ハローマート
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒270-2241 千葉県松戸市松戸新田575-7 ハローマート稔台店2階 |
設立 |
1976年10月 (株式会社ハローマート)[1] |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 4040001036606 |
事業内容 | スーパーマーケット経営 |
代表者 | 代表清算人 大黒隆二[1] |
資本金 | 5000万円 |
純利益 | 7469万1000円(2018年03月31日時点)[2] |
総資産 | 3億1001万7000円(2018年03月31日時点)[2] |
従業員数 | 80人 |
主要子会社 | ハローフーズ |
関係する人物 | 島崎柾治 |
特記事項:2019年4月1日に大黒流通チェーン(新社)へ事業を譲渡し事業停止。 2020年2月27日に現社名へ商号変更。2020年12月11日特別清算開始決定。2021年4月23日法人格消滅。 |
ハローマートは、オザム傘下の大黒流通チェーンが千葉県を中心に展開しているスーパーマーケットのブランド名。
本稿では、以前運営していた企業である株式会社ハローマート(Hallo - Mart - Co.,Ltd.、後の松戸管理株式会社)についても記述する。
概要
[編集]1969年、扇屋松戸店(1997年閉店)内に青果店を営んだのが始まりである[3]。
1975年に松戸市内に出店し、1976年に株式会社ハローマートを設立する[3]。1980年にはディスカウントストアハローエース・1985年にはコンビニエンスストアハウディを本社1階に開店するも、1990年代にはスーパーマーケットへの原点回帰のために閉店。その後、松戸市内に6店・柏市内に1店の体制で店舗を経営している。2010年代に入ってから本社を松戸市仲井町から八ヶ崎に、2016年に松戸新田にそれぞれ移転した。旧本社(仲井町)は、現在[いつ?]業務スーパー松戸新田店になっている。
バブル崩壊後より、おもな商圏となる松戸地区には大手・中堅のスーパーが乱立。出店攻勢に押され店舗数を減らし、売上高も最盛期の1/2となる40億円台まで落ち、経営不振に陥る。その結果、2014年10月29日、民事再生法の適用を申請[4]。翌月、再生認可を受け、スポンサーである株式会社大黒流通チェーン(旧社)の下、再生を図った[5]。
その後、親会社であった株式会社大黒流通チェーン(旧社、後の富岡管理株式会社)の業績悪化に伴い、2019年4月1日にタカラ・エムシーが設立した株式会社大黒流通チェーン(新社)へ事業を譲渡すると同時に、ハローマートは大黒流通チェーン(新社)の1ブランドとなった[1][6]。株式会社ハローマートは2020年2月27日に松戸管理株式会社へ商号変更[6][1]。同年12月11日に親会社であった富岡管理株式会社と共に、東京地方裁判所から特別清算開始決定を受けた。法人としては2度も経営破綻することになった[1][6]。なお、松戸管理は2021年4月23日に法人格が消滅した[7]。
2022年12月時点で、北松戸店[8]・稔台店[9]がラコマートに店名変更した。
民事再生法手続き以前はCGCグループに加盟していた。
沿革
[編集]- 1969年 - 創業。扇屋松戸店に青果部門として出店。
- 1975年 - ハローマート上本郷店・稔台店開店。
- 1976年 - 株式会社ハローマート設立(資本金1,000万円)。
- 1976年 - 株式会社ハローフーズ設立(資本金300万円)。
- 1977年 - ハローマート馬橋店開店。
- 1979年 - 資本金2,000万円に増資。株式会社三徳と業務提携締結。
- 1980年 - ハローマート上本郷店をディスカウントストアに変更し、ハローエース上本郷店とする。
- 1981年 - 資本金2,320万円に増資。
- 1982年 - 扇屋ジャスコ松戸店B1にハローエース松戸店開店。ハローマート五香店開店。資本金4,160万円に増資。
- 1984年 - ハローマート新松戸店・(シマノマート)六実店開店。資本金8,000万円に増資。
- 1985年 - 本部移転、コンビニエンスストアハウディー開店。
