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トーヨーレインボー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トーヨーレインボー
欧字表記 Toyo Rainbow[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 1994年5月30日[1]
死没 2014年9月25日(20歳没)
登録日 1996年10月3日
抹消日 2000年2月10日
Deputy Minister[1]
Double Wiggle[1]
母の父 Sir Wiggle[1]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国[1]
生産者 Stanley M. Ersoff [1]
馬主 トーヨークラブ[1]
調教師 土田稔美浦
松永善晴栗東
[1]
競走成績
生涯成績 17戦7勝[1]
獲得賞金 2億307万8000円[1]
勝ち鞍
GIII シリウスS 1997年
GIII 中京記念 1998年
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トーヨーレインボー(欧字名:Toyo Rainbow1994年5月30日 - 2014年9月25日)は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍に1997年シリウスステークス1998年中京記念

戦績

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美浦トレーニングセンター土田稔厩舎所属馬として1996年11月デビュー。翌1997年1月に初勝利を記録したあと、栗東トレーニングセンター松永善晴厩舎に転厩。それに伴い以後同厩舎所属の松永昌博が主戦を務めた。

移籍後はそれまでのダート路線から一転し路線に転向、順調に条件戦を勝ち進み10月京都準オープンの渡月橋ステークスをレコードタイムで優勝。さらに昇級初戦のアイルランドトロフィーも勝ち上がり秋のマイル路線の有力馬に数えられ、マイルチャンピオンシップでは重賞未経験馬ながら3着と好走する。

12月ダートにいったん戻ったシリウスステークスにて重賞初勝利を記録、翌1998年には中京記念も制し重賞2勝目を獲得する。なお騎手を務めた松永昌博はこのレースが騎手生活最後の重賞勝利となっている。

芝・ダート両面で重賞を勝利し、レース選択の幅が広まったものの中京記念以降は精彩を欠くレースが続き、1998年11月全日本サラブレッドカップ後に持病の腸疾患が深刻化し戦線離脱。1年以上を休養に費やすも2000年2月にそのまま現役引退となった。

引退後の2000年春より種牡馬として供用されるも、受胎率の悪さから4頭の産駒を残すにとどまり1年で用途変更となり、去勢され茨城県のホースライディングスクウェア エボルブルスに引き取られた[2]2014年9月25日に死亡[3]



競走成績

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以下の内容は、netkeiba.com[4]およびJBISサーチ[5]に基づく。

年月日 競馬場 競走名 頭数 枠番 馬番 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量
(kg)
距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム差 勝ち馬/(2着馬)
1996 11. 9 東京 3歳未勝利 11 7 8 3.7 (2人) 2着 横山典弘 54 ダ1600m(不) 1:37.8 (37.9) 0.5 スーパーナカヤマ
11. 24 東京 3歳未勝利 12 3 3 1.8 (1人) 2着 横山典弘 54 ダ1400m(良) 1:25.3 (38.0) 0.5 サクラシーキング
12. 8 中山 3歳未勝利 11 8 10 1.4 (1人) 2着 横山典弘 54 ダ1200m(稍) 1:11.6 (37.6) 0.2 ワシントンカラー
1997 1. 7 中山 4歳未勝利 15 3 5 1.3 (1人) 1着 横山典弘 55 ダ1200m(重) 1:11.5 (36.9) -1.2 (アズマダイヤモンド)
5. 24 中京 マカオJCT 500 14 8 14 3.6 (1人) 1着 松永昌博 55 芝1700m(良) 1:43.1 (36.2) -0.6 (ワカサバロン)
6. 14 阪神 白丁花S 900 8 6 6 1.4 (1人) 1着 松永昌博 55 芝1600m(良) 1:36.0 (34.7) -0.5 (ユウキフジ)
7. 6 阪神 菩提樹S OP 14 4 6 3.9 (2人) 3着 松永昌博 56 芝1400m(良) 1:21.0 (35.7) 0.1 テンザンストーム
10. 4 京都 渡月橋S 1600 17 7 13 3.7 (2人) 1着 松永昌博 55 芝1600m(良) 1:32.7 (35.0) -0.7 ケイワンバイキング
10. 25 東京 アイルランドT OP 13 5 7 1.5 (1人) 1着 松永昌博 55 芝1600m(良) 1:33.5 (34.4) -0.3 (メイショウユウシ)
11. 16 京都 マイルCS GI 18 8 18 5.3 (3人) 3着 松永昌博 55 芝1600m(良) 1:34.0 (36.7) 0.7 タイキシャトル
12. 6 阪神 シリウスS GIII 15 8 16 1.7 (1人) 1着 松永昌博 56.5 ダ1400m(良) 1:24.0 (37.3) -0.1 (シャドウクリーク)
1998 3. 8 阪神 マイラーズC GII 11 4 5 2.4 (1人) 7着 松永昌博 56 芝1600m(良) 1:34.1 (34.9) 0.2 ビッグサンデー
3. 21 中京 中京記念 GIII 16 1 1 3.7 (2人) 1着 松永昌博 57.5 芝2000m(良) 1:59.5 (36.3) -0.3 (ナムラキントウン)
4. 5 阪神 産経大阪杯 GII 9 8 9 4.4 (2人) 4着 松永昌博 56 芝2000m(良) 2:01.7 (34.7) 0.4 エアグルーヴ
5. 30 中京 金鯱賞 GII 9 4 4 7.1 (4人) 7着 松永昌博 57 芝2000m(良) 2:00.7 (37.7) 2.9 サイレンススズカ
6. 14 東京 安田記念 GI 17 3 5 53.9 (11人) 15着 松永昌博 58 芝1600m(不) 1:41.5 (40.5) 4.0 タイキシャトル
11. 23 笠松 全日本サラブレッドC GIII 10 6 6 (3人) 7着 松永昌博 57 ダ1400m(良) 1:28.8 1.9 バトルライン

血統表

[編集]
トーヨーレインボー血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 デピュティミニスター系(ヴァイスリージェント系
[§ 2]

Depty Minister
1979 黒鹿毛
父の父
Vice Regent
1967 栗毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Victoria Regina Menetrier
Victoriana
父の母
Mint Copyl
1970 黒鹿毛
Bunty's Flight Bunty Lawless
Broomflight
Shakney Jabneh
Grass Shack

Double Wiggle
1978 鹿毛
Sir Wiggle
1967 黒鹿毛
Sadair Petare
Blue Missy
Wiggle Rego
Sweet Nymph
母の母
Blue Double
1973 鹿毛
Nodouble Noholme
Abla-Jay
Blue Burst Blue Gay
Rejuvenate F-No.2-n
母系(F-No.) 2号族(FN:2-n) [§ 3]
5代内の近親交配 5代内アウトブリード [§ 4]
出典
  1. ^ [6]
  2. ^ [7]
  3. ^ [6]
  4. ^ [6][7]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o トーヨーレインボー(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月7日閲覧。
  2. ^ 功労馬として穏やかに暮らすトーヨーレインボー”. netkeiba.com. 2022年2月5日閲覧。
  3. ^ トーヨーレインボーの死亡について”. 引退名馬. 2014年10月15日閲覧。
  4. ^ トーヨーレインボーの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年9月7日閲覧。
  5. ^ トーヨーレインボー(USA) 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月7日閲覧。
  6. ^ a b c トーヨーレインボー(USA) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月7日閲覧。
  7. ^ a b c トーヨーレインボーの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年9月7日閲覧。

外部リンク

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