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ハートアタック・アンド・ヴァイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ハートアタック・アンド・ヴァイン』
トム・ウェイツスタジオ・アルバム
リリース
録音 1980年6月16日-7月15日 ハリウッド
ジャンル ロックブルース・ロック
時間
レーベル アサイラム・レコード
プロデュース ボーンズ・ハウ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 96位(アメリカ)
  • トム・ウェイツ アルバム 年表
    ブルー・ヴァレンタイン
    (1978年)
    ハートアタック・アンド・ヴァイン
    (1980年)
    ワン・フロム・ザ・ハート
    (1982年)
    テンプレートを表示

    ハートアタック・アンド・ヴァイン(Heartattack and Vine)は、トム・ウェイツ1980年に発表したアルバム。トムにとって、アサイラム・レコードからの最後のオリジナル・アルバムとなった。

    解説

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    アルバム・ジャケットは新聞を模したデザインで、曲名と歌詞が印刷されている。

    「ジャージー・ガール」は、本作のレコーディング終了後にトムの妻となるキャスリーン・ブレナンに捧げられており、「ルビーズ・アームズ」は、かつての恋人リッキー・リー・ジョーンズとの別れを歌った曲[1]

    「オン・ザ・ニッケル」は、1980年に公開された同名映画の主題歌。「ハートアタック・アンド・ヴァイン」は2004年の映画『ヘルボーイ』で使用された[2]

    収録曲

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    全曲トム・ウェイツ作。

    1. ハートアタック・アンド・ヴァイン - "Heartattack and Vine" - 4:42
    2. イン・シェイズ - "In Shades" - 4:04
    3. セイヴィング・オール・マイ・ラヴ・フォー・ユー - "Saving All My Love for You" - 3:39
    4. ダウンタウン - "Downtown" - 4:43
    5. ジャージー・ガール - "Jersey Girl" - 5:09
    6. ティル・ザ・マネー・ランズ・アウト - "'Til the Money Runs Out" - 4:20
    7. オン・ザ・ニッケル - "On the Nickel" - 6:17
    8. ミスター・シーガル - "Mr. Siegal" - 5:13
    9. ルビーズ・アームズ - "Ruby's Arms" - 5:35

    カヴァー

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    • 「ハートアタック・アンド・ヴァイン」は、スクリーミン・ジェイ・ホーキンズが『Black Music for White People』(1991年)でカヴァーしたが、1993年、このヴァージョンがリーバイスのテレビCMに使われたため、自作曲をテレビCMに使用されることを嫌うトムがリーバイスを訴える[3]
    • 「ジャージー・ガール」は、ブルース・スプリングスティーンがライヴで取り上げ、1981年7月9日のイーストラザフォード公演の音源が、シングル「カヴァー・ミー」(1984年)やライヴ音源集『The "Live" 1975-1985』(1986年)に収録。1981年8月24日に行われたブルースのロサンゼルス公演では、トムがゲスト参加して、ブルースとトムが同曲をデュエット[1]
    • 友部正人のCDシングル「LOVE ME TENDER」(1992年)には、「ジャージー・ガール」を日本語詞で歌ったヴァージョン収録[4]

    参加ミュージシャン

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    脚注

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    1. ^ a b 『トム・ウェイツ 素面の、酔いどれ天使』(パトリック・ハンフリーズ:著、金原瑞人:訳、東邦出版、ISBN 978-4-8094-0705-5)p.243-247
    2. ^ Hellboy(2004)-Soundtracks-(IMDb)
    3. ^ 『トム・ウェイツ 素面の、酔いどれ天使』p.356-357
    4. ^ 友部正人公式サイト内カタログ