ノート:三島由紀夫
この「三島由紀夫」は、下記のような選考・審査を経て秀逸な記事に選出されています。もし改善が可能であれば、より素晴らしい記事にするために編集を歓迎します。 |
日付 | 選考・審査 | 結果 | |
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1. | 2016年10月24日 | 良質な記事の選考 | 通過 |
2. | 2018年3月7日 | 秀逸な記事の選考 | 通過 |
ここは記事「三島由紀夫」の改善を目的とした議論用ノートページです。 |
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過去ログ一覧 |
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軍歴ナシ
[編集]軍歴がないということは事実です。この文学者が大正末期にうまれ、苛烈な犠牲を出した学徒動員の世代であるにもかかわらず、平岡公威が兵役不適格者となったことの情報を冒頭に記したところ、直ちに削除されています。これは帝国臣民男性の義務たる帝国憲法上明記された「兵役の義務」に平岡公威がつけなかった、もしくはつかなかった(「仮面の告白」の中では軍医の誤診を意図的に利用していることから、これが単なる架空の小説でなければ徴兵逃れといってよいでしょう)という当時の日本人には極めて不名誉な事実であり、それを表立って書きたくないことは三島ファンの心理としては理解できますが、その削除の理由は必要ないとの一点張りでわたしには理解できないものです。特にあたかも三島が極右の政治活動かかのような「皇国主義者」とのレッテルを張り付けてある以上、「戦争には参加していない」とのある意味究極の平和主義者たる事実(当時「自分は戦争に反対した」事を主張して軍国主義者でないとの主張を戦後したものはいる)を、冒頭での不記載の明確な理由がここであげられなければ、血液型はA型、身長は163cm。などの経歴と関係性の不明なトリビアを記載している以上は、再度記載したいとおもいます。---とおりすがりの猫(会話)
この軍歴と言うのは昭和のころには、召集から除隊までの履歴を記載した公式な記録で、当時の日本人ならどんな男性でも普通は持っていた、恩給や年金、叙勲・被爆者健康手帳の申請などの際に必要となる履歴です。彼には輝くばかりの履歴と学歴があり、ノーベル文学賞候補にまでなったのに、普通の日本人男性のもつ経歴が徴用という旧制中学並みのもの以外は完全にブランクなのです。これは冒頭に特筆すべきことでしょう。---とおりすがりの猫(会話)
- 「この軍歴と言うのは昭和のころには、召集から除隊までの履歴を記載した公式な記録で、当時の日本人ならどんな男性でも普通は持っていた」といっても、実際には体が弱く徴兵検査に合格しなかったり、三島のように検査には合格しても召集時の健康診断で即日帰郷となった人は結構おります。そして、文学者などではそのような人はさほど珍しくはなく、川端康成、安部公房、梶井基次郎、堀辰雄などなど、みんな戦地での体験などはありません。だからそんなことをいちいちリード文に特記する必要はないです。あなたのいう「軍歴」とやらを明記しなければならないのなら、作家の記事冒頭にみんなそう書かないといけないのですか? 「恩給や年金、叙勲・被爆者健康手帳の申請などの際に必要となる履歴です」という理由で、「軍歴」とやらの有る無しを書かなければいけないこともないです。ウィキペディアは履歴書ではないのですから。みんながみな軍歴を持つのが当り前の時代だったからどうのこうのというのも理由にはなりません。それならば、みんながみな結婚して子を持つのが当り前の時代の人物記事の冒頭に「結婚歴」の有る無しを書く必要があるというのでしょうか???
