ソウルモーターショー
ソウルモーターショー(Seoul Motor Show、서울 모터쇼、略称:SMS)は、大韓民国で開催される国際モーターショーで1995年以来ほぼ2年ごとに開催されている。ただし、2001年は韓国全体を襲った経済危機の影響で行われず、2002年に行われた。その次の回は2005年に行われ、以降は末尾が奇数年開催に戻っている。
ソウルモーターショー組織委員会、韓国自動車工業会 (KAMA)が主催し、知識経済部、環境部、国土海洋部、京畿道庁、高陽市庁が後援する。1997年に国際自動車工業連合会 (OICA) によって国際自動車展示会に認定されている。
開催された当初の会場はソウル市内にあるコエックスだったが、2005年からはコエックスの約2倍の面積を持つ京畿道のキンテックスに場所を移した。さらに、キンテックスには2011年に第2展示場となるキンテックス2が完成したため、キンテックスと合わせるとコエックス比で約4倍の広さとなった。
2021年は新型コロナウイルスや他モーターショーとの重複といった諸事情により、「ソウルモビリティショー」に名称変更し、規模が縮小された上で開催。
2023年も引き続きソウルモビリティショーの名で開催される。
2007年
[編集]テーマ:創造〜新たな世界が切り拓かれる
第6回ソウルモーターショーは4月5日から4月15日まで(一般公開は4月6日から)キンテックスにて開催。
出展車種:
- デーウ・L4X(韓国初公開、のちのベリタス)
- ヒュンダイ・FDハッチバック(韓国初公開)
- ヒュンダイ・FDワゴン
- ヒュンダイ・HCD-10ヘリオン・コンセプト(韓国初公開)
- ヒュンダイ・HED-4カルマック・コンセプト(韓国初公開)
- ヒュンダイ・HND-3ベロスター・コンセプト
- ヒュンダイ・TQ
- インフィニティ・G37クーペ
- キア・KCD-3キュー・コンセプト(韓国初公開)
- キア・KED-2プロシード・コンセプト(韓国初公開)
- キア・KED-3エクシード・コンセプト(韓国初公開)
- キア・KND-4コンセプト
- サンヨン・カイロン・フェイスリフト
- サンヨン・Wzコンセプト
- ルノー・アルティカ・コンセプト(韓国初公開)
- ルノーサムスン・QMX(のちのQM5)
など
2009年
[編集]テーマ:美しい技術、素晴らしいデザイン
第7回は2009年4月3日から12日まで開催。開催場所は前回同様KINTEXである。国内メーカーが盛況する中、今回は世界的不況の影響により日産やBMWなど多くの海外メーカーが出展を見合わせたため、ほぼ国内メーカーのみでの出展となった。
出展車種:
- ヒュンダイ・アバンテ・LPiハイブリッド
- ヒュンダイ・ブルーウィル・コンセプト
- ヒュンダイ・ジェネシス・プラダ
- キア・ソレントR
- キア・フォルテ・LPiハイブリッド
- キア・KND-5・コンセプト(のちのK7)
- GM大宇・マティス後継車*(のちのマティス・クリエイティブ)
- シボレー・ボルト (ハイブリッドカー) (GM大宇ブースにて出展)
- ルノーサムスン・SM3(2代目)
- ルノーサムスン・eMX・コンセプト
- サンヨン・C200
- ホンダ・インサイト
- ホンダ・CR-Z・コンセプト
- レクサス・ISコンバーチブル
など
2011年
[編集]テーマ:進化、タイヤの上のグリーン革命
第8回は2011年4月1日から10日まで開催(プレスデーは3月31日)。開催場所は従来同様キンテックスである。過去最大規模となる8カ国139社が参加する予定。韓国GMにとっては社名変更後初の出展となる。
出展車種:
- ヒュンダイ・HSD-6コンセプト
- ヒュンダイ・ヴェロスター
- ヒュンダイ・ソナタ・ハイブリッド
- ヒュンダイ・VF(i40)
- キア・KND-6コンセプト
- キア・K5・ハイブリッド
- サンヨン・KEV2
- サンヨン・SUT1
- シボレー・ミレー
- シボレー・ボルト (ハイブリッドカー)
- シボレー・キャプティバ(2代目)
- アルフェオン・eアシスト
- ルノーサムスン・SM7コンセプト(2代目)
- ルノーサムスン・SM3・Z.E.
