タガロア
タガロア | |||||||||
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欧字表記 | Tagaloa | ||||||||
品種 | サラブレッド | ||||||||
性別 | 牡 | ||||||||
毛色 | 鹿毛 | ||||||||
生誕 | 2017年9月9日 | ||||||||
死没 | (存命) | ||||||||
父 | ロードカナロア | ||||||||
母 | ヴァシリーサ | ||||||||
母の父 | ハーツクライ | ||||||||
生国 | オーストラリア | ||||||||
生産者 | Arrowfield Stud | ||||||||
馬主 |
A Kheir, A Latassa, DP & SH Juratowitch | ||||||||
調教師 | Trent Busuttin & Natalie Young( オーストラリア) | ||||||||
競走成績 | |||||||||
生涯成績 | 13戦3勝 | ||||||||
獲得賞金 | 1,067,150A$ | ||||||||
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タガロア(Tagaloa)は、オーストラリアの競走馬。2020年ブルーダイヤモンドステークスの勝ち馬である。
経歴
[編集]デビュー前
[編集]本馬はロードカナロア産駒の南半球向け時差交配でオーストラリアに輸出された母ヴァシリーサがアローフィールドスタッドで生産した逆輸入馬である[1]。
2歳 (2019/20シーズン)
[編集]2019年11月7日フレミントン競馬場のマリビノンプレート(G3)でデビューし3着。続く11月30日ムーニーヴァレー競馬場の条件戦を制し2戦目で初勝利を挙げる。
2020年2月8日のブルーダイヤモンドプレリュード(G3)では中団追走も直線で伸びを欠き4着に終わる。G1初挑戦となった2月22日のブルーダイヤモンドステークスでは7番人気タイの低評価であったが、道中3番手から追走すると直線で鮮やかに抜け出し、最後は1番人気ハンシアティックの追撃を振り切ってG1競走初制覇を果たした[2]。
その後、3月7日のトッドマンスリッパートライアルステークス (G2)では後方から追い込んたが2着に敗れた[3]。
3月21日のゴールデンスリッパーステークス(G1)では2番人気に推されたが4着だった。1着はヒュー・ボウマン騎乗のファーナン(父ノットアシングルダウト)、勝ちタイムは1分10秒19[4][5]であった。
3歳 (2020/21シーズン)
[編集]シーズン初戦となった8月29日のHDFマクニールステークス (G3)では3着と好走するも、続く9月のインヴィテーションステークスは6着、10月のコーフィールドギニーは脚の負傷が響いて最下位14着、2021年1月のマンフレッドステークス(G3)は3着と惨敗が続いた。2月13日のCSヘイズステークス (G3) では道中2番手を追走すると残り300mで先頭に立ち、最後はアイザアーの追撃を1馬身差振り切り久々の勝利を挙げた[6]。2月27日のオーストラリアンギニーでは序盤で先頭に立ち軽快に逃げると、直線に入り後続を突き放し、一時は2馬身程のリードを広げるも、中団から末脚を伸ばした最低人気のルナーフォックスにゴール前でかわされ、さらに最後方からチェリートルトーニにも急襲されて3着となった[7]。4月24日のオールエイジドステークス9着を最後に現役を引退、ユーロンスタッドで種牡馬となる[8]。
競走成績
[編集]血統表
[編集]タガロア(Tagaloa)の血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | キングマンボ系 |
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父 ロードカナロア 2008 鹿毛 |
父の父 キングカメハメハ2001 鹿毛 |
Kingmambo | Mr. Prospector | |
Miesque | ||||
*マンファス | *ラストタイクーン | |||
Pilot Bird | ||||
父の母 レディブラッサム1996 鹿毛 |
Storm Cat | Storm Bird | ||
Terlingua | ||||
*サラトガデュー | Cormorant | |||
Super Luna | ||||
母 ヴァシリーサ 2012 栗毛 |
ハーツクライ 2001 鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | ||||
アイリッシュダンス | *トニービン | |||
*ビユーパーダンス | ||||
母の母 *ペンカナプリンセスPenkenna Princess 1991 黒鹿毛 |
Pivotal | Polar Falcon | ||
Fearless Revival | ||||
Tiriana | Common Grounds | |||
Proudfoot | ||||
母系(F-No.) | 21号族(FN:21-a) | [§ 2] | ||
5代内の近親交配 | Nureyev 5×5=6.25% | [§ 3] | ||
出典 |
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- 6代母Noble Treasureの半姉Crown Treasureの仔に欧州G1競走6勝を挙げたグリントオブゴールド(Glint of Gold)、半妹Kanzの孫に欧州でG1競走4勝のアルカジーム(Al Kazeem)がいる。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “藤井正弘の血統トピック 父カナロア×母父ハーツ 新たな黄金配合の予感?”. スポーツニッポン (2020年2月26日). 2020年3月15日閲覧。
- ^ “ロードカナロア産駒タガロア、豪2歳G1ブルーダイヤモンドSで番狂わせ”. JRA-VAN (2020年2月23日). 2020年3月15日閲覧。
- ^ “ロードカナロア産駒タガロア、2歳王者前哨戦は追い込んで2着”. JRA-VAN (2020年3月8日). 2020年3月15日閲覧。
- ^ “カナロア産駒タガロアは4着/ゴールデンスリッパー”. 日刊スポーツ (2020年3月21日). 2020年3月22日閲覧。
- ^ “2歳戦で世界最高賞金の豪G1、ファーナンがロケットスタートで逃げ切り”. JRA-VAN (2020年3月21日). 2020年3月22日閲覧。
- ^ “タガロアが復活の狼煙、前哨戦快勝でG1オーストラリアンギニーへ大きく前進”. JRA-VAN (2021年2月14日). 2021年4月27日閲覧。
- ^ “G1オーストラリアンギニーで史上最大の大穴! 単勝301倍が勝利でタガロアは3着に泣く”. JRA-VAN (2021年2月28日). 2021年4月27日閲覧。
- ^ “ロードカナロア産駒初のオーストラリアG1制覇タガロアが引退、種牡馬入り”. ヤフースポーツ (2021年4月27日). 2021年4月27日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeibaJBISサーチ、Racing Post