ビデオ・ゲーム・グラフィティ
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(ビデオゲームグラフィティから転送)
『ビデオ・ゲーム・グラフィティ』(VIDEO GAME GRAFFITI)は、ビクター音楽産業(現:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)から発売された、ナムコのゲームミュージックのアルバム、またはそのシリーズの総称。
ここでは、同社から発売された『ナムコット・ゲーム・ア・ラ・モード』『ナムコット ゲーム ア・ラ・モード』(NAMCOT GAME A LA MODE)シリーズについても説明する。
ビデオ・ゲーム・グラフィティ
[編集]『ビデオ・ゲーム・グラフィティ』 | ||||
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ナムコ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ゲームミュージック | |||
レーベル | ビクター音楽産業 | |||
ナムコ アルバム 年表 | ||||
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1986年3月21日発売。内容は全編アレンジバージョンで構成されており、サウンドトラックとしての要素はほとんどない。
収録内容
[編集]A面 NAMCO FRESH GAMES
[編集]各タイトルごとに、オリジナル曲が数秒流れたあと、アレンジ曲が収録されている。
B面 PAC-MAN'S "WONDER DRIVE"
[編集]パックマンや仲間たちによるミニドラマと、アレンジ曲が交互に収録されている。アレンジ曲は全てボーカル入り。
- かっとびラリーX!(『ニューラリーX』のロック風アレンジ。歌:円快注)
- ちょっとマッピー男の子(『マッピー』のおニャン子風アレンジ。歌:ツベルクリン)
- 恋のディグダグ(『ディグダグ』のアイドルソング風アレンジ。歌:まさごろ)
- 目蒲線の女―リブルとラブルのお話―(『リブルラブル』の演歌風アレンジ。歌:日吉ミミ)
声の出演
[編集]ビデオ・ゲーム・グラフィティVol.2以降
[編集]『ビデオ・ゲーム・グラフィティVol.2』 | ||||
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ナムコ の サウンドトラック | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ゲームミュージック | |||
レーベル | ビクター音楽産業 | |||
ナムコ アルバム 年表 | ||||
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前作にはオリジナル曲がほとんど収録されていなかったが、今作ではゲーム3作のオリジナルバージョンと、別ゲームのアレンジバージョン3曲を収録。
以後、同シリーズはオリジナル曲とアレンジ曲が数タイトルずつ収録され、サウンドトラックとしての役割も担う構成になった。
シリーズの収録内容
[編集]- Vol.2(1987年10月21日発売)
- Vol.3(1988年12月16日発売)
- オリジナルバージョン…アサルト/ギャラガ'88/爆突機銃艇/プロ野球ワールドスタジアム
- アレンジバージョン…ローリングサンダー/トイポップ
- Vol.4(1989年3月8日発売)
- オリジナルバージョン…超絶倫人ベラボーマン/パックマニア/ファイナルラップ/クエスター
- アレンジバージョン…超絶倫人ベラボーマン/ドラゴンスピリット
- Vol.5(1989年8月21日発売)
- Vol.6(1989年10月4日発売)
- Vol.7(1991年5月1日発売)
- Vol.8(1993年4月21日発売)
- Vol.9(1993年9月22日発売) ※2枚組
- オリジナルバージョン…スティールガンナー2/ゴーリーゴースト/バブルトラブル/ラッキー&ワイルド/タンクフォース
- アレンジバージョン…ナックルヘッズ/ローリングサンダー2/ラッキー&ワイルド
- Vol.10(1993年12月19日発売) ※2枚組
- オリジナルバージョン…ニューマンアスレチックス/エクスバニア/熱闘!激闘!クイズ島/倉庫番DX/スーパーワールドコート/爆裂クイズ魔Q大冒険/エアーコンバット/スーパーワールドスタジアム/ブラストオフ/ゾンビキャッスル/エメラルディア
- アレンジバージョン…スティールガンナー/爆裂クイズ魔Q大冒険/コズモギャング・ザ・ビデオ
- ナムコ・グラフィティ・コレクション ベスト10(1994年4月21日発売)
- 『ビデオ・ゲーム・グラフィティ』シリーズのベストアルバム。アンケートにより選出された全11タイトルの中から原曲11曲[注釈 3]、アレンジ曲11曲の計22曲が収録されている[注釈 4]。
- ボーカルアレンジについては歌詞を短縮したショート版となっている[注釈 5]。
