熱く語れ!
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『熱く語れ!』 | ||||
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ジョー・ペリー・プロジェクト の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | ニューヨーク ザ・ヒット・ファクトリー[1] | |||
ジャンル | ハードロック、ブルースロック | |||
時間 | ||||
レーベル | コロムビア・レコード | |||
プロデュース | ジャック・ダグラス、ジョー・ペリー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ジョー・ペリー・プロジェクト アルバム 年表 | ||||
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『熱く語れ!』(原題:Let the Music Do the Talking)は、アメリカ合衆国のミュージシャン、ジョー・ペリーが1980年にジョー・ペリー・プロジェクト名義で発表した、ソロ・プロジェクトとしては初のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]ペリーは1979年、アルバム『ナイト・イン・ザ・ラッツ』の制作途中でエアロスミスを脱退し、ジョー・ペリー・プロジェクトを結成した[3]。ジョー・ペリー・プロジェクトの後のアルバムでは、ペリーがリード・ボーカルを取っている曲は少ないが、本作ではペリーとラルフ・モーマンが半々ほどの割合でリード・ボーカルを分け合っている[4]。ペリーは本作のレコーディングで、主にフェンダー・ストラトキャスターを使用したが、「熱く語れ!」ではトラヴィス・ビーン・ギター、「ザ・ミスト・イズ・ライジング」ではB.C.リッチの10弦ギター「ビッチ」を弾いた[5]。
ペリーは1984年にエアロスミスに復帰しており、1985年のアルバム『ダン・ウィズ・ミラーズ』には、本作のタイトル曲の再録音(スティーヴン・タイラーが歌詞やメロディに手を加えている)が収録された[6]。
反響・評価
[編集]アメリカでは1980年5月24日付のBillboard 200で47位に達した[2]。Greg Pratoはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「初期エアロスミスの、向こう見ずで低俗な魅力を思い起こさせる」「本当に優れた、そして過小評価されたレコード」と評している[4]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はジョー・ペリー作。5.はインストゥルメンタル。
- 熱く語れ! - "Let the Music Do the Talking" - 4:43
- コンフリクト・オブ・インタレスト - "Conflict of Interest" - 4:43
- ディスカウント・ドッグズ - "Discount Dogs" (Joe Perry, Ralph Morman) - 3:42
- シューティング・スター - "Shooting Star" - 3:39
- ブレイク・ソング - "Break Song" (J. Perry, David Hull, Ronnie Stewart) - 2:06
- ロッキン・トレイン - "Rockin' Train" (J. Perry, R. Morman) - 6:02
- ザ・ミスト・イズ・ライジング - "The Mist Is Rising" - 6:30
- レディ・オン・ザ・ファイアリング・ライン - "Ready on the Firing Line" - 3:54
- ライフ・アット・ア・グランス - "Life at a Glance" - 2:42
参加ミュージシャン
[編集]- ジョー・ペリー - リード・ボーカル(on #2, #4, #7, #9)、ギター、シンセベース、パーカッション
- ラルフ・モーマン - リード・ボーカル(on #1, #2, #3, #6, #8, #9)
- デヴィッド・ハル - ベース、シンセベース、バックグラウンド・ボーカル
- ロニー・スチュワート - ドラムス
アディショナル・ミュージシャン
- ジャック・ダグラス、ロッキー・ドナヒュー - パーカッション
脚注
[編集]- ^ The Joe Perry Project - Let The Music Do The Talking (1980, Santa Maria Press, Vinyl) | Discogs
- ^ a b “Joe Perry Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2020年7月15日閲覧。
- ^ Prato, Greg. “Joe Perry - Biography & History”. AllMusic. 2020年7月15日閲覧。
- ^ a b Prato, Greg. “Let the Music Do the Talking - Joe Perry Project, Joe Perry”. AllMusic. 2020年7月15日閲覧。
- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ Reyes-Kulkarni, Saby (2015年11月9日). “How Aerosmith Got Their Wings Back on 'Done With Mirrors'”. Ultimate Classic Rock. 2020年7月15日閲覧。