ノースブリッジ (競走馬)
この記事は現役競走馬を扱っています。 |
ノースブリッジ | ||||||||||||
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2022年天皇賞(秋) | ||||||||||||
欧字表記 | North Bridge[1] | |||||||||||
香港表記 | 北橋 | |||||||||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||||||||
性別 | 牡[1] | |||||||||||
毛色 | 鹿毛[1] | |||||||||||
生誕 | 2018年1月24日(6歳)[1] | |||||||||||
父 | モーリス[1] | |||||||||||
母 | アメージングムーン[1] | |||||||||||
母の父 | アドマイヤムーン[1] | |||||||||||
生国 | 日本(北海道新冠町)[1] | |||||||||||
生産者 | 村田牧場[1] | |||||||||||
馬主 | 井山登[1] | |||||||||||
調教師 | 奥村武(美浦)[1] | |||||||||||
競走成績 | ||||||||||||
生涯成績 |
19戦7勝[1] 中央:17戦7勝 海外:2戦0勝 | |||||||||||
獲得賞金 |
3億2425万8400円[2] 中央:2億4475万6000円[1] 海外:7950万2400円 (カタール)15万米ドル[3] (香港)322万香港ドル[4] (2024年10月27日現在) | |||||||||||
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ノースブリッジ(欧字名:North Bridge 香:北橋、2018年1月24日 - )は、日本の競走馬[1]。主な勝ち鞍は2022年のエプソムカップ、2023年のアメリカジョッキークラブカップ、2024年の札幌記念。
戦績
[編集]2歳(2020年)
[編集]2020年9月27日の2歳新馬(中京芝2000m)でデビュー。逃げて上り最速のタイムを出し、2着に1馬身半差をつけて初戦を勝利で飾る。2戦目の葉牡丹賞での先手を取ると上がり最速の脚で後続に差をつけ、4馬身差をつけて連勝を飾った。
3歳(2021年)
[編集]年明け初戦に京成杯を予定してたが挫石により回避、5か月ぶりのレースで重賞挑戦となった青葉賞は果敢に逃げたが13着に敗れた。次走、ラジオNIKKEI賞でも先手を取り、3着に粘る。このレースから鞍上が岩田康誠に固定された。その後はセントライト記念に進んだが直線で前が壁になる不利もあり10着と惨敗。次走、自己条件のtvk賞は3番手から抜け出して1馬身半差をつけて1着、3勝目を挙げた。昇級初戦、ウェルカムステークスは出遅れて後方のまま12着と惨敗に終わった。
4歳(2022年)
[編集]4歳初戦、3か月ぶりとなったアメジストステークスは逃げるとそのまま1馬身1/4押し切って勝利、4勝目を挙げる。3か月半ぶりとなったエプソムカップは好位につけると、直線では馬場の良いところを通って接戦のなか、ガロアクリーク以下を振り切って1着、重賞初制覇を飾った[5]。
5歳(2023年)
[編集]1月22日に中山競馬場で行われたアメリカジョッキークラブカップより始動。道中は好位の内で折り合いをつけ、直線で手ごたえ良く一気に馬群を抜け出すと、最後は外から迫るエヒト・ユーバーレーベンらを振り切り重賞2勝目を飾った[6][7][8]。
競走成績
[編集]以下の内容は、JBISサーチ[9]およびnetkeiba.com[10]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上がり3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2020. 9.27 | 中京 | 2歳新馬 | 芝2000m(良) | 10 | 4 | 4 | 9.4 (3人) | 1着 | 2:02.6(35.6) | -0.2 | 武豊 | 54 | (ハートオブアシティ) | 468 | |
12. 5 | 中山 | 葉牡丹賞 | 1勝 | 芝2000m(稍) | 12 | 3 | 3 | 8.0 (5人) | 1着 | 2:02.2(35.1) | -0.7 | 岩田康誠 | 55 | (ジャンカルド) | 480 |
