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デヴィッド・ロード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
デヴィッド・ロード
David Lord
生誕 1944年(79 - 80歳)
出身地 イングランドの旗 イングランド オックスフォードシャー州オックスフォード
学歴 王立音楽アカデミー
職業 音楽プロデューサー作曲家
公式サイト www.dlord.co.uk

デヴィッド・ロードDavid Lord1944年 - )[1]は、イングランド作曲家音楽プロデューサーピーター・ガブリエル[2]コーギスXTCとの仕事で知られている。

略歴

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ロードは1944年にイングランドオックスフォードで生まれ[1]王立音楽アカデミーにおいてリチャード・ロドニー・ベネットの下で教育を受けた[3][4]。彼はキャリアの早い段階でBBCラジオのプロデューサーとして働いていた[3]

彼は作曲家としても仕事をしていた。彼の連作歌曲『The Wife of Winter』は1968年にジャネット・ベイカーのために書かれ[1]、『The History of the Flood』(1969年)にはジョン・ヒース・スタッブスによるリブレットが付けられている[1]。マイケル・デニース・ブラウンによるリブレットが付けられた、彼の子供のためのカンタータ『The Sea Journey』は、2枚のプライベート・プレスの存在が知られている。1つは1969年のファーナム・フェスティバルからのもので[5]、このために委託された。もう1つは、ギリシャのアテネにあるセント・キャサリン英国大使館学校の子供たちによって1982年にレコーディングされたものである[6]。彼はまた、ジュリアン・ブリームのための作品と、ロンドン交響楽団の指揮者を決めるコンペのためのテスト用作品を書いた[4]

彼は、コーギスによる「Everybody's Got to Learn Sometime」[7]、およびプリテンダーズによる「I'll Stand by You」というチャート・ヒット曲のストリング・アレンジを担当している。1983年のピーター・ハミルのアルバム『Patience』に収録された1曲「Just Good Friends」で、プロフェット5・シンセサイザーを演奏した。このアルバムでは、レコーディング・エンジニアも務めている。

1970年頃から、ロードはバースに住んでおり、かつてクレセント・スタジオを運営していた[3][8][9]。当初はカムデン・クレセントの最上階のフラットにつくられ、その後、ウォルコット・ストリート144番地にある1700年頃の建物につくられた[10]。そばに新しい道路が建設されたとき、彼はスタジオを閉鎖した[11]

ロードは『サウス・バンク・ショー』に出演し、ピーター・ガブリエル4枚目となる彼の名を冠したソロ・アルバムをプロデュースすることについて語り合っている[12]

有罪判決

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2015年、ロードは売買春の場を提供する娯楽施設を維持した罪で有罪判決を受け、懲役刑を言い渡された。また、ブリストル刑事法院でジェフリー・マーサーQC裁判官により、午後7時から午前7時までの夜間外出禁止令を4か月間にわたって課せられ、電子タグを着けられた[13]

ディスコグラフィ

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プロデュースおよび共同プロデュース・アルバム

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脚注

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  1. ^ a b c d David Lord” (英語). Oxford Index. Oxford University Press. 1 June 2019閲覧。
  2. ^ Bright, Spencer (2000). Peter Gabriel : an authorized biography (Updated and rev. ed.). Pan. ISBN 9780330370448 
  3. ^ a b c Bath man who ran Belgrave Place brothel was famous music producer who worked with Peter Gabriel”. Bath Chronicle (9 September 2015). 2 November 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。25 May 2022閲覧。
  4. ^ a b “David Lord”. HiFi Answers: 62–63. (February 1989). http://www.davidlord.xcellent-stuff.co.uk/hifianswers.html. 
  5. ^ DAVID LORD THE SEA JOURNEY PRIVATE PRESS FARNHAM FESTIVAL cello in chorus EO 252”. Roots Vinyl Guide. 1 June 2019閲覧。
  6. ^ David Lord - The Sea Journey”. Discogs. 1 June 2019閲覧。
  7. ^ How I wrote… 'Everybody's Got To Learn Sometime' by The Korgis”. Song writing magazine. 30 September 2015閲覧。
  8. ^ Harada, Yoichi (October 1987). “Crescent Studios featuring David Lord”. Sound Recording Magazine (10). http://www.davidlord.xcellent-stuff.co.uk/translation.html. 
  9. ^ Dellar, Fred (24 July 1980). “The Korgis: Everybody's Got To Learn Sometime”. Smash Hits. https://www.rocksbackpages.com/Library/Article/the-korgis-everybodys-got-to-learn-sometime-. 
  10. ^ “Crescent Studios, Bath”. Studio Sound: 64, 66, 68. (December 1986). http://www.davidlord.xcellent-stuff.co.uk/studiosound.html. 
  11. ^ a b “David Lord: Enigma Variations”. Sound on Sound. (November 1996). オリジナルの6 June 2015時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150606080615/http://www.soundonsound.com/sos/1996_articles/nov96/davidlord.html. 
  12. ^ Revisiting Peter Gabriel's Journey Toward Success With 'Security'” (英語). Ultimate Classic Rock. 1 June 2019閲覧。
  13. ^ Record producer David Lord dodges jail over brothel”. Hollywood.com (23 October 2015). 1 June 2019閲覧。
  14. ^ The Korgis: About their music and history”. www.thekorgis.com. 1 June 2019閲覧。
  15. ^ ROY HARPER - The Roy Harper Band: Work Of Heart (1982)” (英語). Prog Archives. 1 June 2019閲覧。
  16. ^ Twomey, Chris (1992). XTC: Chalkhills and Children. Omnibus Press. p. 136. ISBN 9780711927582. https://archive.org/details/xtcchalkhillschi00twom/page/136 
  17. ^ Richler, Daniel (October 1985). “M+M The World Is a Ball”. Canadian Musician: 30–. http://www.davidlord.xcellent-stuff.co.uk/canadian.html. 
  18. ^ It's Been Thirty Years Since Man Of Colours Was Released” (英語). Triple M. 1 June 2019閲覧。
  19. ^ Peter Hammill Fireships CD”. Cargo Records Direct. 1 September 2019閲覧。 “I produced it in conjunction with David Lord and his wonderful orchestral arrangements are well to the fore.”
  20. ^ Chandos Records Classical Music CDs and MP3 Downloads OnLine”. Chandos Records. 1 June 2019閲覧。

外部リンク

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