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パオラ・コルテッレージ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

パオラ・コルテッレージ(Paola Cortellesi、1973年11月24日-)はイタリアの俳優声優脚本家コメディアン歌手である。

パオラ・コルテッレージ
Paola Cortellesi
Paola Cortellesi
生年月日 (1973-11-24) 1973年11月24日(51歳)
出生地 イタリアの旗 イタリアローマ
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略歴

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13歳でRai 2の人気テレビ番組『Indietro tutta!』(1987年1988年放送)の架空のスポンサー「Cacao Meravigliao」のCMソングを歌って歌手デビュー。高校卒業後、アルゼンチン人俳優ベアトリーチェ・ブラッコ(Beatrice Bracco)から演技指導を受けて舞台デビューを果たす。2000年に『Chiedimi se sono felice』で映画初出演。また、コメディアンとしても数々のテレビ番組に出演して広く人気を博す[1]

2004年にはシモーナ・ヴェントゥーラ(Simona Ventura)、ジーン・ニョッキ(Gene Gnocchi)、マウリツィオ・クロッツァ(Maurizio Crozza)とともにサンレモ音楽祭で司会を務める。2005年から2007年にかけてはマッシミリアーノ・ブルーノ(Massimiliano Bruno)作の演劇『Gli ultimi saranno ultimi』に主演して好評を博し、イタリアの59の都市で計189回の公演を行って25万人以上の動員を記録した。また、2015年に同作が作者ブルーノによって映画化された際にも主演を務めた。

2011年、マッシミリアーノ・ブルーノ監督の映画『Nessuno mi può giudicare』でダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演女優賞を受賞。『Sotto una buona stella』(2014年)『これが私の人生設計』(2014年)、『Gli ultimi saranno ultimi』(2015年)でも同賞にノミネートされる。リッカルド・ミラーニ(Ricccardo Milani)監督の映画『環状線の猫のように』(2017年)およびヴァレリオ・マスタンドレアと共演した『こどもたち』(2020年)ではいずれもダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演女優賞にノミネートされたほか、ナストロ・ダルジェント主演女優賞(コメディ部門)、チャック・ドーロ主演女優賞を受賞している。

2023年、共同脚本および主演も務めた『まだ明日がある』で監督デビューを果たす。同作はイタリアで年間最高興行収入を記録した[2]ほか、第69回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では最多19件のノミネートを獲得し、新人監督賞オリジナル脚本賞主演女優賞を含む6部門で受賞するなど、高い評価を受けた。

私生活

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俳優のヴァレリオ・マスタンドレアと交際していた時期がある。2011年、9年間の婚約期間を経て映画監督・脚本家のリッカルド・ミラーニと結婚した。

フィルモグラフィー

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出演

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公開年 邦題

原題

監督 備考
2000 Chiedimi se sono felice アルド・バーリョ、ジャコモ・ポレッティ、ジョバンニ・ストルティ、マッシモ・ヴェニエ
Un altr'anno e poi cresco フェデリーコ・ディ・チチーリア
2001 Se fossi in te ジュリオ・マンフレドニア
Amarsi può darsi アルベルト・タラーリョ
2002 虎をめぐる冒険
A cavallo della tigre
カルロ・マッツァクラーティ イタリア映画祭2003にて上映[3]
Bell'amico ルカ・ダスカニオ
2003 Passato prossimo マリア・ソーレ・トニャッツィ
Il posto dell'anima リッカルド・ミラーニ
2004 Tu la conosci Claudia? マッシモ・ヴェニエ
2006 Non prendere impegni stasera ジャンルーカ・マリア・タヴァレッリ
2007 Piano, solo リッカルド・ミラーニ
Maria Montessori - Una vita per i bambini ジャンルーカ・マリア・タヴァレッリ ミニシリーズ
2009 Due partite エンツォ・モンテレオーネ
La fisica dell'acqua フェリーチェ・ファリーナ
2010 Maschi contro femmine ファウスト・ブリッツィ
ジョルダーニ家の人々
Le cose che restano
ジャンルーカ・マリア・タヴァレッリ テレビ映画
2011 Femmine contro maschi ファウスト・ブリッツィ
Nessuno mi può giudicare マッシミリアーノ・ブルーノ
C'è chi dice no ジャンバッティスタ・アヴェッリーノ
2014 Un boss in salotto ルカ・ミニエーロ
Sotto una buona stella カルロ・ヴェルドーネ
これが私の人生設計
Scusate se esisto!
リッカルド・ミラーニ イタリア映画祭2015上映時タイトル『生きていてすみません!』[4]
2015 素晴らしきボッカッチョ
Meraviglioso Boccaccio
パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ イタリア映画祭2016にて上映[5]
Gli ultimi saranno ultimi マッシミリアーノ・ブルーノ
2016 Qualcosa di nuovo クリスティーナ・コメンチーニ
2017 Mamma o papà? リッカルド・ミラーニ
環状線の猫のように
Come un gatto in tangenziale
リッカルド・ミラーニ イタリア映画祭2018にて上映[6]
2018 La Befana vien di notte ミケーレ・ソアーヴィ
2019 Detective per caso ジョルジョ・ロマーノ
Ma cosa ci dice il cervello リッカルド・ミラーニ
2020 こどもたち
Figli
ジュゼッペ・ボニート イタリア映画祭2021にて上映[7]
Nilde Iotti, il tempo delle donne ピーテル・マルシアス
Petra マリア・ソーレ・トニャッツィ ミニシリーズ
2021 Come un gatto in tangenziale - Ritorno a Coccia di Morto リッカルド・ミラーニ
2022 Marcel! ジャスミン・トリンカ カメオ出演
2023 まだ明日がある

C'è ancora domani

パオラ・コルテッレージ 兼監督・共同脚本

イタリア映画祭2024にて上映[8]

声の出演

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映画

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オーディオブック

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主な受賞

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脚注

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  1. ^ 映画『これが私の人生設計』公式サイト”. web.archive.org (2018年8月15日). 2021年6月8日閲覧。
  2. ^ Japan, The Hollywood Reporter (2024年4月4日). “パオラ・コルテッレージ監督の『There's Still Tomorrow』ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞にノミネート”. THR Japan. 2024年5月4日閲覧。
  3. ^ asahi.com : 朝日新聞社 - 「イタリア映画祭2003」”. www.asahi.com. 2021年6月8日閲覧。
  4. ^ 「イタリア映画祭2015」作品情報”. 朝日新聞社. 2021年6月8日閲覧。
  5. ^ 「イタリア映画祭2016」作品情報”. 朝日新聞社. 2021年6月8日閲覧。
  6. ^ 作品情報 | イタリア映画祭2018”. 朝日新聞社. 2021年6月8日閲覧。
  7. ^ イタリア映画祭2021”. 朝日新聞デジタル. 2021年6月8日閲覧。
  8. ^ イタリア映画祭2024”. 朝日新聞デジタル. 2024年5月3日閲覧。

外部リンク

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