ダビド・ゴファン
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2021年全仏オープンでのダビド・ゴファン | ||||
基本情報 | ||||
国籍 | ベルギー | |||
出身地 | 同・ロクール | |||
生年月日 | 1990年12月7日(33歳) | |||
身長 | 180cm | |||
体重 | 70kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2009年 | |||
ツアー通算 | 7勝 | |||
シングルス | 6勝 | |||
ダブルス | 1勝 | |||
生涯獲得賞金 | 17,138,858 アメリカ合衆国ドル | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | ベスト8(2017) | |||
全仏 | ベスト8(2016) | |||
全英 | ベスト8(2019・22) | |||
全米 | 4回戦(2017-20) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | 1回戦(2013) | |||
全米 | 1回戦(2012・15) | |||
国別対抗戦最高成績 | ||||
デビス杯 | 準優勝(2015・17) | |||
ホップマン杯 | ラウンドロビン(2018) | |||
ATP杯 | ベスト8(2020) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 7位(2017年11月20日) | |||
ダブルス | 158位(2019年7月15日) | |||
2024年10月10日現在 |
ダビド・ゴファン(David Goffin, フランス語発音: [david ɡɔfɛ̃][1], 1990年12月7日 - )は、ベルギー・ロクール出身の男子プロテニス選手。日本語では「ゴフィン」表記も多い。これまでにATPツアーでシングルス6勝、ダブルス1勝を挙げている。身長180cm。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。自己最高ランキングはシングルス7位。ダブルス158位。
選手経歴
[編集]ジュニア時代
[編集]2008年 ジュニア世界10位
[編集]ジュニア時代ではシングルスにおいて、戦績76勝44敗の成績を残している。同年7月にはジュニア世界ランキングで10位を記録。ジュニアグランドスラムの戦績は全仏オープン2回戦、ウィンブルドン選手権1回戦敗退である。
2009年 プロ転向
[編集]フューチャーズとATPチャレンジャーツアーを中心に活動する。この年の最も良い成績はトーディで開催された大会で予選から4試合連続で勝利したベスト4入りであり、準決勝では当時世界ランキング84位のシモン・グロイルにストレートで敗れるも、同年にプロ転向。
2010年 トップ250入り
[編集]昨年同様にフューチャーズとATPチャレンジャーツアーを中心に世界を巡り、様々な戦績を挙げて、ランキングを上昇させる。年間最終ランキングは233位。
2011年 ツアー初勝利
[編集]チェンナイ・オープンで当時インドNo.1選手であったソムデブ・デブバルマンを破る金星を上げ、ATPツアー初勝利を飾った。2回戦では当大会を制するスタニスラス・ワウリンカに敗れた。
2012年 トップ50入り
[編集]全仏オープンでは予選決勝で敗退したが、ガエル・モンフィスの直前欠場によりラッキールーザーで4大大会に初出場する。1回戦でラデク・ステパネクを6-2, 4-6, 2-6, 6-4, 6-2で、2回戦でアルノー・クレマンを3-6, 7-6(2), 0-6, 6-2, 6-1で、3回戦でルカシュ・クボットを7-6(4), 7-5, 6-1で破り4回戦に進出した。ラッキールーザーが4大大会の男子シングルスで4回戦に進出したのは1995年ウィンブルドン選手権のディック・ノーマン以来17年ぶりという快挙だった[2][3]。4回戦では憧れのロジャー・フェデラーと対戦し第1セットを先取したが7-5, 5-7, 2-6, 4-6で敗れた[4]。