- ルノーサムスン・Twizy
- 日産・リーフ
- 日産・キューブ
- インフィニティ・エッセンス
- トヨタ・シエナ
- トヨタ・プリウス・プラグインハイブリッド
- レンジローバー・イヴォーク
- ボルボ・V60
- BMW・ヴィジョン
- アウディ・e-tron
- ポルシェ・カイエン・ハイブリッド/ディーゼル
- メルセデス・ベンツ・F800スタイル
- ホンダ・シビックコンセプト
- ホンダ・FCXクラリティ
など
2013年
[編集]テーマ: 自然を抱く、人を抱く
第9回は2013年3月29日から4月7日まで開催(プレスデーは3月28日)。前回(8カ国・139社)よりも多い12カ国・210社が参加し、展示面積は過去最大となる。開催場所は従来同様キンテックス(2011年9月のキンテックス2の完成により、今回からキンテックス、キンテックス2の2会場となった)。
出展車両
- ヒュンダイ・HND-9
- ヒュンダイ・アバンテクーペ
- ヒュンダイ・アバンテEV
- ヒュンダイ・エクウス by エルメス
- キア・CUB
- キア・クロスGT
- キア・カレンス(4代目、RP型)
- キア・K3ユーロ(5ドア)
- シボレー・スパークEV
- シボレー・カマロ ホットウィール
- ルノーサムスン・QM3(ルノー・キャプチャーのルノーサムスン版)
- ルノーサムスン・SM3 Z.E.(マイナーチェンジ版)
- ルノーサムスン・SM5 XE TCE
- サンヨン・LIV-1
- サンヨン・SIV-1
- サンヨン・チェアマンWサミット
- レクサス・LF-LC
- レクサス・IS(3代目、日本仕様の場合は2代目)
- トヨタ・RAV4(4代目)
- トヨタ・FJクルーザー
- トヨタ・アバロン(4代目)
- 日産・ジューク
- 日産・パスファインダー(4代目)
- インフィニティ・LEコンセプト
- BMW・3シリーズGT
- BMW・4シリーズクーペ
- BMW・M6グランクーペ
- MINI インスパイアード・バイ・グッドウッド
- マセラティ・クアトロポルテ(6代目)
- ランドローバー・レンジローバー
- ボルボ・V40(2代目)
- フォルクスワーゲン・ゴルフ(7代目)
- フォルクスワーゲン・ポロ(5代目)
- メルセデス・ベンツ・Aクラス(3代目)
- メルセデス・ベンツ・CLAクラス
など
2015年
[編集]テーマ: 技術に出会う、芸術を感じる
第10回は2015年4月3日から4月12日まで開催(プレスデーは4月2日)。出展自動車メーカー数33社、出展台数約350台は過去最多。会場は前回同様、「KINTEX」と「KINTEX2」だが、展示面積を拡大し、過去最大規模の91.141m2となる。
出展車種:
- シボレー・スパーク(次期型)
- ヒュンダイ・エンデューロ(世界初公開)
- ヒュンダイ・ソナタ PHEV
- ヒュンダイ・ソラティ(韓国初公開)
- キア・K5(JF型)
- キア・ノヴォ コンセプト(世界初公開)
- サンヨン・XAV コンセプト
- サンヨン・チボリEVR
- ルノー・エスパス(韓国初公開)
- ルノーサムスン・エオラブ(韓国初公開、ルノー・エオラブのルノーサムスン版)
- 日産・ムラーノ(Z52型)
- インフィニティ・Q70L
- メルセデス・ベンツ・マイバッハSクラス(X222)
- メルセデスAMG・GT
- トヨタ・MIRAI
- トヨタ・プリウスV(日本名:プリウスα)
- レクサス・LF-LC(のちのレクサス・LC)
- ホンダ・HR-V(日本名:ヴェゼル)
- ホンダ・レジェンド ハイブリッド(日本仕様をそのまま展示)
- シトロエン・C4カクタス