2021. 5. 1 | 東京 | 青葉賞 | GII | 芝2400m(良) | 18 | 2 | 3 | 8.4 (4人) | 13着 | 2:26.9(36.5) | 1.7 | 横山和生 | 56 | ワンダフルタウン | 480 |
7. 4 | 福島 | ラジオNIKKEI賞 | GIII | 芝1800m(稍) | 16 | 7 | 14 | 11.0 (7人) | 3着 | 1:48.6(35.8) | 0.6 | 岩田康誠 | 54 | ヴァイスメテオール | 494 |
9.20 | 中山 | セントライト記念 | GII | 芝2200m(良) | 14 | 4 | 5 | 26.4 (8人) | 10着 | 2:13.4(36.2) | 1.1 | 岩田康誠 | 56 | アサマノイタズラ | 492 |
10.24 | 東京 | tvk賞 | 2勝 | 芝2000m(良) | 9 | 8 | 9 | 3.3 (2人) | 1着 | 1:59.0(35.4) | -0.2 | 岩田康誠 | 55 | (グランオフィシエ) | 492 |
11.28 | 東京 | ウェルカムS | 3勝 | 芝2000m(良) | 16 | 4 | 8 | 4.6 (2人) | 12着 | 2:00.0(34.4) | 1.6 | 岩田康誠 | 55 | ジャックドール | 498 |
2022. 2.20 | 東京 | アメジストS | 3勝 | 芝2000m(稍) | 11 | 4 | 4 | 5.9 (3人) | 1着 | 2:00.1(34.8) | -0.2 | 岩田康誠 | 55 | (グランオフィシエ) | 496 |
6.12 | 東京 | エプソムC | GIII | 芝1800m(重) | 12 | 5 | 6 | 7.3 (4人) | 1着 | 1:46.7(34.6) | 0.0 | 岩田康誠 | 56 | (ガロアクリーク) | 492 |
10. 9 | 東京 | 毎日王冠 | GII | 芝1800m(良) | 10 | 2 | 2 | 6.8 (5人) | 5着 | 1:44.5(34.0) | 0.4 | 岩田康誠 | 56 | サリオス | 494 |
10.30 | 東京 | 天皇賞(秋) | GI | 芝2000m(良) | 15 | 6 | 10 | 59.9(11人) | 11着 | 1:58.4(34.0) | 0.9 | 岩田康誠 | 58 | イクイノックス | 492 |
2023. 1.22 | 中山 | AJCC | GII | 芝2200m(良) | 14 | 3 | 4 | 8.6 (4人) | 1着 | 2:13.5(34.8) | -0.1 | 岩田康誠 | 57 | (エヒト) | 496 |
4. 2 | 阪神 | 大阪杯 | GI | 芝2000m(良) | 16 | 2 | 4 | 15.8 (7人) | 8着 | 1:58.1(35.5) | 0.7 | 岩田康誠 | 58 | ジャックドール | 488 |
9.24 | 中山 | オールカマー | GII | 芝2200m(良) | 15 | 6 | 11 | 35.8 (6人) | 7着 | 2:12.5(35.8) | 0.5 | 岩田康誠 | 58 | ローシャムパーク | 500 |
10.29 | 東京 | 天皇賞(秋) | GI | 芝2000m(良) | 11 | 1 | 1 | 167.9(10人) | 10着 | 1:58.0(36.7) | 2.8 | 岩田康誠 | 58 | イクイノックス | 492 |
2024. 2.17 | アルライヤン | アミールT | G3 | 芝2400m(Gd)[注釈 1] | 11 | 4 | 3 | 4着 | 2:29.70 | (5.25馬身) | 岩田康誠 | 58 | Rebel's Romance | 計不 | |
4.28 | 沙田 | QEII世C | G1 | 芝2000m(稍) | 11 | 9 | 24.2 (6人) | 3着 | 2:01.3 | 0.3 | 岩田康誠 | 57 | Romantic Warrior | 501 | |
8.18 | 札幌 | 札幌記念 | GII | 芝2000m(良) | 12 | 8 | 12 | 14.5 (5人) | 1着 | 1:59.6(35.0) | -0.3 | 岩田康誠 | 58 | (ジオグリフ) | 502 |
10.27 | 東京 | 天皇賞(秋) | GI | 芝2000m(良) | 15 | 3 | 5 | 68.7(10人) | 11着 | 1:58.0(33.3) | 0.7 | 岩田康誠 | 58 | ドウデュース | 500 |
