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ディスクリートキャット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ディスクリートキャット
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2003年5月1日
死没 2023年5月25日(20歳没)
Forestry
Pretty Discreet
母の父 Private Account
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生産者 E. Paul Robsham
馬主 Joyce Robsham
ゴドルフィン
調教師 スタンリー・M・ホー(アメリカ)
サイード・ビン・スルール (UAE)
競走成績
生涯成績 9戦6勝
獲得賞金 1,694,180米ドル
WTRR M128 / 2006年[1]
勝ち鞍
G1 シガーマイルH 2006年
G2 UAEダービー 2006年
G2 ジェロームBCH 2006年
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ディスクリートキャットDiscreet Cat2003年5月1日 - 2023年5月20日)はアメリカ合衆国生産、アメリカ合衆国とUAEで調教を受けた競走馬種牡馬。主な勝ち鞍は2006年シガーマイルハンデキャップUAEダービー、ジェロームブリーダーズカップハンデキャップ。

競走馬時代

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2005年8月にニューヨーク州サラトガ競馬場のメイドン(未勝利戦)でデビューし勝利。その後ゴドルフィンにトレードされ、サイード・ビン・スルール厩舎へ転厩した。

2006年は3月のアリージトロフィーを勝った後UAEダービーに出走。日本から遠征したフラムドパシオン、無敗のウルグアイ三冠馬インヴァソールらを相手に圧勝した。その後アメリカクラシックには参戦せず休養。8月のアローワンスを11馬身差、10月のジェロームブリーダーズカップハンデキャップ(米G2)を10馬身1/4差で共に圧勝。11月のシガーマイルハンデキャップではダート8ハロンを1分32秒46という、1989年イージーゴアが樹立したレコードにほぼ並ぶ好タイムで優勝、初G1制覇を達成した。

2007年にはドバイワールドカップへの参戦が決定。前哨戦としてG3バージュナハールに出走予定だったが熱発のため直前になって回避、直行でドバイワールドカップに臨むこととなった。ここでは前年のUAEダービー4着後アメリカでブリーダーズカップ・クラシックなどG1を5連勝していたインヴァソールとの再戦が注目を集めたが、レースでは道中最後方の位置取りから直線に向いても伸びることがなく、勝ったインヴァソールから23馬身離れた最下位の7着に敗れた。翌日の検査で喉に肉芽腫が発見され、治療のため半年間休養した。復帰戦は9月30日のG1ヴォスバーグステークスに出走し3着になる。そして、10月26日にこの年新設されたブリーダーズカップ・ダートマイルに出走したが、コリンシアンから15馬身差の3着に終わる。レース後に現役引退が発表された。

競走成績

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出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2005.08.27 サラトガ メイドン D6f 1着 J.カステリャーノ 3 1/2馬身 (Superfly)
2006.03.09 ナドアルシバ アリージトロフィー D1600m 1着 L.デットーリ 4馬身 (Golden Acer)
2006.03.25 ナドアルシバ UAEダービー G2 D1800m 1着 L.デットーリ 6馬身 (Testimony)
2006.08.25 サラトガ アローワンス D7f 1着 G.ゴメス 11馬身 (Accountforthegold)
2006.10.01 ベルモントパーク ジェロームBCH G2 D8f 1着 G.ゴメス 10 1/4馬身 (Valid Notebook)
2006.11.25 アケダクト シガーマイルH G1 D8f 1着 G.ゴメス 3 1/4馬身 (Badge of Silver)
2007.3.31 ナドアルシバ ドバイワールドC G1 D2000m 7着 L.デットーリ 23馬身 Invasor
2007.9.30 ベルモントパーク ヴォスバーグS G1 D6f 3着 G.ゴメス 6馬身 Fabulous Strike
2007.10.26 モンマスパーク BCダートマイル LR D8f 3着 G.ゴメス 15馬身 Corinthian

種牡馬時代

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2008年からケンタッキー州レキシントンジョナベルファームで種牡馬入りする。初年度の種付料は3万ドル。2011年に初年度産駒デビュー。

2017年より、日本へ輸入され、北海道沙流郡日高町にあるダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックスで供用された[2]

2023年5月25日、病気のため、死亡した[3]

日本にも産駒が輸入されており、根岸ステークスを勝ったエアハリファなどがいる。

主な産駒

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太字はGI競走。

血統表

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ディスクリートキャット血統ストームキャット系 / Northern Dancer4×5=9.38%、Buckpasser4×5=9.38%、Ribot5×5=6.25%、Bold Ruler5×5=6.25% (血統表の出典)

Forestry
1996 鹿毛
父の父
Storm Cat
1983 黒鹿毛
Storm Bird Northern Dancer
South Ocean
Terlingua Secretariat
Crimson Saint
父の母
Shared Interst
1988 鹿毛
Pleasant Colony His Majesty
Sun Colony
Surgery Dr.Fager
Bold Sequence

Pretty Discreet
1992 鹿毛
Private Account
1976 鹿毛
Damascus Sword Dancer
Kerala
Numbered Account Buckpasser
Intriguing
母の母
Pretty Persuasive
1988 鹿毛
Believe It In Reality
Breakfast Bell
Bury the Hatchet Tom Rolfe
Christmas Wishes F-No.2-n


脚注

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  1. ^ The 2006 World Thoroughbred Racehorse Rankings”. IFHA. 2021年11月18日閲覧。
  2. ^ ディスクリートキャットが2017年より日本で供用されることにnetkeiba.com、2016年10月18日閲覧
  3. ^ 種牡馬ディスクリートキャット死す…20歳/オオバンブルマイの父 - サンスポZBAT! 2023年5月25日
  4. ^ Daugherty, Meredith (2019年3月30日). “Secret Spice Romps Home in Beholder Mile Upset” (英語). www.bloodhorse.com. 2024年1月8日閲覧。
  5. ^ オオバンブルマイ”. www.jbis.or.jp. JBISサーチ. 2022年11月5日閲覧。

外部リンク

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