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ドミトリー・トゥルスノフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ドミトリー・トゥルスノフ
Dmitry Tursunov
ドミトリー・トゥルスノフ
基本情報
フルネーム Dmitry Igorevich Tursunov
国籍 ロシアの旗 ロシア
出身地 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国モスクワ
生年月日 (1982-12-12) 1982年12月12日(41歳)
身長 185cm
体重 82kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2000年
ツアー通算 13勝
シングルス 7勝
ダブルス 6勝
生涯獲得賞金 5,920,125 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 3回戦(2007)
全仏 3回戦(2006・08・14)
全英 4回戦(2005・06)
全米 3回戦(2003・06・08)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 2回戦(2009)
全仏 ベスト4(2008)
全英 2回戦(2007・08・11・14)
全米 3回戦(2008)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 20位(2006年10月2日)
ダブルス 36位(2008年6月16日)
2017年9月16日現在

ドミトリー・イーガリヴィッチ・トゥルスノフロシア語ラテン翻字: Dmitry Igorevich Tursunov, ロシア語: Дми́трий И́горевич Турсу́нов, 1982年12月12日 - )は、ロシアモスクワ出身の男子プロテニス選手。これまでにATPツアーでシングルス7勝、ダブルス6勝を挙げている。自己最高ランキングはシングルス20位、ダブルス36位。身長185cm、体重82kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。

来歴

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トゥルスノフは科学技師であった父親の手ほどきでテニスを始め、12歳半の時にロシアを離れてアメリカに引っ越した。2000年にプロ入りしたが、トゥルスノフはATPツアーの下部ツアーのATPチャレンジャーツアーでの下積み期間が長く、2003年全米オープン4大大会デビューを果たしている。初出場の4大大会で、トゥルスノフは1回戦で元世界ランキング1位のグスタボ・クエルテンを破り、グザビエ・マリスとの3回戦まで進出した。2004年ウィンブルドンで3回戦に進み、1回戦で同じロシアマラト・サフィンを破ったが、3回戦でカルロス・モヤに敗れている。

ドミトリー・トゥルスノフは2005年からツアー大会で成績を伸ばし、2005年ウィンブルドンの2回戦で地元イギリスティム・ヘンマンを3-6, 6-2, 3-6, 6-3, 8-6で破る勝利を挙げた。トゥルスノフ自身は4回戦でセバスチャン・グロジャンに敗退する。この後男子テニス国別対抗戦・デビスカップロシア代表選手にも初選出され、9月23日-25日に「ワールドグループ」準決勝の対クロアチア戦に出場した。

2006年全仏オープン3回戦・ウィンブルドン4回戦・全米オープン3回戦進出の後、9月末にキングフィッシャー航空テニス・オープン決勝でトマーシュ・ベルディハを破り、ATPツアー大会でシングルス初優勝を果たす。12月1日-3日にかけて、デビスカップ決勝の対アルゼンチン戦がロシアの首都モスクワにあるオリンピック・スタジアムで開かれ、トゥルスノフはマラト・サフィンとペアを組んで第3試合のダブルス戦に出場し、アルゼンチン代表のナルバンディアン/カレリ組を破って、デビスカップロシア代表の4年ぶり2度目のデ杯優勝に貢献した。

2007年全豪オープンでは第21シードで出場したが、3回戦で第13シードのトマーシュ・ベルディハに敗れた。その後の4大大会ではシングルス3回戦止まりが続いているが、男子ツアーではシングルス・ダブルスともにタイトルを増やしている。2008年全仏オープン男子ダブルスでは、同じロシアのイーゴリ・クニツィンと組んだベスト4進出がある。8月の北京五輪で、トゥルスノフはシングルス・ダブルスともにスイス代表のロジャー・フェデラーと顔を合わせた。シングルスは1回戦で4-6, 2-6のストレート負けに終わり、ミハイル・ユージニーと組んだ男子ダブルスも2回戦でフェデラーとスタニスラス・ワウリンカの組に4-6, 3-6で敗れた。

2012年のロンドン五輪で2度目のオリンピックに出場した。シングルス1回戦でフェリシアーノ・ロペスに7-6(5), 2-6, 7-9で敗れた。

ATPツアー決勝進出結果

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シングルス: 9回 (7勝2敗)

