ハートアタック・アンド・ヴァイン
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『ハートアタック・アンド・ヴァイン』 | ||||
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トム・ウェイツ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1980年6月16日-7月15日 ハリウッド | |||
ジャンル | ロック、ブルース・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | アサイラム・レコード | |||
プロデュース | ボーンズ・ハウ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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トム・ウェイツ アルバム 年表 | ||||
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ハートアタック・アンド・ヴァイン(Heartattack and Vine)は、トム・ウェイツが1980年に発表したアルバム。トムにとって、アサイラム・レコードからの最後のオリジナル・アルバムとなった。
解説
[編集]アルバム・ジャケットは新聞を模したデザインで、曲名と歌詞が印刷されている。
「ジャージー・ガール」は、本作のレコーディング終了後にトムの妻となるキャスリーン・ブレナンに捧げられており、「ルビーズ・アームズ」は、かつての恋人リッキー・リー・ジョーンズとの別れを歌った曲[1]。
「オン・ザ・ニッケル」は、1980年に公開された同名映画の主題歌。「ハートアタック・アンド・ヴァイン」は2004年の映画『ヘルボーイ』で使用された[2]。
収録曲
[編集]全曲トム・ウェイツ作。
- ハートアタック・アンド・ヴァイン - "Heartattack and Vine" - 4:42
- イン・シェイズ - "In Shades" - 4:04
- セイヴィング・オール・マイ・ラヴ・フォー・ユー - "Saving All My Love for You" - 3:39
- ダウンタウン - "Downtown" - 4:43
- ジャージー・ガール - "Jersey Girl" - 5:09
- ティル・ザ・マネー・ランズ・アウト - "'Til the Money Runs Out" - 4:20
- オン・ザ・ニッケル - "On the Nickel" - 6:17
- ミスター・シーガル - "Mr. Siegal" - 5:13
- ルビーズ・アームズ - "Ruby's Arms" - 5:35
カヴァー
[編集]- 「ハートアタック・アンド・ヴァイン」は、スクリーミン・ジェイ・ホーキンズが『Black Music for White People』(1991年)でカヴァーしたが、1993年、このヴァージョンがリーバイスのテレビCMに使われたため、自作曲をテレビCMに使用されることを嫌うトムがリーバイスを訴える[3]。
- 「ジャージー・ガール」は、ブルース・スプリングスティーンがライヴで取り上げ、1981年7月9日のイーストラザフォード公演の音源が、シングル「カヴァー・ミー」(1984年)やライヴ音源集『The "Live" 1975-1985』(1986年)に収録。1981年8月24日に行われたブルースのロサンゼルス公演では、トムがゲスト参加して、ブルースとトムが同曲をデュエット[1]。
- 友部正人のCDシングル「LOVE ME TENDER」(1992年)には、「ジャージー・ガール」を日本語詞で歌ったヴァージョン収録[4]。
参加ミュージシャン
[編集]- トム・ウェイツ - ボーカル、エレクトリックギター、ピアノ
- ローランド・バウティスタ - エレクトリックギター
- マイケル・ラング - ピアノ
- ロニー・バロン - ハモンドオルガン
- ラリー・テイラー - ベース
- ジム・ヒューアート - ベース
- グレッグ・コーエン - ベース
- "ビッグ・ジョン"トーマシー - ドラムス
- ヴィクター・フェルドマン - パーカッション
- プラス・ジョンソン - サックス
- ボブ・アルシヴァー - ストリングス・アレンジ、オーケストラ・アレンジ、指揮
- ジェリー・イエスター - オーケストラ・アレンジ、指揮
脚注
[編集]- ^ a b 『トム・ウェイツ 素面の、酔いどれ天使』(パトリック・ハンフリーズ:著、金原瑞人:訳、東邦出版、ISBN 978-4-8094-0705-5)p.243-247
- ^ Hellboy(2004)-Soundtracks-(IMDb)
- ^ 『トム・ウェイツ 素面の、酔いどれ天使』p.356-357
- ^ 友部正人公式サイト内カタログ