パルナイバ (U17)
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パルナイバ | |
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基本情報 | |
艦種 | 河川砲艦 (River monitor) |
艦歴 | |
起工 | 1936年6月11日 |
進水 | 1937年9月2日 |
就役 | 1938年3月9日 |
要目(1998年の改修後) | |
基準排水量 | 620トン |
満載排水量 | 720トン |
全長 | 55.0 m |
最大幅 | 10.1 m |
吃水 | 1.6 m |
主機 | ディーゼルエンジン×2基 |
推進 | スクリュープロペラ×2軸 |
速力 | 12ノット |
燃料 | 90 t |
航続距離 | 1,350海里 (10kt巡航時) |
乗員 | 74名 |
兵装 |
・Mk.22 50口径3インチ緩射砲×1門 ・70口径40mm単装機銃×2基 ・Mk.10 20mm単装機銃×6基 |
搭載機 | ヘリコプター甲板のみ |
レーダー |
・古野電気3600型 航法用 ・デッカ 航法用 |
パルナイバ(ポルトガル語: Parnaíba, U-17)は、ブラジル海軍の河川砲艦 (River monitor) 。マットグロッソ小艦隊に配属され、広大なアマゾン川および支川流域の警備にあたっている。
概要
[編集]建造はリオデジャネイロ海軍工廠(AMRJ)において行われ、1936年6月11日に起工、1937年9月2日に進水し、1938年3月9日に就役した[1]。2020年時点でブラジル海軍現役艦艇中最古の艦である。
舷側および甲板には、部分的に装甲が施されている。当初、主機関としては、ソーニクロフト社製の3段膨張式レシプロ蒸気機関(計1,300馬力)を搭載していた[2]。兵装も、当初は4.7インチ砲1門、47mm砲2門、20mm機銃6門を装備しており、1960年に4.7インチ砲をMk.22 50口径3インチ緩射砲に換装するとともに、40mm機銃2門を追加装備した[3]。
1990年代において、「ポルト・エスペランサ」に更新されて退役する予定であった[2]が、この計画は撤回された。このことから、1998年1月から1999年5月5日にかけて、ラダーリオ海軍基地で大規模な改修工事が行われた。これによって、主機関をディーゼルエンジンに換装するとともに、ニテロイ級フリゲートの改修に伴い撤去された70口径40mm単装機銃が転用されて搭載された。また艦尾上に架するかたちでヘリコプター甲板が新設された[1]。ここでは、UH-12小型ヘリコプターに対し、給油および再武装を行うことができる[4]。
参考文献
[編集]- ^ a b Eric Wertheim (2013). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 16th Edition. Naval Institute Press. pp. 58-59. ISBN 978-1591149545
- ^ a b Bernard Prezelin (1990). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 1990-1991. Naval Institute Press. p. 42. ISBN 978-0870212505
- ^ Roger Chesneau, Robert Gardiner (1980). Conway's All the World's Fighting Ships 1922-1946. Naval Institute Press. p. 418. ISBN 978-0870219139
- ^ Stephen Saunders, ed (2009). Jane's Fighting Ships 2009-2010. Janes Information Group. p. 79. ISBN 978-0710628886
関連項目
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、パルナイバ (U17)に関するカテゴリがあります。
- ペドロ・テイシェイラ級河川哨戒艦 - ほぼ同大の河川用哨戒艦