- 1986年 - ハローマート南増尾店開店。
- 1987年 - ハローエースをフーズランドハローとする。
- 1990年 - ハローマート北松戸店(食賓館)開店。
- 1993年 - 馬橋店移転、新装開店。
- 1995年 - 南増尾店増床。
- 1995年 - 五香店リニューアル。
- 1997年 - 松戸店閉店。
- 1998年 - 六実店増床。ホームマート閉店。
- 1999年 - 小金原店オープン、南増尾店リニューアル。
- 2001年 - 小金原店閉店。
- 2002年 - みつわ台店開店[10]。
- 2013年 - 業務再編の一環として関連会社のハローフーズを存続会社とし、ハローマートを合併、商号変更する[5]。
- 2014年 - 東京地裁へ民事再生法の適用を申請[11]。同年11月、東京地裁から再生認可を受ける[12]。
- 2019年4月1日 - タカラ・エムシーが設立した株式会社大黒流通チェーン(新社)へ事業を譲渡。ハローマートは大黒流通チェーン(新社)の1ブランドとなる。
- 2020年2月27日 - 株式会社ハローマートの商号を松戸管理株式会社へ変更。
- 2020年12月11日 - 松戸管理が富岡管理株式会社(旧社名・株式会社大黒流通チェーン<旧社>)、町屋管理株式会社(旧社名・株式会社ギガ物産)、松島管理株式会社(旧社名・有限会社綿屋田島酉二郎商店)の3社と共に東京地方裁判所から特別清算開始決定を受ける。
- 2021年4月23日 - 松戸管理の法人格消滅。
店舗
[編集]- 北松戸食賓館 - 千葉県松戸市北松戸2-6-1(2階にザ・ダイソーラコマート北松戸店を併設)
- 馬橋店 - 千葉県松戸市西馬橋相川町8
- 稔台店 - 千葉県松戸市松戸新田575-7
- 南増尾店 - 千葉県柏市南増尾7-1-30
- 六実店(シマノマート)- 千葉県松戸市六高台4-204
創業以来のテーマ
[編集]- 健康作りのお手伝い
- 商品・店・人3つの鮮度の向上
- 欲しい物を欲しいだけ買える売り場づくり
参考文献
[編集]- 「(株)ハローマートは安売りイベントと店舗リニューアルで抜群の集客力を誇る」『近代中小企業』第25巻第6号、中小企業経営研究会、1990年5月、40-48頁。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2653876/22
脚注
[編集]- ^ a b c d e “TSR速報 富岡管理(株)ほか3社”. 東京商工リサーチ (2020年12月22日). 2020年12月22日閲覧。
- ^ a b “株式会社ハローマート 吸収分割公告”. 2019年2月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月22日閲覧。
- ^ a b 近代中小企業経営研究会 1990, p. 69
- ^ 『スーパーマーケット白書. 2016年版』(pdf)全国スーパーマーケット協会、2016年2月10日、79頁 。
- ^ a b “(株)ハローマート 千葉県松戸市”. 東京経済ニュース (2014年11月4日). 2022年12月20日閲覧。
- ^ a b c “富岡管理株式会社(旧:(株)大黒流通チェーン)など4社”. 帝国データバンク (2020年12月22日). 2020年12月22日閲覧。
- ^ “松戸管理株式会社”. 国税庁法人番号公表サイト. 2022年12月20日閲覧。
- ^ “ラコマート 北松戸店”. 株式会社大黒流通チェーン. 2022年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月22日閲覧。
- ^ “【松戸市】ハローマート稔台店は、12月9日(金)リニューアルオープンしています!”. 2022年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月22日閲覧。
- ^ Internet Archive (株)ハローマート - 会社案内 会社の沿革
- ^ “スーパー「ハローマート」 民事再生法の適用申請”. ちばとぴ. 千葉日報. 2014年11月1日閲覧。
- ^ JC-NET ホーム>倒産情報 [1]追報:(株)ハローマート/再生手続き開始決定