ウィンブルドンでも1回戦で前年ベスト8のバーナード・トミックを3-6, 6-3, 6-4, 6-4で破り3回戦まで進出した。7月のロンドン五輪でオリンピックに初出場した。シングルス1回戦でフアン・モナコに4-6, 1-6で敗れた。チェンナイ・オープン、ウィンストン・セーラム・オープン、バレンシア・オープン500の3大会でベスト8に進出し、2012年年頭の174位から42位までランキングを上げている。
2014年 ツアー初優勝
[編集]その後怪我に苦しみランキングを下げてしまったが、7月のオーストリア・オープンでツアー初の決勝に進出し地元のドミニク・ティームを4–6, 6–1, 6–3で破りツアー初優勝を果たした[5]。9月のモゼール・オープンでは第8シードで出場し、準々決勝で第1シードのジョー=ウィルフリード・ツォンガを1-6, 7-6(5), 7-5で破ると、決勝でジョアン・ソウザに6-4, 6-3で勝利しツアー2勝目をあげる。10月のスイス・インドアに第7シードで出場。準々決勝で世界ランク9位のミロシュ・ラオニッチを6–7(3), 6–3, 6-4で勝利するなど、決勝に進出。決勝でフェデラーに2-6, 2-6で敗れ準優勝。
2015年 デビス杯準優勝
[編集]5月のBNLイタリア国際でマスターズ1000初のベスト8進出を果たした。全仏オープンでは3回戦でジェレミー・シャルディーに敗れた。その後のトップシェルフ・オープンでは決勝まで進みニコラ・マユに敗れ準優勝にこそなりはしたものの、翌週の世界ランキングでは自身の記録を更新する15位とした。
ウィンブルドン選手権においても自身初めての4回戦に進み、第4シードのスタン・ワウリンカに6-7(3), 6-7(7), 4-6と善戦し、敗れたもののグラスコートによる適応力の高さを示した。また、大会後の世界ランキングでも14位とし再び自身の持つ記録を塗り替えた。
8月のシンシナティ・マスターズでは世界ランク1位のノバク・ジョコビッチを第3セット第3ゲーム時点で4-6, 6-2, 3-0の2ブレークアップに持ち込むもそのあと6ゲーム連取され敗れた。全米オープンでは3回戦のロベルト・バウティスタ・アグート戦では第4セットで途中棄権した。
デビスカップではベルギー代表のエースとして活躍。初戦の前回王者スイス戦では第5戦でアドリアン・ボッセルに勝利し、準々決勝進出を決める。準々決勝カナダ戦では第2戦でフィリップ・ペリウォに勝利し準決勝進出に貢献。準決勝アルゼンチン戦では第1戦で、フェデリコ・デルボニスに、第4戦でディエゴ・シュワルツマンに勝利し、ベルギーを1904年以来の決勝に導いた。決勝イギリス戦では第1戦でカイル・エドマンドに3-6, 1-6, 6-2, 6-1, 6-0で勝利。第3戦のダブルスにもスティーブ・ダルシスと組んで出場するがマリー兄弟に4-6, 6-4, 3-6, 2-6で敗れた。第4戦で世界ランク2位のアンディ・マリーと対戦し3-6, 5-7, 3-6で敗れ、デビスカップ初優勝はならなかった。
2016年 全仏ベスト8
[編集]全豪オープンでは初めて4回戦に進出したものの、第3シードのフェデラーに2-6, 1-6, 4-6で敗れた。BNPパリバ・オープンでは4回戦で世界ランク4位のワウリンカを6-3, 5-7, 7-6(5)で破ると、準々決勝でマリン・チリッチを7-6(4), 6-2で勝利し、マスターズ1000初のベスト4進出。準決勝でミロシュ・ラオニッチに3-6, 6-3, 3-6で敗れた。続くマイアミ・オープンでは準々決勝でジル・シモンに3-6, 6-2, 6-1で勝利しマスターズ2大会連続ベスト4進出。準決勝ではジョコビッチに6-7(5), 4-6で敗れた。大会後の世界ランキングで自己最高の13位に浮上する。
BNLイタリア国際では3回戦で世界ランク8位のトマーシュ・ベルディヒを6-0, 6-0のダブルベーグルで勝利し、2年連続のベスト8入りを果たす。準々決勝ではマリーに1-6, 5-7で敗れた。全仏オープンでは4回戦でエルネスツ・ガルビスに4-6, 6-2, 6-2, 6-3で勝利し、自身初のグランドスラムでベスト8に進出。準々決勝のドミニク・ティーム戦はお互いに初のベスト4進出とトップ10入りを懸けた一戦となったが、6-4, 6-7(7), 4-6, 1-6で敗れた。全仏後の世界ランキングで自己最高の11位となった。
ウィンブルドン選手権では4回戦でミロシュ・ラオニッチから2セットを先取するも6-4, 6-3, 4-6, 4-6, 4-6で逆転負けした。