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大会グレード
グランドスラム (0-0)
ATPワールドツアー・ファイナル (0-0)
ATPワールドツアー・マスターズ1000 (0-0)
ATPワールドツアー・500シリーズ (0-0)
ATPワールドツアー・250シリーズ (7–2)
サーフェス別タイトル
ハード (5–2)
クレー (0-0)
芝 (2-0)
カーペット (0-0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2006年7月31日 アメリカ合衆国の旗 ロサンゼルス ハード ドイツの旗 トミー・ハース 6–4, 5–7, 3–6
優勝 1. 2006年9月25日 インドの旗 ムンバイ ハード チェコの旗 トマーシュ・ベルディハ 6–3, 4–6, 7–6(5)
優勝 2. 2007年7月29日 アメリカ合衆国の旗 インディアナポリス ハード カナダの旗 フランク・ダンチェビッチ 6–4, 7–5
優勝 3. 2007年9月30日 タイ王国の旗 バンコク ハード (室内) ドイツの旗 ベンヤミン・ベッカー 6–2, 6–1
優勝 4. 2008年1月12日 オーストラリアの旗 シドニー ハード オーストラリアの旗 クリス・グッチョーネ 7–6(3), 7–6(4)
準優勝 2. 2008年7月20日 アメリカ合衆国の旗 インディアナポリス ハード フランスの旗 ジル・シモン 4–6, 4–6
優勝 5. 2008年10月5日 フランスの旗 メス ハード (室内) フランスの旗 ポール=アンリ・マチュー 7–6(6), 1–6, 6–4
優勝 6. 2009年6月20日 イギリスの旗 イーストボーン カナダの旗 フランク・ダンチェビッチ 6–3, 7–6(5)
優勝 7. 2011年6月18日 オランダの旗 スヘルトーヘンボス クロアチアの旗 イワン・ドディグ 6-3, 6-2

ダブルス: 11回 (6勝5敗)

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結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2004年8月23日 アメリカ合衆国の旗 ワシントンD.C. ハード アメリカ合衆国の旗 トラビス・パロット 南アフリカ共和国の旗 クリス・ハガード
南アフリカ共和国の旗 ロビー・コーニッグ
6–7(3), 1–6
準優勝 2. 2005年9月19日 中華人民共和国の旗 北京 ハード ロシアの旗 ミハイル・ユージニー アメリカ合衆国の旗 ジャスティン・ギメルストブ
オーストラリアの旗 ネイサン・ヒーリー
6–4, 3–6, 2–6
準優勝 3. 2006年6月26日 イギリスの旗 ノッティンガム ロシアの旗 イーゴリ・クニツィン イスラエルの旗 ジョナサン・エルリック
イスラエルの旗 アンディ・ラム
3–6, 2–6
優勝 1. 2007年10月15日 ロシアの旗 モスクワ カーペット (室内) ロシアの旗 マラト・サフィン チェコの旗 トマーシュ・ツィブレツ
クロアチアの旗 ロブロ・ゾブコ
6–4, 6–2
優勝 2. 2008年2月24日 オランダの旗 ロッテルダム ハード
(室内)
チェコの旗 トマーシュ・ベルディハ ドイツの旗 フィリップ・コールシュライバー
ロシアの旗 ミハイル・ユージニー
7–5, 3–6, [10-7]
優勝 3. 2009年2月28日 アラブ首長国連邦の旗 ドバイ ハード 南アフリカ共和国の旗 リック・デ・フスト チェコの旗 マルティン・ダム
スウェーデンの旗 ロベルト・リンドステット
4–6, 6–3, [10-5]
優勝 4. 2009年7月26日 アメリカ合衆国の旗 インディアナポリス ハード ラトビアの旗 エルネスツ・グルビス オーストラリアの旗 アシュリー・フィッシャー
オーストラリアの旗 ジョーダン・カー
6–4, 3–6, [11-9]
準優勝 4. 2010年10月10日 日本の旗 東京 ハード イタリアの旗 アンドレアス・セッピ アメリカ合衆国の旗 エリック・ブトラック
オランダ領アンティルの旗 ジャン=ジュリアン・ロジェ
3-6, 2-6
優勝 5. 2010年10月24日 ロシアの旗 モスクワ ハード
(室内)
ロシアの旗 イーゴリ・クニツィン セルビアの旗 ヤンコ・ティプサレビッチ
セルビアの旗 ビクトル・トロイツキ
7-6(8), 6-3
準優勝 5. 2012年6月23日 オランダの旗 スヘルトーヘンボス コロンビアの旗 フアン・セバスティアン・カバル スウェーデンの旗 ロベルト・リンドステット
ルーマニアの旗 ホリア・テカウ
3–6, 6–7(1)
優勝 6. 2013年5月5日 ドイツの旗 ミュンヘン クレー フィンランドの旗 ヤルコ・ニエミネン キプロスの旗 マルコス・バグダティス
アメリカ合衆国の旗 エリック・ブトラック
6–1, 6–4

4大大会シングルス成績

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略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 通算成績
全豪オープン A A LQ 1R A 2R 3R 2R 1R A 1R 1R A 2R A 1R 1R 5–10
全仏オープン A A LQ 1R 2R 3R 2R 3R 1R 1R 1R 2R 2R 3R A 1R A 10–11
ウィンブルドン LQ A LQ 3R 4R 4R 3R 3R 1R 1R 2R 1R 1R 1R A 1R 1R 13–13
全米オープン LQ A 3R 2R 2R 3R 1R 3R 1R 1R 1R LQ 3R 1R A A 1R 10–12

: 2005年全仏の不戦敗は通算成績に含まない

外部リンク

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