バッファロー・ガールズ
バッファロー・ガールズ | |
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Buffalo Girls | |
監督 | ロッド・ハーディ |
脚本 | シンシア・ウィットコーム |
原作 |
ラリー・マクマートリー 『Buffalo Girls』 |
製作 |
サンドラ・サクソン・ブライス スザンヌ・コストン |
製作総指揮 | スザンヌ・ド・パッシー |
出演者 |
アンジェリカ・ヒューストン メラニー・グリフィス ガブリエル・バーン ジャック・パランス ピーター・コヨーテ |
音楽 | リー・ホルドリッジ |
撮影 | デヴィッド・コンネル |
編集 | リチャード・ブラッケン |
配給 | CBS |
公開 | 1995年4月30日(テレビ放映) |
上映時間 | 163分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
『バッファロー・ガールズ』(Buffalo Girls)は、1995年のアメリカ合衆国の西部劇テレビ映画。アンジェリカ・ヒューストン、メラニー・グリフィス、ガブリエル・バーン出演。NHK-BS2では『バッファロー・ガールズ/カラミティ・ジェーンの半生』というタイトルで放送された。
ストーリー
[編集]女性が生き残るには結婚するか、売春婦になるかという選択しかなかった西部開拓時代。そのどちらも向かないと感じていたカラミティ・ジェーンは、男として生きるため猟師として働き、自由を手にしていた。
しかし時代が移り変わり西部が黄金期を過ぎた頃、獲物が獲れなくなったジェーンら猟師は、カスター将軍の下で働くことになった。道の途中で、ジェーンの想い人であるワイルド・ビル・ヒコックと出会い、彼女は自分が女であることを隠して、カスター将軍のところで働いていると話す。その後将軍に女であることがばれ、雑用ばかりやらされるようになったジェーンは、他の仲間と共に脱走する。西部の町デッドウッドに来たジェーンは、テディ・ブルーとその恋人ドーラを訪ねる。ドーラに結婚を勧めるジェーンだが、ドーラは結婚には否定的で恋人のままがいいと話す。服を女性らしいものに着替えたジェーンは、夜の酒場でワイルド・ビルと話すが、彼がカラミティ・ジェーンであることをばらしたため、ショックを受けた彼女は酒場から去ってしまう。ワイルド・ビルは、冗談が過ぎたと謝り、2人は関係を持つ。町を離れたジェーンが野営していると、そこにジェーンの友人で先住民族のノー・イヤーが現れる。翌日彼は、ジェーンが妊娠していると気づき伝えると、男として生きてきたため彼女は動揺が、赤ちゃんを生むことを決意する。
赤ちゃんにジェニーと名前をつけ、ジェーンはワイルド・ビルがいるデッドウッドを訪れるが、彼がすでに殺されたと聞き絶望する。ドーラたちも家を引き払っていたため、ジェーンは1人酒場で飲んでいたが、そんな彼女にジェームズ・オニールという男性が話しかけてきた。彼は子供を亡くし、妻も子供ができない身体になってしまったという。話を聞いたジェーンは、ジェニーが自分といるより彼らに託したほうが幸せになると考え、ジェニーを夫妻に引き渡す。
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
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ソフト版 | NHK版 | ||
カラミティ・ジェーン | アンジェリカ・ヒューストン | 塩田朋子 | 高畑淳子 |
ドーラ・デュフラン | メラニー・グリフィス | 山像かおり | 沢海陽子 |
テディ・ブルー | ガブリエル・バーン | 江原正士 | 荒川太朗 |
バッファロー・ビル・コーディ | ピーター・コヨーテ | 山野史人 | 村田則男 |
ジム・ラッグ | トレイシー・ウォルター | 円谷文彦 | |
ノー・イヤー | フロイド・ウェスターマン | 益富信孝 | |
バートル・ボーン | ジャック・パランス | 丸山詠二 | 大塚周夫 |
ドゥージー | シャーレイン・ウッダード | 林佳代子 | |
カスター将軍 | ジョン・ディール | 小島敏彦 | |
オグデン | リーヴ・シュレイバー | 宮本充 | 佐久田修 |
シッティング・ブル | ラッセル・ミーンズ | 宝亀克寿 | 藤本譲 |
アニー・オークレイ | リーバ・マッキンタイア | 高島雅羅 | |
ワイルド・ビル・ヒコック | サム・エリオット | 佐々木勝彦 | 坂口芳貞 |
- NHK版:1999年5月3日・4日 BS2で前後編に分けて放送。
スタッフ
[編集]- 監督:ロッド・ハーディ
- 脚本:シンシア・ウィットコーム
- 原作:ラリー・マクマートリー 『Buffalo Girls』
- 製作:サンドラ・サクソン・ブライス、スザンヌ・コストン
- 製作総指揮:スザンヌ・ド・パッシー
- 撮影監督:デヴィッド・コンネル
- プロダクションデザイナー:キャリー・ホワイト
- 編集:リチャード・ブラッケン
- 衣裳デザイン:ヴァン・ブロートン・ラムジー
- 音楽:リー・ホルドリッジ
受賞とノミネート
[編集]賞 | 部門 | 候補 | 結果 |
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エミー賞 | 作品賞ミニシリーズ/テレビ映画部門 | ノミネート | |
主演女優賞ミニシリーズ/テレビ映画部門 | アンジェリカ・ヒューストン | ノミネート | |
助演男優賞ミニシリーズ/テレビ映画部門 | サム・エリオット | ノミネート | |
美術監督賞ミニシリーズ/テレビ映画部門 | ジェームズ・ヘルプス、アリステア・ケイ、マイケル・J・サリヴァン | ノミネート | |
衣装賞ミニシリーズ/テレビ映画部門 | ヴァン・ブロートン・ラムジー | ノミネート | |
編集賞シングルカメラ・ミニシリーズ/テレビ映画部門 | リチャード・ブラッケン | ノミネート | |
ヘアスタイリング賞ミニシリーズ/テレビ映画部門 | ノミネート | ||
メイクアップ賞ミニシリーズ/テレビ映画部門 | ノミネート | ||
劇中曲賞ミニシリーズ/テレビ映画部門 | リー・ホルドリッジ | ノミネート | |
音響編集賞ミニシリーズ/テレビ映画部門 | ノミネート | ||
音響賞ミニシリーズ/テレビ映画部門 | 受賞 | ||
ゴールデングローブ賞 | テレビ助演男優賞 | サム・エリオット | ノミネート |
テレビ助演女優賞 | メラニー・グリフィス | ノミネート | |
全米映画俳優組合賞 | 女優賞 テレビ映画・ミニシリーズ部門 | アンジェリカ・ヒューストン | ノミネート |