リオ五輪のシングルスでは3回戦でトマス・ベルッシに6-7(10), 4-6で敗れた。
全米オープンでは初戦でジャレッド・ドナルドソンに6-4, 5-7, 4-6, 0-6で敗れた。初参戦した10月の楽天ジャパン・オープンでは準決勝で第4シードのチリッチに勝利し決勝進出。決勝で第6シードのニック・キリオスに6-4, 3-6, 5-7で敗れ、ATP500初優勝はならなかった。
上海マスターズでもフアン・マルティン・デル・ポトロやガエル・モンフィスなどを破り準々決勝進出を果たす。準々決勝でマリーに敗れた。翌週地元ベルギーで今年から開催となるヨーロピアン・オープンに第1シードで出場。準決勝でディエゴ・シュワルツマンに敗れ、地元優勝は果たせなかった。
レースランキングで11位となりATPワールドツアー・ファイナルズ出場とはならなかったが、交替選手の1番手に選出された。モンフィスが3戦目を怪我で棄権したため、替わりに出場しジョコビッチと対戦。1-6, 2-6で敗れた。
2017年 全豪ベスト8 ATPファイナルズ準優勝 2度のデビス杯準優勝 世界7位
[編集]全豪オープンでは4回戦でドミニク・ティームに5-7, 7-6(4), 6-2, 6-2で勝利し、グランドスラムで2度目、全豪で初のベスト8に進出。準々決勝でグリゴール・ディミトロフに3-6, 2-6, 4-6で敗れた。2月のソフィア・オープンでは決勝進出するもディミトロフに敗れ、準優勝。翌週のABNアムロ世界テニス・トーナメントでは準々決勝でディミトロフに6-4, 1-6, 6-3で勝利。準決勝でピエール=ユーグ・エルベールに勝利し決勝進出。決勝ではジョー=ウィルフリード・ツォンガに6-4, 4-6, 1-6で敗れて2週連続の準優勝となった。2月20日付の世界ランキングで10位となりトップ10入りを果たす。
クレーコートシーズンでは4月のモンテカルロ・マスターズで準々決勝でノバク・ジョコビッチを6-2, 3-6, 7-5のフルセットで下して初勝利を挙げる。準決勝でラファエル・ナダルと対戦したが、第1セットのリードしている展開で物議を醸す判定がされ、勢いを失うと3-6, 1-6で敗れた[6]。ムチュア・マドリード・オープンでは3回戦で第5シードミロシュ・ラオニッチをストレートで破り準々決勝に進出。しかしまたもやナダルに敗れた。全仏オープンは3回戦のオラシオ・セバジョス戦で第1セット途中にコートカバーに足を取られ転倒、右足首を負傷し棄権を余儀無くされた[7]。
ウィンブルドンは欠場し7月のクロアチア・オープンで復帰、全米オープンは4回戦まで進出するもアンドレイ・ルブレフに敗れた。9月の深圳オープン決勝でアレクサンドル・ドルゴポロフに6-4, 6-7(5), 6-3で勝利し、3年ぶりの優勝となるツアー3勝目を挙げる。翌週の楽天ジャパン・オープンでは2年連続で決勝進出。決勝でアドリアン・マナリノに6-3, 7-5で勝利し、2週連続優勝とATP500初優勝を果たす。
レースランキング8位(出場を辞退したスタン・ワウリンカを除くと7位)で、交替出場の2016年を除いて初出場となったATPファイナルズでは、ラウンドロビン第1戦でラファエル・ナダルから初勝利を挙げると、第3戦でドミニク・ティームに勝利し2勝1敗の2位で突破。準決勝でこれまで一度も勝てなかったロジャー・フェデラーに2-6, 6-3, 6-4で勝利し初の決勝進出。これによりゴファンは今季唯一フェデラーとナダル両方を下した選手となった。決勝ではグリゴール・ディミトロフに5-7, 6-4, 3-6で敗れて準優勝となった。大会後のランキングで自己最高の7位を記録。翌週のデビスカップ決勝フランス戦では、第1戦でリュカ・プイユ、1勝2敗で迎えた第4戦でジョー=ウィルフリード・ツォンガに勝利と奮闘するも、ベルギーは2勝3敗で敗れて2年前と同様に準優勝に終わった。
2018年 マスターズベスト4
[編集]全豪オープンでは第7シードでの出場となったがジュリアン・ベネトーに逆転を許して2回戦敗退。ABNアムロ世界テニス・トーナメントでベスト4入りしたが、準決勝では左目に自打球を受けて途中棄権した[8]。ABNアムロ世界テニス・トーナメントでもベスト4入りするも、準決勝でグリゴール・ディミトロフに敗れた。マイアミ・オープンで復帰したが、1回戦でジョアン・ソウザに0-6, 1-6で敗れた。
