コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

タイム・イズ・オブ・ジ・エッセンス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『タイム・イズ・オブ・ジ・エッセンス』
マイケル・ブレッカースタジオ・アルバム
リリース
録音 ニューヨーク パワー・ステーション、ライト・トラック[3]
ジャンル ジャズ
時間
レーベル ヴァーヴ・レコード
プロデュース ジョージ・ウィッティ
専門評論家によるレビュー
マイケル・ブレッカー アルバム 年表
トゥー・ブロックス・フロム・ジ・エッジ
(1998年)
タイム・イズ・オブ・ジ・エッセンス
(1999年)
ニアネス・オブ・ユー:ザ・バラード・ブック
(2001年)
テンプレートを表示

タイム・イズ・オブ・ジ・エッセンス』(Time Is of the Essence)は、アメリカ合衆国ジャズサクソフォーン奏者、マイケル・ブレッカー1999年に発表したスタジオ・アルバム

背景

[編集]

ブレッカーによれば、本作の作風はラリー・ヤングのアルバム『ユニティ』からの影響が強いとのことで、一部の曲では、同アルバムにも参加したエルヴィン・ジョーンズがドラムスを担当している[4]パット・メセニーが2曲を提供しており、そのうち「アズ・アイ・アム」は、パット・メセニー・グループ名義のアルバム『カルテット』(1996年)収録曲の再演である。また、「タイムライン」は、後にメセニーのリーダー・アルバム『SIDE-EYE NYC』(2021年)で再演された[5]

反響・評価

[編集]

母国アメリカでは、『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートで5位に達した[6]

第43回グラミー賞では、本作が最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・アルバム賞にノミネートされ、収録曲「アウトランス」が最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・ソロ賞にノミネートされた[7]。William Ruhlmannはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「ジョーンズを従えた曲、特に冒頭の"Arc of the Pendulum"と締め括りの"Outrance"(いずれもブレッカーのオリジナル曲)では、ブレッカーは自由奔放に演奏して積極的にリズムを横断し、ジョン・コルトレーンに敬意を表している」と評している[2]

トラック・リスト

[編集]

特記なき楽曲はマイケル・ブレッカー作曲。10.は日本盤ボーナス・トラック

#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「アーク・オブ・ザ・ペンデュラム - Arc of the Pendulum」  
2.「サウンド・オフ - Sound Off」(Larry Goldings)  
3.「ハーフ・パスト・レイト - Half Past Late」  
4.「タイムライン - Timeline」(Pat Metheny)  
5.「ザ・モーニング・オブ・ジス・ナイト - The Morning of This Night」  
6.「ルネッサンス・マン[エディ・ハリスに捧ぐ] - Renaissance Man (for Eddie Harris)」(George Whitty)  
7.「ドクター・スレイト - Dr. Slate」  
8.「アズ・アイ・アム - As I Am」(P. Metheny)  
9.「アウトランス - Outrance」  
10.「ルネイションズ - Lunations」  

パーソネル

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ マイケル・ブレッカー/タイム・イズ・オブ・ジ・エッセンス (廃盤)”. CDJournal. 音楽出版社. 2022年6月3日閲覧。
  2. ^ a b Ruhlmann, William. “Michael Brecker Time Is of the Essence Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2022年6月3日閲覧。
  3. ^ CD英文ブックレット内クレジット
  4. ^ 日本盤CD (MVCI-24017)ライナーノーツ(成田正、1999年8月)
  5. ^ パット・メセニー、ニューアルバム『SIDE-EYE NYC』9月リリース 世界各地で100公演を越えるツアーも”. Billboard Japan (2021年7月14日). 2022年6月3日閲覧。
  6. ^ Michael Brecker - Awards”. AllMusic. 2016年4月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月3日閲覧。
  7. ^ Michael Brecker - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2022年6月3日閲覧。

外部リンク

[編集]