ダン・ウィズ・ミラーズ
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『ダン・ウィズ・ミラーズ』 | ||||
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エアロスミス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1985年 | |||
ジャンル | ハードロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ゲフィン・レコード | |||
プロデュース | テッド・テンプルマン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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エアロスミス アルバム 年表 | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
「Let the Music Do the Talking」 - YouTube |
『ダン・ウィズ・ミラーズ[3]』(Done with Mirrors)は、エアロスミスが1985年に発表したアルバム。
解説
[編集]1984年、ジョー・ペリーとブラッド・ウィットフォードはエアロスミスに復帰し、同年5月にはオリジナル・ラインナップによるツアーを開始した[4]。そして、1985年にはゲフィン・レコードとの契約を得て、本作を制作・発表した。LPでは8曲入りだったが[5]、CDは「ダークネス」を追加した9曲入りとなっている。
セールス的には大成功とならなかったが、音楽評論家のStephen Thomas Erlewineは、allmusic.comにおいて「『ロックス』以来の傑作」「後のアルバムと違い、エアロスミスの名曲の核を作りだしていた要素が作品にパワーを与えている」と評している[6]。ただし、ジョーやジョーイなどのメンバーからの当アルバムに対する自己評価はあまり高くない。ブラッドによると、レコーディングでは、しばしばプロデューサーのテッド・テンプルマンとは上手く噛み合わなかったらしい。
本作からの第1弾シングル「熱く語れ」は、ジョー・ペリー・プロジェクトのアルバム『熱く語れ!』(1980年)収録曲を改作したもので[7]、『ビルボード』誌のメインストリーム・ロック・チャートで18位に達した[1]。
収録曲
[編集]クレジット上は全曲ともエアロスミス作[8]。
- 熱く語れ - Let the Music Do the Talking - 3:46
- マイ・フィスト、ユア・フェイス - My Fist Your Face - 4:21
- シェイム・オン・ユー - Shame on You - 3:20
- リーズン・ア・ドッグ - The Reason a Dog - 4:12
- シーラ - Shela - 4:24
- ジプシー・ブーツ - Gypsy Boots - 4:15
- シーズ・オン・ファイア - She's on Fire - 3:45
- ザ・ホップ - The Hop - 3:41
- ダークネス - Darkness - 3:45
参加ミュージシャン
[編集]- スティーヴン・タイラー - ボーカル、ピアノ、ハーモニカ
- ジョー・ペリー - ギター、バッキング・ボーカル
- ブラッド・ウィットフォード - ギター
- トム・ハミルトン - ベース
- ジョーイ・クレイマー - ドラムス
脚注
[編集]- ^ a b “Done with Mirrors - Aerosmith - Awards”. AllMusic. 2016年3月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月15日閲覧。
- ^ 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.90
- ^ 1985年当時は『エアロスミス!!』という邦題で、再発紙ジャケットCD(UICY-94441)の帯でも再現されている
- ^ 『エアロスミス・ファイル』(シンコー・ミュージック、2004年、ISBN 4-401-61877-7)p.247
- ^ Aerosmith - Done With Mirrors (LP, Album) at Discogs
- ^ Done with Mirrors - Aerosmith : Songs, Reviews, Credits, Awards : AllMusic
- ^ Reyes-Kulkarni, Saby (2015年11月9日). “How Aerosmith Got Their Wings Back on 'Done With Mirrors'”. Ultimate Classic Rock. 2020年7月15日閲覧。
- ^ 「熱く語れ」は、ジョー・ペリーが単独で作詞作曲した楽曲を改作したもの