モンテカルロ・マスターズとBNLイタリア国際では準々決勝でグリゴール・ディミトロフに敗れた。バルセロナ・オープンでは準決勝でラファエル・ナダルに敗れた。マドリード・オープンでは3回戦でカイル・エドマンドに敗れた。BNLイタリア国際では準々決勝でアレクサンダー・ズベレフに敗退した。第8シードとして迎えた全仏オープンは3回戦でガエル・モンフィスをフルセットで破るも、4回戦でマルコ・チェッキナートに5-7, 6-4, 0-6, 3-6で敗れた。ウィンブルドンでは第10シードとして出場するも、マシュー・エブデンに初戦敗退。
ウエスタン・アンド・サザン・オープンではベスト4入りするも、準決勝でロジャー・フェデラーに敗れた。第10シードとして迎えた全米オープンでは4回戦でマリン・チリッチにストレートで敗れた。レーバーカップには欧州代表として参戦。シングルスではディエゴ・シュワルツマンに6-4, 4-6, 11-9で勝利。ダブルスではディミトロフと組み、ダブルスではジャック・ソック/ニック・キリオス組に3-6, 4-6で敗れたが、チーム・ヨーロッパの優勝に貢献した。深圳オープンの1回戦でアンディ・マリーに敗れた後に肘の怪我を理由にシーズンを終了した[9]。年間最終ランキングは22位。
2019年 ウィンブルドンベスト8 マスターズ準優勝
[編集]カタール・エクソンモービル・オープンはシングルスでは1回戦敗退に終わったが、ピエール=ユーグ・エルベールと組んだダブルスではツアー初優勝を果たした[10]。全豪オープンは3回戦でダニール・メドベージェフに敗れた。オープン13とエストリル・オープンでベスト4入りしたが、それぞれステファノス・シチパスに敗れた。
全仏オープンでは3回戦で赤土の覇者ナダルに敗れた。リベマ・オープンでは準々決勝でアドリアン・マナリノに敗れた。ノベンティ・オープンで準優勝を果たして、ウィンブルドン選手権ではダニール・メドベージェフらを破り、初のベスト8入りした。準々決勝では第1シードのジョコビッチに敗れた。
ウエスタン・アンド・サザン・オープンでは準決勝でリシャール・ガスケを下し、初のマスターズ1000決勝進出するも、決勝ではダニール・メドベージェフに6-7(3), 4-6で敗れ準優勝。全米オープンでは4回戦に進出したがフェデラーに敗れ、ベスト8入りを3年連続で逃した。
モゼール・オープンでは初戦でパブロ・カレーニョ・ブスタに敗れた。ジャパン・オープン・テニス選手権ではジョコビッチに敗れたが、ベスト4入りした。上海マスターズは3回戦でフェデラーに敗れた。パリ・マスターズでは初戦でディミトロフに敗退。
その後はデビスカップ2019で母国ベルギー代表として活躍。年間最終ランキングは11位。
2020年 ATP杯ベスト8
[編集]新設された国別対抗戦ATPカップではグループステージでモルドバのラドゥ・アルボット、ブルガリアのディミトロフらに勝利してベルギー代表はベスト8入り。準々決勝のスペイン戦ではラファエル・ナダルに勝利した。結果はベスト8。
全豪オープンでは第7シードとして出場。1回戦でジェレミー・シャルディー、2回戦でピエール=ユーグ・エルベールを下したが、3回戦でアンドレイ・ルブレフに敗れた。南フランス・オープンではベスト4入り。準決勝でバセク・ポシュピシルに敗退。ABNアムロ世界テニス・トーナメントでは2回戦でヤニック・シナーに敗れた。オープン13では初戦敗退。3月から8月半ばまで新型コロナウイルス感染症の流行によりツアーが中断に。
ツアー再開後のウエスタン・アンド・サザン・オープンでは2回戦でヤン=レナード・ストルフに敗退。全米オープンでは第7シードとして出場して、4回戦進出。初のベスト8入りをかけて挑んだがデニス・シャポバロフに敗れた。
BNLイタリア国際ではマリン・チリッチ、全仏オープンではヤニック・シナーにそれぞれ初戦敗退で早期敗退が続いた。感染症の陽性反応が出て欠場もあった[11]。年間最終ランキングは15位。
2021年 ツアー5勝目
[編集]全豪オープンでは1回戦ではマッチポイントを握ったにもかかわらずアレクセイ・ポピリンに6-3, 4-6, 7-6(4), 6-7(6), 3-6のフルセットの死闘の末に惜敗。しかし、南フランス・オープンの決勝でロベルト・バウティスタ・アグートを5-7, 6-4, 6-2で破り3年半ぶりのツアー優勝を果たした[12]。
