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ビクトリア (小惑星)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ビクトリア
12 Victoria
ビクトリアの軌道。青がビクトリア、 赤が惑星(一番外側の赤は木星)、 黒が太陽。
ビクトリアの軌道。青がビクトリア、
赤が惑星(一番外側の赤は木星)、
黒が太陽。
分類 小惑星
軌道の種類 小惑星帯
(ビクトリア族?)
発見
発見日 1850年9月13日
発見者 J. ハインド
軌道要素と性質
元期:2009年6月18日 (JD 2,455,000.5)
軌道長半径 (a) 2.335 AU
近日点距離 (q) 1.820 AU
遠日点距離 (Q) 2.849 AU
離心率 (e) 0.220
公転周期 (P) 3.57 年
軌道傾斜角 (i) 8.36
近日点引数 (ω) 69.72 度
昇交点黄経 (Ω) 235.52 度
平均近点角 (M) 218.09 度
物理的性質
直径 112.77 km
質量 1.5 ×1018 kg
平均密度 2.0? g/cm3
表面重力 0.0315 m/s2
脱出速度 0.0596 km/s
自転周期 8.6599 時間
スペクトル分類 S / L
絶対等級 (H) 7.24
アルベド(反射能) 0.1765
表面温度 ~178 K
色指数 (B-V) 0.874
色指数 (U-B) 0.515
Template (ノート 解説) ■Project

ビクトリア[1][2] (12 Victoria) は、太陽系の比較的大きな小惑星のひとつ。火星木星の間の軌道を公転している。

概要

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イギリス人のジョン・ハインドによって1850年に発見された[3]。その組成はケイ酸塩とニッケル鉄からなっていると推定されている。1980年スペックル干渉法による観測及び1995年のレーダーによる観測の結果から、衛星を持つことが示唆されている[4]

命名

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小惑星ビクトリアはローマ神話に登場する勝利の女神ウィクトーリアギリシア神話ではニーケー)に由来するが、当時のイギリス元首ヴィクトリア女王であり、存命中の君主の名前を付けることの是非について論争が巻き起こった。発見者が提案したもう一つの名前候補 "Clio"(のちに別の小惑星の名前になったKlioと同じ)を支持する者もいたが、最終的には神話由来であるとして「ビクトリア」で決着した。

出典

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  1. ^ 小惑星日本語表記索引 : 1 - 50”. 日本惑星協会. 2019年3月24日閲覧。
  2. ^ 天文年鑑編集委員会『天文年鑑 2019年版』誠文堂新光社、2018年、164-165頁。ISBN 978-4-416-71802-5 
  3. ^ 12 Victoria”. ジェット推進研究所 (2014年9月12日). 2014年9月21日閲覧。
  4. ^ Wm. Robert Johnston (2014年6月22日). “Other Reports of Asteroid/TNO Companions”. 2014年9月21日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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