パイゾ・パブリッシング
パイゾ・パブリッシング | |
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正式名称 | パイゾ・パブリッシング |
英文名称 | Paizo Publishing |
設立日 | 2002年 |
本社所在地 | アメリカ合衆国ワシントン州レドモンド |
主要出版物 | ロールプレイングゲーム、ボードゲーム、書籍 |
得意ジャンル | サイエンスフィクション、ファンタジー |
関係する人物 | リサ・スティーブンス、エリック・モナ、ジェームス・ジェイコブス、F・ウェスリー・シュナイダー、ジェームス・L・サッター、ジェイソン・ブルマーン |
外部リンク |
paizo |
パイゾ・パブリッシング(パイゾ出版、Paizo Publishing)は、ワシントン州レドモンドにあるアメリカの出版社で、「世界最古のファンタジー・ロールプレイングゲーム」[1](『ダンジョンズ&ドラゴンズ』)と、その代表的な派生ゲームと背景設定である『パスファインダー』のゲーム補助製品やアドベンチャーを専門に扱っている。2014年に社名を「パイゾ株式会社」(Paizo Inc.)に変更した。また、ロールプレイングゲーム、ゲーム補助製品、ボードゲーム、マンガ単行本、玩具、衣料品などを販売するオンラインショップも運営しており、インターネットコミュニティも運営している。パイゾの現在のCEOはリサ・スティーブンスである。
D&Dと『パスファインダー』
[編集]以前は、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストからライセンスを受けて『ドラゴン』誌と『ダンジョン』誌を制作し発行していた[2]。発行者のエリック・モナは『ドラゴン』誌の元編集長である。ダンジョンの元編集長ジェイムズ・ジェーコブスは、現在はクリエイティブディレクターとして、パスファインダーの様々なアクセサリーを監督している。2007年初頭、ライセンスが失効し、2007年9月から更新されないことが発表された[3][4][5]。
パイゾは2008年3月18日、『パスファインダーRPG』を発売すると発表した[6]。新製品ラインを通じて、パイゾが3.5版のシステムリファレンスドキュメント(SRD)を(ウィザーズ・オブ・ザ・コーストのオーブンゲームライセンスの下で)修正、更新、保守、公開する。『パスファインダーRPG』は、パイゾの「パスファインダー・クロニクルズ」キャンペーン設定もサポートすることになる。2008年3月、パイゾは「パスファインダーソサエティ・オーガナイズドプレイ」と呼ばれる組織的なプレイ計画を導入することも発表した。この計画はRPGAの「リビング」キャンペーンを大まかなひな形にしたものである。毎年28本のシナリオがリリースされており(毎月2本、7月と8月に各4本)、会員が購入できるようになっている。シナリオは4~5時間以内に完結させることを目的とした、短いアドベンチャーである。
パイゾの主力商品であるパスファインダー・アドベンチャー・パスは、『ダンジョン』誌で紹介されたアドベンチャー・パスの概念を継承している。パスファインダーのキャンペーン設定を舞台にした追加商品として、パスファインダー・モジュール(※2Eではパスファインダー・アドベンチャー)、パスファインダー・クロニクル(※2Eではロストオーメン)、パスファインダー・テイルズ・ノベルズ、パスファインダー・プレイヤー・コンパニオンなどがある。
その他の製品
[編集]2003年には隔月刊誌『Undefeated』の制作を開始し[7]、2004年にはサイエンスフィクションの老舗雑誌アメージング・ストーリーズを復活させた[8]。この2つの出版物は2005年に休刊となり、最終的には2006年に廃刊された[9]。
他のパイゾ製品には、「タイタニックゲームズ」系列のボードゲーム「キル・ドクター・ラッキー」[10]、古典的なファンタジー、サイエンスフィクション、サイエンスファンタジー小説の「プラネットストーリー」系列[11]などがある。
2016年5月、パイゾーは2017年8月に出版予定の新作SFロールプレイングゲーム『スターファインダーロールプレイングゲーム』を発表した[12]。このゲームは2017年8月17日に発売された[13][14][15][16][17]。パスファインダーとスターファインダーはスカイメタルとスターメタルの間で同名のものがある事から共通の設定の中にあると思われるが、平行世界であり登場するアザータ(※ヤザタが元になっている)に違いがある。
参考文献
[編集]- ^ http://paizo.com/pathfinderRPG
- ^ Julie Bartel (2005年7月1日). “The Good, The Bad, and the Edgy”. School Library Journal: p. 35
- ^ “Paizo Publishing to Cease Publication of Dragon and Dungeon”. Wizards of the Coast (2007年4月19日). 2007年4月19日閲覧。 (press release)
- ^ Magazine Publishers of America (2003年). “Defunct or Suspended Magazines 2007”. MPA Website:The Definitive Source of the Magazine Industry. Magazine Publishers of America. 2007年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年2月5日閲覧。
- ^ Paige Wiser (2007年7月1日). “Found: A subscription for happiness in life”. Chicago Sun Times: p. A18
- ^ “Paizo Publishing Announces the Pathfinder RPG”. 2008年7月10日閲覧。
- ^ Magazine Publishers of America (2003年). “New & Noted 2003 Magazines: January-December 2003”. MPA Website:The Definitive Source of the Magazine Industry. Magazine Publishers of America. 2008年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年2月5日閲覧。
- ^ Ben Bova (December 26, 2004). “Local action can change the world, one word at a time”. Naples Daily News 2008年2月5日閲覧。
- ^ “Amazing Stories Ends Run”. Sci Fi Weekly (563). (March 27, 2006). オリジナルのJanuary 1, 2007時点におけるアーカイブ。 2008年2月5日閲覧。
- ^ Edwin Wong (2008年1月19日). “Oddball diversions”. New Straits Times Local: p. 16
- ^ John Baichtal (2008年2月5日). “Geekdad - "Planet Stories" Revives the Best of Pulp Fiction”. Wired News. 2008年2月9日閲覧。
- ^ “Announcing the Starfinder Roleplaying Game!”. Paizo.com. 2020年5月7日閲覧。
- ^ “'Starfinder' Brings Fan Favorite Fantasy Tabletop RPG to Space” (英語). Waypoint. (2017年8月17日) 2018年7月6日閲覧。
- ^ “Retrieve 'Starfinder RPG.' Priority One. All Other Priorities Rescinded. - GeekDad” (英語). GeekDad. (2017年5月20日) 2018年7月6日閲覧。
- ^ “Starfinder hopes to do for space opera what D&D has done for fantasy”. Polygon 2018年7月6日閲覧。
- ^ “Starfinder is here, and it’s fantastic”. Polygon 2018年7月6日閲覧。
- ^ “Syrinscape Picks Up License for Starfinder! | Gameosity” (英語). Gameosity. (2017年3月16日) 2018年7月6日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- パイゾ・パブリッシング (@paizo) - X(旧Twitter)
- パイゾ・パブリッシング - YouTubeチャンネル
- パイゾ・パブリッシング (@officialpaizo) - Twitch
- パイゾ・パブリッシング - LinkedIn
- パイゾ・パブリッシング (paizo) - Facebook
- パイゾ・パブリッシング - ボードゲームギーク
- A brief history of game #2: Paizo Publishing: 2002-present, by Shannon Appelcline