後日指名選手[注 1]のトレードで、カンザスシティ・ロイヤルズに移籍した[10]

投球スタイル

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ランディ・ジョンソン直伝のスライダーが武器であり、これが全投球の37%を占めている。2018年まではカーブを多投していたが、ほとんど使わなくなった[11]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2019 BOS 52 1 0 0 0 2 2 0 6 .500 194 47.1 40 5 16 1 2 62 3 0 17 16 3.04 1.18
2020 8 0 0 0 0 1 1 0 1 .500 36 7.1 7 2 5 0 1 7 0 0 8 8 9.82 1.64
2021 61 0 0 0 0 1 0 1 15 1.000 209 47.2 45 2 23 3 3 60 2 0 18 18 3.40 1.43
2023 KC 17 1 0 0 0 1 3 0 0 .250 83 17.2 22 4 9 1 0 26 1 1 17 16 8.15 1.75
MLB:4年 138 2 0 0 0 5 6 1 22 .455 522 120.0 114 13 53 5 6 155 6 1 60 58 4.35 1.39
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手(P)












2019 BOS 52 0 4 1 0 .800
2020 8 0 0 1 0 .000
2021 61 0 2 0 0 1.000
2023 KC 17 0 0 0 0 ----
MLB 138 0 6 2 0 .750
  • 2023年度シーズン終了時

背番号

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  • 72(2019年 - 2020年)
  • 38(2021年, 2023年 - )

脚注

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注釈

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  1. ^ 3月19日にアンヘル・ピエールと発表されている。

出典

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  1. ^ Josh Taylor Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年1月14日閲覧。
  2. ^ Nick Piecoro (2015年7月5日). “Arizona Diamondbacks acquire two minor-league pitchers from Philadelphia Phillies” (英語). AZ Central.com. 2020年3月30日閲覧。
  3. ^ 2017年よりダイヤモンドバックス傘下
  4. ^ D-backs trade Josh Taylor to Red Sox to complete Deven Marrero trade” (英語). MLB.com (2018年5月15日). 2020年3月30日閲覧。
  5. ^ Logan Mullen (2018年11月20日). “Red Sox Perform Slew Of Roster Moves, Make Colten Brewer Trade Official” (英語). NESN. 2020年3月30日閲覧。
  6. ^ Chris Cotillo (2019年5月29日). “Boston Red Sox roster moves: Mitch Moreland placed on 10-day IL; Travis Lakins sent down in reliever shuffle” (英語). MassLive.com. 2020年3月30日閲覧。
  7. ^ Cleveland Indians at Boston Red Sox Box Score, May 29, 2019” (英語). Baseball-Reference.com. 2020年3月30日閲覧。
  8. ^ 2021 Boston Red Sox Statistics”. Baseball-Reference.com. 2023年4月16日閲覧。
  9. ^ Boston Red Sox pull reliever Josh Taylor off rehab assignment, shut him down from throwing again”. Masslive.com (2022年7月16日). 2023年4月16日閲覧。
  10. ^ Ian Browne (2023年1月24日). “Red Sox land infielder Mondesi in trade with Royals”. MLB.com. 2023年4月16日閲覧。
  11. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2020』廣済堂出版、2020年、70頁頁。ISBN 978-4-331-52282-0 

関連項目

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外部リンク

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