- そして、あなたのいう「「戦争には参加していない」とのある意味究極の平和主義者たる事実」という捉え方も変です。「戦争に参加していない」ことと「平和主義者」とは何ら関連性のないことですし、三島は別に平和主義者ではないです。
- それと、記事のリード文では基本的にその人物の職業などを単語形式で並記するところなので、レイアウト的にもバランスが崩れるのでやめてください。「旧軍」とか「軍歴」という言い方も何かそぐわない言葉だし(軍人でない人の記事冒頭で「軍歴」という言葉自体が変ですし)、そもそも彼は基本的には作家なのですから、軍歴などの有る無しを冒頭のリード文に特記する必要はなく、三島が兵役につけなかったことと、それが彼の作家人生や後年の政治活動に影響したかなどの事細かな詳細は後段で詳しく十分に多くの出典に沿って解説してありますから、ただ上っ面で「軍歴なし」みたいな素人が聞きかじっただけで言っているような端折った言葉足らずな言い方は逆に不十分すぎてそぐわないのでやめてください。--みしまるもも(会話) 2021年6月19日 (土) 12:59 (UTC)
- 川端康成も梶井基次郎も堀辰雄も明治の末の人です。安倍公房は医科なので兵役は猶予されています。私は大正という太平洋戦争の兵士の世代の作家の記事の話をしています。玄人のみしまるももさんからすれば、軍医の錯誤を利用して軍役をまぬがれたことは周知の事実で、それを偶然の重なりと解釈することも当然のことなのでしょう。しかし、憂国をうたい、その主張の延長で殺人未遂やテロまでひき起こし、国家の根幹の国法を変更せよと主張した凶悪な政治犯罪の首魁が、実は「学徒動員の世代で軍歴もないただの与太者だった」というのは私のような素人には、実に大きな驚きなのです。また当時徴兵検査で軍医の誤解を助長し兵役を免れる目的で、病状について虚偽の申告をしたことは、兵役法第七十四条 兵役ヲ免ルル為逃亡シ若ハ潜匿シ又ハ身体ヲ毀傷シ若ハ疾病ヲ作為シ其ノ他詐偽ノ行為ヲ為シタル者ハ三年以下ノ懲役ニ処ス。べき犯罪です。作家ではなくテロリストとして自らが演出した死を選んだ彼が、実はその始まりから徴兵忌避という犯罪を犯し、素人がその彼の人となりを判断する為には「軍歴なし」はぜひ必要な情報でしょう。ただし、書き方が舌足らずというなら、その点はご指導ください。確かな事実は、当時の日本人になら当然にある筈の「軍歴」が彼にはない、ということだけです。---とおりすがりの猫(会話)
- 川端康成や堀辰雄は昭和の時代に作家として活躍し、その時代に作品のほとんどを発表した作家です。三島も大正ではなく昭和の作家であり、戦後の時代に文壇デビューし活躍した作家なので、定義文の中で「軍歴」がどうのという文言は必要のないものです。また、三島は徴兵検査にはきちんと合格していましたので、「実はその始まりから徴兵忌避という犯罪を犯し」と言うあなたの決めつけ自体が間違いであり、三島は召集時の軍医の誤診で帰郷となりましたが、戦争がもっと長引いていれば再び召集されることになっておりました。だから、あなたのその理解自体がそもそも誤りであり独自研究です。あと、「当時の日本人になら当然にある筈の「軍歴」が」というあなたの立てた前提自体も大袈裟であり、実際は戦地に行ってない人も結構いますから(特に作家は)、そんなことは戦後にプロの作家になった人物記事の職業などを示すべき定義文の中で書く必要性のないものであり、そもそもが「無い」ということをわざわざ定義文の中に書くこと自体が奇妙です。そして何度もあなたにご説明しましたが、三島が兵役につかなかったことの事細かな詳細解説はきちんとした出典に基づいて書いており、そのことが彼の作家人生にどう影響したのかも全体記事を読めば分かるように構成されておりますので、ご理解いただくようお願いいたします。--みしまるもも(会話) 2021年6月20日 (日) 05:24 (UTC)
- みしまるももさんは、体験と経歴を混同しているようです。わたしが言っているのは軍歴という三島の人生における経歴です。
- 繰り返しになりますが、今の議論の焦点は大正末期に生れた第三の新人の世代、すなわち学徒出陣前後の戦争に若い命を散らした世代の「軍歴」と言う経歴を三島の記事の冒頭に掲載することの議論をしているのです。川端や堀をここで同列に出すのは、みしまるももさんの詭弁です。問題は、学徒出陣の世代である三島由紀夫には、なぜ阿川弘之や安岡章太郎や司馬遼太郎のように軍歴という「経歴」がないのか?です。普通はこの軍歴という経歴はよほどの病気でなければある筈の世代です。これは当然誰もが疑問に持つところでしょう。すくなくとも私はそうでした。
