雲をも摑む民
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(ハート (ポルノグラフィティの曲)から転送)
『雲をも摑む民』 | ||||
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ポルノグラフィティ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ||||
時間 | ||||
レーベル | SME Records | |||
プロデュース | 田村充義、本間昭光 | |||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
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ポルノグラフィティ アルバム 年表 | ||||
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『雲をも摑む民』収録のシングル | ||||
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『雲をも摑む民[注釈 1]』(くもをもつかむたみ)は、ポルノグラフィティの3作目のオリジナルアルバム。2002年3月27日にSME Recordsよりリリースされた[注釈 2]。
概要
[編集]前作『foo?』から1年1か月ぶりのリリース。2001年のヒットシングル「アゲハ蝶」「ヴォイス」、本作のリードシングル「幸せについて本気出して考えてみた」など、全13曲が収録されている[注釈 3][2]。
アルバム名は「音楽が持つ大きな力を介して、この先もいろんな人とずっと繋がっていきたい」という思いが込められている[3]。
本作の制作が始まったのは2001年5月から6月頃。前作に多かった新藤作の楽曲は未収録で、ak.homma作も4曲のみとなっており、岡野・Tamaによる楽曲が増えている。メンバーは本作の印象について「いつもより少し内向的」と語っており、ak.hommaも「ロックアルバム」「ポルノ中級者以上におすすめ」と語っている[4]。
初回仕様には、リードシングル『幸せについて本気出して考えてみた』とのシングル・アルバムW購入キャンペーン用の応募券が同封された。
2002年6月から10月にかけて、本作を引っ提げたホールツアー『5thライヴサーキット "BITTER SWEET MUSIC BIZ"』を開催した。
収録曲
[編集]# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
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1. | 「敵はどこだ?」 | 新藤晴一 | Tama | ak,homma, ポルノグラフィティ | |
2. | 「ラスト オブ ヒーロー」 | 新藤晴一 | ak.homma | ak,homma, ポルノグラフィティ | |
3. | 「アゲハ蝶 (Red Mix)」 | ハルイチ | ak.homma | ak.homma | |
4. | 「ハート」 | 新藤晴一 | Tama | ak,homma, ポルノグラフィティ | |
5. | 「Aokage」 | 岡野昭仁 | 岡野昭仁 | ak,homma, ポルノグラフィティ | |
6. | 「クリスチーナ」 | 岡野昭仁 | 岡野昭仁 | ak,homma, ポルノグラフィティ | |
7. | 「n.t.」 | 岡野昭仁 | 岡野昭仁 | ak,homma, ポルノグラフィティ | |
8. | 「ヴォイス」 | 新藤晴一 | 本間昭光 | 本間昭光 | |
9. | 「パレット」 | 新藤晴一 | ak.homma | ak,homma, ポルノグラフィティ | |
10. | 「幸せについて本気出して考えてみた (アルバムバージョン)」 | 新藤晴一 | Tama | ak,homma, ポルノグラフィティ | |
11. | 「ニセ彼女」 | 新藤晴一 | Tama | ak,homma, ポルノグラフィティ | |
12. | 「ビタースイート」 | 新藤晴一 | Tama | ak,homma, ポルノグラフィティ | |
13. | 「夜はお静かに」 | 新藤晴一 | Tama | ak,homma, ポルノグラフィティ | |
合計時間: |
楽曲解説
[編集]- 敵はどこだ?
- ラスト オブ ヒーロー
- アゲハ蝶 (Red Mix)
- ハート
- 「『夜明けまえには』を越えるものを作りたい」と制作された楽曲[5]。
- ベストアルバム『PORNO GRAFFITTI BEST BLUE'S』にも収録された。
- Aokage
- クリスチーナ
- n.t.