マイアミ・オープンでは初戦敗退。モンテカルロ・マスターズではベスト8入りするも準々決勝でダニエル・エバンスに敗退。バルセロナ・オープンでは2回戦のキャメロン・ノリー戦の途中で棄権。BNLイタリア国際ではフェデリコ・デルボニスに2回戦敗退。
全仏オープンでは第13シードで出場したが、ロレンツォ・ムゼッティに初戦敗退。ウィンブルドン選手権は怪我のため欠場。ウエスタン・アンド・サザン・オープンではギド・ペラに初戦敗退。全米オープンではマッケンジー・マクドナルドに初戦敗退し、その直後に膝の負傷を負ったことで早めにシーズン終了。年間最終ランキングは39位。
2022年 ツアー6勝目 ツアー通算300勝
[編集]シドニー国際ではベスト8するも、準々決勝でアンディ・マリーに2-6の時点で途中棄権。迎えた全豪オープンでは第24シードのダニエル・エバンスに4-6, 3-6, 0-6のストレートで初戦敗退するも、4月のハサン2世グランプリでは決勝でアレックス・モルカンを3-6, 6-3, 6-3で破り、ツアー6勝目を挙げた。さらに2回戦でパブロ・アンドゥハルに勝利したことでツアー通算300勝を達成した。
モンテカルロ・マスターズでは3回戦でアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナに敗れた。マドリード・オープンでは1回戦でアスラン・カラツェフ、2回戦でボーティック・ファン・デ・ザンスフルプらを破るも、3回戦でラファエル・ナダルに3-6, 7-5, 6-7(9)のフルセットの末に敗れた。BNLイタリア国際では2回戦でジェンソン・ブルックスビーに敗れた。全仏オープンでは1回戦でイジー・レヘチカを6-4, 4-6, 6-4, 6-4で勝利して初戦突破。2回戦では第24シードのフランシス・ティアフォーを3-6, 7-6(1), 6-2, 6-4で破り、3回戦進出。3回戦では第12シードのホベルト・ホルカシュに5-7, 2-6, 1-6のストレートで敗退。
ウィンブルドン選手権では3回戦でウゴ・アンベールを4-6, 7-5, 6-2, 7-5で下し、4回戦で第23シードのティアフォーを7-6(3), 5-7, 5-7, 6-4, 7-5で破り、2019年以来の大会ベスト8入り。準々決勝では第9シードのキャメロン・ノリーに6-3, 5-7, 6-2, 3-6, 5-7のフルセットの末に敗れた[13]。
ナショナル・バンク・オープンではアルベルト・ラモス=ビノラスに、ウエスタン・アンド・サザン・オープンではマルコス・ギロンにそれぞれ初戦敗退。迎えた全米オープンでは第26シードのロレンツォ・ムゼッティに6-3, 5-7, 4-6, 6-3, 6-7(9)のフルセットで惜しくも初戦敗退。
アスタナ・オープンではラッキールーザーとして本戦出場をして、1回戦では世界ランキング1位となったカルロス・アルカラスを7-5, 6-3のストレートで破る大金星を挙げた。さらにヨーロピアン・オープンではベスト8進出。パリ・マスターズではラスロ・ジェレに予選敗退。年間最終ランキングは53位。
2023年 チャレンジャー8勝目
[編集]早期敗退が続き、トップ100圏外になるも、6月の2023年BWオープンでは決勝でミカエル・イマーを6-4, 6-1のストレートで破り、8年ぶりに8度目のATPチャレンジャーツアー優勝を飾った。さらに7月のウィンブルドン選手権ではワイルドカードで出場し、3回戦進出を果たした。年間最終ランキングは107位。
2024年 チャレンジャー9勝目
[編集]2024年イルクルー・チャレンジャーでは決勝でアロルド・マヨを6-4, 6-2のストレートで破り、ATPチャレンジャーツアー9勝目を挙げた。ウィンブルドン選手権では予選3試合を突破して、1回戦でトマーシュ・マハーチを6-3, 6-3, 4-6, 1-6, 5-0から相手の大逆転によりファイナルセット6-7(5)で敗れ、初戦敗退となった。2024年ケーリー・チャレンジャーではベスト4進出。さらにウィンストン・セーラム・オープンでもベスト4進出。準決勝ではロレンツォ・ソネゴに3-6, 2-6のストレートで敗れた。全米オープンでは3回戦まで進出するも、マハーチに3-6, 1-6, 2-6のストレートで敗退。上海マスターズでは4回戦でアレクサンダー・ズベレフを6-4, 7-5のストレートで下し、2016年以来8年ぶりのベスト8進出を果たした。準々決勝ではテイラー・フリッツと対決し、3-6, 4-6のストレートで敗れた。
記録
