コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

タガロア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タガロア
欧字表記 Tagaloa
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2017年9月9日
死没 (存命)
ロードカナロア
ヴァシリーサ
母の父 ハーツクライ
生国 オーストラリアの旗 オーストラリア
生産者 Arrowfield Stud
馬主

A Kheir, A Latassa, DP & SH Juratowitch
, JCL See, NK Stuart, JR Clancy
, CE Gilder, SA Lewin, TM Scales
, RT & BA Secatore, A Terluk, TE Woodman

, SL Curran, G Ohehir, JA O'Neill, V Kheir
調教師 Trent Busuttin & Natalie Young(オーストラリアの旗 オーストラリア
競走成績
生涯成績 13戦3勝
獲得賞金 1,067,150A$
勝ち鞍
GI ブルーダイヤモンドステークス 2020年
GIII CSヘイズステークス 2021年
テンプレートを表示

タガロアTagaloa)は、オーストラリア競走馬。2020年ブルーダイヤモンドステークスの勝ち馬である。

経歴

[編集]

デビュー前

[編集]

本馬はロードカナロア産駒の南半球向け時差交配でオーストラリアに輸出された母ヴァシリーサがアローフィールドスタッドで生産した逆輸入馬である[1]

2歳 (2019/20シーズン)

[編集]

2019年11月7日フレミントン競馬場のマリビノンプレート(G3)でデビューし3着。続く11月30日ムーニーヴァレー競馬場の条件戦を制し2戦目で初勝利を挙げる。

2020年2月8日のブルーダイヤモンドプレリュード(G3)では中団追走も直線で伸びを欠き4着に終わる。G1初挑戦となった2月22日のブルーダイヤモンドステークスでは7番人気タイの低評価であったが、道中3番手から追走すると直線で鮮やかに抜け出し、最後は1番人気ハンシアティックの追撃を振り切ってG1競走初制覇を果たした[2]

その後、3月7日のトッドマンスリッパートライアルステークス (G2)では後方から追い込んたが2着に敗れた[3]

3月21日のゴールデンスリッパーステークス(G1)では2番人気に推されたが4着だった。1着はヒュー・ボウマン騎乗のファーナン(父ノットアシングルダウト)、勝ちタイムは1分10秒19[4][5]であった。

3歳 (2020/21シーズン)

[編集]

シーズン初戦となった8月29日のHDFマクニールステークス (G3)では3着と好走するも、続く9月のインヴィテーションステークスは6着、10月のコーフィールドギニーは脚の負傷が響いて最下位14着、2021年1月のマンフレッドステークス(G3)は3着と惨敗が続いた。2月13日のCSヘイズステークス (G3) では道中2番手を追走すると残り300mで先頭に立ち、最後はアイザアーの追撃を1馬身差振り切り久々の勝利を挙げた[6]。2月27日のオーストラリアンギニーでは序盤で先頭に立ち軽快に逃げると、直線に入り後続を突き放し、一時は2馬身程のリードを広げるも、中団から末脚を伸ばした最低人気のルナーフォックスにゴール前でかわされ、さらに最後方からチェリートルトーニにも急襲されて3着となった[7]。4月24日のオールエイジドステークス9着を最後に現役を引退、ユーロンスタッドで種牡馬となる[8]

競走成績

[編集]

血統表

[編集]
タガロア(Tagaloa)血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 キングマンボ系

ロードカナロア
2008 鹿毛
父の父
キングカメハメハ
2001 鹿毛
Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
*マンファス *ラストタイクーン
Pilot Bird
父の母
レディブラッサム
1996 鹿毛
Storm Cat Storm Bird
Terlingua
*サラトガデュー Cormorant
Super Luna

ヴァシリーサ
2012 栗毛
ハーツクライ
2001 鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
アイリッシュダンス *トニービン
*ビユーパーダンス
母の母
*ペンカナプリンセス
Penkenna Princess
1991 黒鹿毛
Pivotal Polar Falcon
Fearless Revival
Tiriana Common Grounds
Proudfoot
母系(F-No.) 21号族(FN:21-a) [§ 2]
5代内の近親交配 Nureyev 5×5=6.25% [§ 3]
出典
  1. ^ JBISサーチ Tagaloa 5代血統表 2020年3月23日閲覧
  2. ^ netkeiba.com Tagaloaの血統表 2020年3月23日閲覧
  3. ^ netkeiba.com Tagaloaの血統表 2020年3月23日閲覧
  • 6代母Noble Treasureの半姉Crown Treasureの仔に欧州G1競走6勝を挙げたグリントオブゴールド(Glint of Gold)、半妹Kanzの孫に欧州でG1競走4勝のアルカジーム(Al Kazeem)がいる。

脚注

[編集]

注釈

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 藤井正弘の血統トピック 父カナロア×母父ハーツ 新たな黄金配合の予感?”. スポーツニッポン (2020年2月26日). 2020年3月15日閲覧。
  2. ^ ロードカナロア産駒タガロア、豪2歳G1ブルーダイヤモンドSで番狂わせ”. JRA-VAN (2020年2月23日). 2020年3月15日閲覧。
  3. ^ ロードカナロア産駒タガロア、2歳王者前哨戦は追い込んで2着”. JRA-VAN (2020年3月8日). 2020年3月15日閲覧。
  4. ^ カナロア産駒タガロアは4着/ゴールデンスリッパー”. 日刊スポーツ (2020年3月21日). 2020年3月22日閲覧。
  5. ^ 2歳戦で世界最高賞金の豪G1、ファーナンがロケットスタートで逃げ切り”. JRA-VAN (2020年3月21日). 2020年3月22日閲覧。
  6. ^ タガロアが復活の狼煙、前哨戦快勝でG1オーストラリアンギニーへ大きく前進”. JRA-VAN (2021年2月14日). 2021年4月27日閲覧。
  7. ^ G1オーストラリアンギニーで史上最大の大穴! 単勝301倍が勝利でタガロアは3着に泣く”. JRA-VAN (2021年2月28日). 2021年4月27日閲覧。
  8. ^ ロードカナロア産駒初のオーストラリアG1制覇タガロアが引退、種牡馬入り”. ヤフースポーツ (2021年4月27日). 2021年4月27日閲覧。

外部リンク

[編集]