- 徴兵という「制度」についても、みしまるももさんはあたかも徴兵検査だけで応集が決まるかのように誤解してますが、徴兵検査は当時は20になれば日本人の男性は誰でも受け(44年からは19歳に引き下げ)、その合格者のみが兵役の義務を課せられたのです。この合格者が召集され、入隊検査を受け入隊入営となります。
- つまり、徴兵検査に合格した者のうち、一部の学生に在学徴集延期臨時特例を適用して26歳まで認めていた徴兵延期の特権をなくし、召集して軍籍を与えたのが学徒出陣というものです。この学徒出陣でも徴兵検査自体は召集の要件でしかなく、実際の入隊とは別の手続きです。みしまるももさんが、もしも学徒出陣などになんの考察もなくこの問題で発言しているなら問題であると思います。
- >三島は召集時の軍医の誤診で帰郷となりましたが<というのも体の良い言い方で、三島の父親の話なども総合すれば軍医の誤診を助長して兵役逃れをしたのはほゞあきらかです。ただし、そこまで書けば今のところは想像の入ったブログレベルの「独自研究」なので、私には書くことに躊躇があります。
- それゆえ「軍歴はない」という舌足らずですが最低限の確かな情報を「経歴」の中で書いてほしいという希望を私は述べているだけです。>実際は戦地に行ってない人も結構いますから(特に作家は)。<なども、全く意味不明の反論です。「戦地」に行く行かないの問題ではなく「徴兵を忌避した」すなわち三島が作為により入営しなかった、少なくとも応集はしなかったという事についての議論だからです。しかし、そこまで書けば真偽の不明なことも含まれることから書けないので、軍歴がないと書く。それだけのことです。みしまるももさんはここでも話のすり替えをしていると言わざるを得ません。「軍籍」を得ても三島は時期的には「戦地」には行けない公算がおそらく大ですが、「戦地に行く」といいう「体験」と、「軍籍を得る」という「経歴」は別の事だと理解してください。例えば田辺聖子は大阪大空襲で実家のある場所が戦場となりましたが、これは経歴ではく「体験」です。「軍歴なし」みたいな素人が聞きかじっただけで言っているような端折った言葉足らずな言い方は逆に不十分すぎてそぐわないというなら、「徴兵逃れをしたため軍歴はない」と書ければ私は満足ですが、さすがにそれは現状では難しいと思います。
- 他の人の意見を迎えなければ、いつまでも納得しないみしまるももさんとの間だけではこれ以上の話の進展はないでしょう。---とおりすがりの猫(会話)
- だから再三言っているように、三島が兵役につかなかったことの詳細はすでに「生涯」節で十分に解説済みです。そして、三島にはそういた戦地体験がないので、冒頭の職業などを記載する定義文中にいちいち「無いこと」を特記する必要は全くありません(これは一昨日もお話しましたが、結婚したことが無いことを「結婚歴無し」と冒頭の定義文で特記する必要がないことと類するお話です)。そんなことをいちいち冒頭の定義文に記載する必要があるのなら、遠藤周作の記事冒頭にも、「遠藤 周作(えんどう しゅうさく、1923年〈大正12年〉3月27日 - 1996年〈平成8年〉9月29日)は、日本の小説家。軍歴無し。」と書かないと整合性がありませんよ。--みしまるもも(会話) 2021年6月21日 (月) 01:16 (UTC) 補記--みしまるもも(会話) 2021年6月21日 (月) 02:58 (UTC)
酸模のルビ
[編集]気になったので質問させて下さい。記事の中で「酸模」のルビ(読み仮名)が「すかんぽ」となっているものと「すかんぽう」となっているものがあるのですが、この表記ゆれは敢えてのものですか?細かい点ではありますが少し混乱してしまいました。もしも「すかんぽとする説とすかんぽうとする説の両方があり、定まっていない」ということなら、何か注釈を添えた方が分かりやすいかと感じたのですが、記事内にはルビの表記ゆれに関する記述が見当たらなかったため、ご存じの方がいれば教えて下さい。--240F:3B:A926:1:DBC:E600:9884:B5BB 2023年5月6日 (土) 13:01 (UTC)
- 240F:3B:A926:1:DBC:E600:9884:B5BBさん、こんにちは。確認すると古い方の三島事典は「すかんぽ」で、一般的な呼称も「すかんぽ」のようですが([1])、2000年発行の三島事典や全集の目録などは「すかんぽう」となっており、近年発売された文庫本『手長姫・英霊の声』内の目次も「すかんぽう」となっていました。三島の作品の呼び名の場合は「すかんぽう」が適切なようなので、「すかんぽう」で統一するようにしておきます。ご指摘どうもありがとうございました。--みしまるもも(会話) 2023年5月7日 (日) 00:39 (UTC)