[編集]※オープン化以降
- 世界ランクトップ10にダブルベーグル(6–0, 6–0)で勝利
- 2016年BNLイタリア国際3回戦の世界ランク8位トマーシュ・ベルディヒ戦
主要大会決勝
[編集]ATPファイナルズ
[編集]シングルス: 1 (1準優勝)
[編集]結果 | 年 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 2017 | ロンドン | ハード (室内) | グリゴール・ディミトロフ | 5-7, 6-4, 3-6 |
マスターズ1000
[編集]シングルス: 1 (1準優勝)
[編集]結果 | 年 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
---|---|---|---|---|---|
準優勝 | 2019 | シンシナティ | ハード | ダニール・メドベージェフ | 6-7(3-7), 4-6 |
ATPツアー決勝進出結果
[編集]シングルス: 15回 (6勝9敗)
[編集]
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結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 1. | 2014年8月2日 | キッツビュール | クレー | ドミニク・ティーム | 4-6, 6-1, 6-3 |
優勝 | 2. | 2014年9月21日 | メス | ハード (室内) | ジョアン・ソウザ | 6-4, 6-3 |
準優勝 | 1. | 2014年10月26日 | バーゼル | ハード (室内) | ロジャー・フェデラー | 2-6, 2-6 |
準優勝 | 2. | 2015年6月14日 | スヘルトーヘンボス | 芝 | ニコラ・マユ | 6-7(1-7), 1-6 |
準優勝 | 3. | 2015年8月2日 | グシュタード | クレー | ドミニク・ティーム | 5-7, 2-6 |
準優勝 | 4. | 2016年10月9日 | 東京 | ハード | ニック・キリオス | 6-4, 3-6, 5-7 |
準優勝 | 5. | 2017年2月12日 | ソフィア | ハード (室内) | グリゴール・ディミトロフ | 5-7, 4-6 |
準優勝 | 6. | 2017年2月19日 | ロッテルダム | ハード (室内) | ジョー=ウィルフリード・ツォンガ | 6-4, 4-6, 1-6 |
優勝 | 3. | 2017年10月1日 | 深圳 | ハード | アレクサンドル・ドルゴポロフ | 6-4, 6-7(5-7), 6-3 |
優勝 | 4. | 2017年10月8日 | 東京 | ハード | アドリアン・マナリノ | 6-3, 7-5 |
準優勝 | 7. | 2017年11月19日 | ロンドン | ハード (室内) | グリゴール・ディミトロフ | 5-7, 6-4, 3-6 |
準優勝 | 8. | 2019年6月23日 | ハレ | 芝 | ロジャー・フェデラー | 6-7(2-7), 1-6 |
準優勝 | 9. | 2019年8月18日 | シンシナティ | ハード | ダニール・メドベージェフ | 6-7(3-7), 4-6 |
優勝 | 5. | 2021年2月28日 | モンペリエ | ハード (室内) | ロベルト・バウティスタ・アグート | 5-7, 6-4, 6-2 |
優勝 | 6. | 2022年4月10日 | マラケシュ | クレー | アレックス・モルチャン | 3-6, 6-3, 6-3 |
ダブルス: 1回 (1勝0敗)
[編集]結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 1. | 2019年1月6日 | ドーハ | ハード | ピエール=ユーグ・エルベール | ロビン・ハーセ マトウィ・ミドルコープ |
5-7, 6-4, [10-4] |
成績
[編集]- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
4大大会シングルス