- マセラティ・アルフィエーリ コンセプト
- フォルクスワーゲン・デザインヴィジョンGTI コンセプト
- アウディ・TT
- BMW・M4コンバーチブル
- BMW・2シリーズ アクティブツアラー
など
2017年
[編集]テーマ: 未来を描き、今を楽しもう
第11回は2017年3月31日から4月9日まで開催(プレスデーは3月30日)。
- ジェネシス・G90 スペシャルエディション
- ヒュンダイ・FEフューエルセル コンセプト
- ヒュンダイ・グレンジャー ハイブリッド(IG)
- ヒュンダイ・i30 TUIXコンセプト
- キア・スティンガー
- シボレー・ボルトEV
- ルノー・クリオ(日本名:ルーテシア、ルノーサムスンのブースにて展示)
- 雙龍・G4レクストン
- トヨタ・プリウスプライム(日本名:プリウスPHV(ZVW52))
- インフィニティ・Q60
- 日産・グリップス コンセプト
- ホンダ・CR-Vターボ(5代目)
- ホンダ・NSX(NC1)
- プジョー・5008GT
- BMW・M760Li xDrive
- ポルシェ・パナメーラ(2代目)
- リンカーン・ナビゲーター コンセプト
ほか
2019年
[編集]テーマ:SUSTAINABLE CONNECTED MOBILITY(持続可能なモビリティ)
第12回は2019年3月29日から4月7日まで開催(プレスデーは3月28日)。テスラが初出展。
- ルノーサムスン・XM3 インスパイア(ルノー・アルカナのルノーサムスン版、のちのXM3)
- キア・モハベ マスターピース
- キア・SP シグネチャー
- ヒュンダイ・ソナタ(DN8)
- ヒュンダイ・パリセード
- ヒュンダイ・ネクソ
- ジェネシス・G90L
- サンヨン・コランド(C300)
- テスラ・モデル3
- AMG GT 4ドアクーペ
- マセラティ・レヴァンテ トロフェオ
- シボレー・タホ
- ポルシェ・918スパイダー
- ポルシェ・911(992)
- DS・DS3クロスバック
- BMW・X7
- BMW・Z4
- トヨタ・RAV4(5代目)
- トヨタ・スープラ(日本名:GRスープラ)
- レクサス・LF-1 リミットレス
- レクサス・UX
- 日産・アルティマ(L34)
ほか
2021年 (ソウル モビリティ ショー)
[編集]テーマ:SUSTAINABLE CONNECTED MOBILITY(持続可能なモビリティ)
第13回はCOVID-19の影響を考慮し、例年3月末からの開催を延期して7月1日から10日までで予定していたが、再延期され、2021年11月25日から12月5日まで開催(プレスデーは11月24日)。
また、名称も変更され「SEOUL MOBILITY SHOW(ソウル・モビリティ・ショー)」として、通常時の約1/3の規模に縮小された上で開催された。
- ジェネシス・エレクトリファイドG80
- ジェネシス・エレクトリファイドGV70
- ジェネシス・GV60
- キア・ニロ(2代目、SG2)
- メルセデス・ベンツ・EQA
- メルセデス・ベンツ・EQB
- メルセデス・ベンツ・EQS
- BMW・i4
- BMW・iX
- アウディ・Q4 e-トロン
ほか
2023年 (ソウル モビリティ ショー)
[編集]テーマ:持続可能で知能化された移動革命
第14回は2023年4月1日から4月9日まで開催(3月31日はプレスデー)。 双龍自動車がKGモビリティに改名して初めてのショーでもある。
- キア・EV9
- ヒョンデ・ソナタTHE EDGE
- KGモビリティ・O100
- KGモビリティ・F100
- KGモビリティ・トーレスEVX
ほか