- ヴォイス
- 7thシングル。
- 本作収録のシングル曲では唯一シングルバージョンでの収録。
- パレット
- 心の葛藤を、絵を描いていく過程の気持ちに喩えて描写した楽曲[9]。
- ベストアルバム『PORNO GRAFFITTI BEST BLUE'S』にも収録された。
- ライヴではアコースティックアレンジで披露されることが多く、2018年12月から2019年3月にかけて開催された『16thライヴサーキット "UNFADED"』では約15年ぶりに原曲アレンジで披露された[注釈 5]。
- 幸せについて本気出して考えてみた (アルバムバージョン)
- 8thシングル。
- イントロに歌詞が追加されたアルバムバージョンでの収録。この歌詞は本楽曲のデモ曲「コメディ2001」のサビの歌詞フレーズを引用したもの。
- ニセ彼女
- ビタースイート
- 『5thライヴサーキット "BITTER SWEET MUSIC BIZ"』のツアータイトルを冠したヘビーロック。
- 本作リリース直後に出演したテレビ朝日系『ミュージックステーション』 でも披露された[10]。
- 9thシングル『Mugen』には、『4thライヴサーキット "Cupid (is painted blind)"』でのライヴ音源が収録されている。
- 夜はお静かに
- ピアノを主体としたバラードで[2]、演奏時間は2分38秒と本作最短の曲である。
- 「夜中には僕たちの音楽を静かに聴いて下さい」というファンに向けたメッセージが込められているが、Tama曰く「個人的に疲れている時期に書いた楽曲」だったため、新藤が暗い曲調を逆に夜と見なして聴いてくれる人へのメッセージにしたことに驚いたという[5]。
- 前2作及び次作『WORLDILLIA』で展開されている「デッサン」シリーズの楽曲は本作には未収録となっているが、本楽曲が本作における「デッサン」シリーズの候補であった[5]。
Additional Musicians
[編集]- Synthesist:飯田高広
- Acoustic Guitar:林部直樹(#3)
- Strings:NAOTO Strings(#3,#4,#8,#9,#10)
- Percussion:Bashiri Johnson(#4,#5,#8,#9), 三沢またろう(#3,#6,#11,#12,#13)
- Drums:Will Caihoun(#4,#9), 小畑"PUMP"隆彦(#2,#6,#11), 村石雅行(#10), 斎藤孝(#1)
- All Other Instruments:本間昭光
- E.Guitar Sound Designer:遠藤太郎
収録作品
[編集]タイトル | 収録作品 |
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敵はどこだ? |
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ラスト オブ ヒーロー |
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アゲハ蝶 | →「アゲハ蝶#収録作品」を参照
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ハート |
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Aokage |
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クリスチーナ |
|
n.t. |
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ヴォイス | →「ヴォイス (ポルノグラフィティの曲)#収録作品」を参照
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パレット |
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幸せについて本気出して考えてみた | →「幸せについて本気出して考えてみた#収録作品」を参照
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ニセ彼女 |
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ビタースイート |
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夜はお静かに |
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脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ アルバム名の「摑む」は、簡易慣用字体を用いて「掴む」と表記される場合がある。
- ^ 発売当時はソニー・ミュージックレコーズ(SME Recordsレーベル)より発売。後に発売元はエスエムイーレコーズ(SME Records)へ移行している。
- ^ 前2作及び次作『WORLDILLIA』で展開されている「デッサン」シリーズの楽曲は、本作には未収録となっている。
- ^ このアレンジについて、新藤は「(本作の)全部の曲に共通してる生っぽさが出ている」と語っている[5]。
- ^ 原曲アレンジでの披露は『6thライヴサーキット "74ers"』以来。その間、『9thライヴサーキット "ポルノグラフィティがやってきた"』『幕張ロマンスポルノ 〜DAYS OF WONDER〜』などのライヴで披露されていたが、いずれもアコースティックアレンジで披露されていた。
- ^ 『"NIPPONロマンスポルノ'19 〜神vs神〜" DAY1』『"NIPPONロマンスポルノ'19 〜神vs神〜" DAY2』に収録。
- ^ a b 『16thライヴサーキット "UNFADED" Live in YOKOHAMA ARENA 2019』に収録。
出典
[編集]- ^ 「GOLD ALBUM他認定作品 2002年3月度」『The Record』第510号、日本レコード協会、2002年5月、12頁。
- ^ a b c d e “ポルノグラフィティ / 雲をも掴む民”. CDJournal. シーディージャーナル. 2020年9月4日閲覧。
- ^ “雲をも掴む民”. PornoGraffitti Official Site. Sony Music Labels. 2020年9月4日閲覧。
- ^ “本間昭光(@akimitsuhomma)”. Twitter. 2021年9月26日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 『PATi・PATi』ソニー・マガジンズ、2001年4月。
- ^ “ポルノグラフィティが体現してきた故郷 因島への愛 『音楽の日』中継パフォーマンスの特別さ”. Real Sound|リアルサウンド. 2022年3月9日閲覧。
- ^ ““しまなみロマンスポルノ’18 〜THE LIVE VIEWING〜”開催しました!”. 2021年9月6日閲覧。
- ^ 『"74ers" LIVE IN OSAKA-JO HALL 2003』. SME Records. 2004年3月24日.
- ^ “PORNO GRAFFITTI / PORNO GRAFFITTI BEST BLUE”. artist.cdjournal.com. 2021年9月5日閲覧。
- ^ “出演者ラインナップ|ミュージックステーション|テレビ朝日”. www.tv-asahi.co.jp. 2022年3月9日閲覧。