[編集]大会 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 通算成績 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全豪オープン | Q1 | Q2 | 1R | A | 2R | 4R | QF | 2R | 3R | 3R | 1R | 1R | A | 1R | 13–10 |
全仏オープン | A | 4R | 1R | 1R | 3R | QF | 3R | 4R | 3R | 1R | 1R | 3R | 1R | 2R | 19–13 |
ウィンブルドン | Q3 | 3R | 1R | 1R | 4R | 4R | A | 1R | QF | NH | A | QF | 3R | 1R | 18–10 |
全米オープン | Q3 | 1R | 1R | 3R | 3R | 1R | 4R | 4R | 4R | 4R | 1R | 1R | Q1 | 3R | 18–12 |
大会最高成績
[編集]大会 | 成績 | 年 |
---|---|---|
ATPファイナルズ | F | 2017 |
インディアンウェルズ | SF | 2016 |
マイアミ | SF | 2016 |
モンテカルロ | SF | 2017 |
マドリード | QF | 2017 |
ローマ | QF | 2015, 2016, 2018 |
カナダ | 3R | 2015, 2016 |
シンシナティ | F | 2019 |
上海 | QF | 2016, 2024 |
パリ | 3R | 2015–2017 |
オリンピック | 3R | 2016 |
デビスカップ | F | 2015, 2017 |
ATPカップ | QF | 2020 |
ユナイテッド・カップ | RR | 2023 |
脚注
[編集]- ^ “The pronunciation by David Goffin himself”. ATPWorldTour.com. 5 February 2018閲覧。
- ^ “「理解できない」21歳のラッキールーザー 16強に涙と戸惑い”. Sponichi Annex. (2012年6月2日)
- ^ -大会レポート- 第6日 ベルギーの新星ゴフィン、ブレークスルー間近!?[リンク切れ]
- ^ “フェデラー新鋭の実力認めた/全仏テニス”. nikkansports.com. (2012年6月5日)
- ^ “Goffin Wins Maiden Title In Kitzbühel”. atpworldtour.com. ATP Tour, Inc. (2014年8月2日). 2014年8月2日閲覧。
- ^ “ナダルがゴファンを下して決勝進出も、判定に物議”. テニスデイリー. 2019年12月18日閲覧。
- ^ “ゴフィンに悲劇 コートカバーに足取られ転倒 全仏OPリタイア”. AFP 2017年6月6日閲覧。
- ^ “ゴフィンが目負傷でABNアムロ準決勝棄権、自らの打球が当たる”. www.afpbb.com. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “Belgian David Goffin Forced To End His 2018 Early”. ATP Tour. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “Goffin/Herbert Win First Team Title In Doha”. ATP Tour. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “世界13位ゴファン 新型コロナ検査で陽性。サンクトペテルブルク大会欠場へ”. テニスデイリー. 2021年3月4日閲覧。
- ^ “勝てない日々を送ったゴファンが南フランス・オープンで優勝「この上なく幸せ」”. tennismagazine.jp. 2021年3月4日閲覧。
- ^ “ノーリーがGS初の4強、準決勝でジョコと対戦 ウィンブルドン”. AFPBB News. AFP. (2022年7月6日) 2022年7月6日閲覧。
外部リンク
[編集]受賞 | ||
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先代 ラファエル・ナダル |
ATPカムバック賞 2014 |
次代 ブノワ・ペール |