- 海外の競走の「枠番」欄にはゲート番を記載
- 競走成績は2024年10月27日現在
血統表
[編集]ノースブリッジの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ロベルト系 |
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父 モーリス 2011 鹿毛 |
父の父 スクリーンヒーロー2004 栗毛 |
*グラスワンダー | Silver Hawk | |
Ameriflora | ||||
ランニングヒロイン | *サンデーサイレンス | |||
ダイナアクトレス | ||||
父の母 メジロフランシス2001 鹿毛 |
*カーネギー | Sadler's Wells | ||
Detroit | ||||
メジロモントレー | *モガミ | |||
メジロクインシー | ||||
母 アメージングムーン 2010 鹿毛 |
アドマイヤムーン 2003 鹿毛 |
*エンドスウィープ | *フォーティナイナー | |
Broom Dance | ||||
マイケイティーズ | *サンデーサイレンス | |||
ケイティーズファースト | ||||
母の母 ビッグテンビー1998 黒鹿毛 |
*テンビー | Caerleon | ||
Shining Water | ||||
モガミヒメ | *カコイーシーズ | |||
モガミポイント | ||||
母系(F-No.) | (FN:1-b) | [§ 2] | ||
5代内の近親交配 | サンデーサイレンス 4×4 | [§ 3] | ||
出典 |
- 8代母英月(競走馬名テツバンザイ)は1941年阪神優駿牝馬優勝馬。
- 6代母クリヒデは1962年の天皇賞(秋)優勝馬。
- 伯父に高松宮記念、スプリンターズステークスを勝ったローレルゲレイロがいる。
- 母の従兄弟に阪神大賞典など重賞4勝のディープボンドがいる。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “ノースブリッジ”. JBISサーチ. 2024年4月28日閲覧。
- ^ a b “競走馬情報 - ノースブリッジ”. 日本中央競馬会. 2024年2月17日閲覧。
- ^ “2024 アミール・スウォード・フェスティバル施行競走登録要綱(カタール)”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2024年2月17日閲覧。
- ^ “2024 春の香港国際競走登録要綱(詳細版)”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2024年4月28日閲覧。
- ^ “【エプソムC】ノースブリッジが好位から堂々抜け出し重賞初制覇!”. サンスポZBAT! (2022年6月12日). 2022年8月20日閲覧。
- ^ 「【アメリカJCC】岩田康誠騎手こん身騎乗…4番人気のノースブリッジ快勝!」『netkeiba.com』2023年1月22日。2023年1月22日閲覧。
- ^ 「【AJCC】ノースブリッジが好位から抜け出す!再びGⅠの舞台へ価値ある重賞2勝目」『サンケイスポーツ』2023年1月22日。2023年1月22日閲覧。
- ^ 「ノースブリッジ鮮やかに抜け出し重賞2勝目 岩田康騎手「G1に届くようなレース」/AJCC」『日刊スポーツ』2023年1月22日。2023年1月22日閲覧。
- ^ “ノースブリッジ 競走成績”. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年10月29日閲覧。
- ^ “ノースブリッジの競走成績”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2023年10月29日閲覧。
- ^ “Calendar - Qatar Racing and Equestrian Club - H.H The Amir Sword and Trophy”. Qatar Racing and Equestrian Club. 2024年2月17日閲覧。
- ^ “2024アミールトロフィー(G3)の結果”. 日本中央競馬会. 2024年2月17日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|ノースブリッジ”. JBISサーチ. 2022年6月20日閲覧。