バルキーロール
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Bulkie roll | |
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スパイシーサーモンを挟んだバルキーロール | |
別名 | Bulkie |
種類 | ロールパン |
発祥地 | アメリカ合衆国 |
地域 | ニューイングランド |
バルキーロール(Bulkie roll)は、ニューイングランド地方のサンドイッチ用ロールパンである。バルキーロールで作ったサンドイッチは、この地域のデリカテッセン、レストラン等で一般的に提供される。バンズと比べると、より大きくて柔らかい。表面は通常カリカリであるが、ハードロールではない。中身は通常の白パンに似て、噛み応えがあるわけでもふわふわでもない。黄色みはなく、卵の味もせず、甘味も強くない。ケシの実をトッピングすることもある。
カイザーロールと似ており、しばしば同じものと考えられるが、カイザーロールは一般的にかなり甘い[1]。
歴史
[編集]Lee Shai Weissbachは、第二次世界大戦以前に、ニューハンプシャー州マンチェスターのユダヤ人のグロサリーの店主が「たくさんのピクルスと分厚いコンビーフを乗せたバルキーロールのサンドイッチを販売していたことを記憶している」と書いている[2]。
語源
[編集]「バルク」または「バルキー」という言葉は、イディッシュ語で、上質な小麦粉を卵で練った小さなロールパンを意味する言葉である[3]。これは、ポーランド語でロールパンを意味する"bułka"という言葉に由来する。ポーランドにおけるホロコーストの前は、非常に多くのユダヤ人がポーランドに住んでおり[4]、イディッシュ語の単語の約15%は、ポーランド語を含むスラヴ語に由来するものである[5]。
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ Emily Chasan, 2004, Tufts University: Off the Record; College Prowler; ISBN 1-59658-135-2: "Local slang: Bulkie Roll, a Kaiser roll for a sandwich"
- ^ Lee Shai Weissbach, 2005, "Jewish Life in Small-Town America : A History", Yale University Press, ISBN 0-300-10671-8, p. 265
- ^ Michael Wex, 2016, Rhapsody in Schmaltz, St. Martin's Press, p. 158.
- ^ “Fogiel, pieczywo, piekarnia, wypieki, bagietki, ciasto, ciasta, rogal, rogale, bulki, bułki, rogale, ozdobne, ciastka, piekarnictwo, tradycyjne, radom, bagietki, chleb, chleby, chlebowy, chlebowe, piec, piekarnictwo, piekarstwo, piekarz, spożywcze, spożywczy, wyroby”. www.fogiel.pl. 11 January 2006時点のオリジナルよりアーカイブ。12 January 2022閲覧。
- ^ “How Much Polish Is There in Yiddish (and How Much Yiddish Is There in Polish)?”. Culture.pl. 25 January 2021閲覧。