- オリジナルバージョン…ドラゴンスピリット/オーダイン/ニューマンアスレチックス/アサルト/エアーコンバット/フェリオス/ソルバルウ/スティールガンナー/トイポップ/スティールガンナー2/超絶倫人ベラボーマン
- アレンジバージョン…ワンダーモモ/ワルキューレの伝説/コズモギャング・ザ・ビデオ/F/A/ドラゴンセイバー/爆裂クイズ魔Q大冒険/超絶倫人ベラボーマン/スティールガンナー/サンダーセプター/ギャラガ'88/メルヘンメイズ
ナムコット・ゲーム・ア・ラ・モード
[編集]『ナムコット・ゲーム・ア・ラ・モード』 | ||||
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ナムコ の サウンドトラック | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ゲームミュージック | |||
レーベル | ビクター音楽産業 | |||
ナムコ アルバム 年表 | ||||
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1986年9月21日に発売された、ナムコット(ナムコの家庭用ゲーム機用ソフトのレーベル)のゲームミュージックを収録した作品。厳密には、ファミリーコンピュータ用ソフトのみ対象となっている。
1988年8月21日には第2弾もリリースされた。こちらは収録曲のアレンジ版とボーカルアレンジ版が同時収録されている。
第1弾、第2弾いずれも各トラック、ゲームプレイ中の効果音を含めたメドレー形式で1トラックずつの収録。
シリーズの収録内容
[編集]ナムコット・ゲーム・ア・ラ・モード
[編集]- ワルキューレの冒険
- マッピー
- ワープマン
- スペース ファンタジー(ギャラクシアンVSギャラガ スターラスター)
- ゼビウス
- バベルの塔
- バトルシティー
- ヒットゲームスクランブル(パックマン/ディグダグ/スカイキッド)
- リブルラブル[注釈 6]
ナムコット・ゲーム・ア・ラ・モード II
[編集]- ファミリースタジアム
- ファミリージョッキー
- ファミリーサーキット
- ナムコクラシック
- ファミリーボクシング
- ファミリーテニス
- ファミリースタジアム(アレンジバージョン)
- 恋のダーク・ホース(『ファミリージョッキー』アレンジ 歌:飯田久彦[注釈 7]、競馬実況:高橋卓士[注釈 8])
- ファミリーサーキット(アレンジバージョン)
- ダンシング・ブービー(『ナムコクラシック』アレンジ 歌:金沢明子)
- ファミリーボクシング(アレンジバージョン)
- アドバンテージ・ラブ(『ファミリーテニス』アレンジ 歌:貴家堂子)
関連タイトル
[編集]- ナムコ・ベスト・ヒット・パレード!(1989年11月21日発売)
- 『ビデオ・ゲーム・グラフィティ』シリーズの第1弾から6弾目までと『ナムコット・ゲーム・ア・ラ・モードII』に収録されたボーカルアレンジ曲を収録したベストアルバム。
- 追加収録曲として、新曲「素敵なオーダイン」とファミコン用ゲーム『ラサール石井のチャイルズクエスト』のイメージソング「レベルUP!ときめいて」「花のチャイクエ音頭」(歌唱:チャイルズ)が収録されている。
- ナムコ・ゲームサウンド・エクスプレス
- 1989年以降にリリースされたナムコのアーケードゲームをメインとしたゲームミュージックのサウンドトラックシリーズ。
- ゲームの稼働開始から間もない時期のリリースを趣旨としており、アルバム1枚につき1タイトルの収録。
備考
[編集]- アレンジ曲の多くは、米光亮が手がけている(『ビデオ・ゲーム・グラフィティVol.5、6、8、9』は除く)。
- 『ビデオ ゲーム グラフィティ』1作目にはvol.1等の表記は無く、volが付くのはvol.2以降である。また、vol.1から一貫して表紙には英語表記でnamco VIDEO GAME GRAFFITIと記載されているが、vol.6までは背表紙部分のカタカナ記載にはナムコの表記が無く「ビデオ ゲーム グラフィティvol.」と表記されていた。vol.7 - 10は「ナムコ ビデオ ゲーム グラフィティvol.」と表記されている。なお、『ナムコット ゲーム ア・ラ・モード』の1作目にもvol.I等の表記は無く、volが付いたのはvol.IIのみである。
- 2004年末、『ビデオ・ゲーム・グラフィティ』『ナムコット・ゲーム・ア・ラ・モード』『ナムコ・ゲームサウンド・エクスプレス』の全タイトルをまとめた、39枚組ボックスCD『ナムコ・ミュージック・ワンダー・ボックス』が2005年3月23日に発売されると発表された[1]。様々な特典付きで限定2,000セット(完全予約生産)、定価76,500円での発売が予定され、予約も受け付けられていたが、2005年2月21日に権利上の問題から、発売中止がアナウンスされた。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 途中のオルガンのソロは、難波弘之が弾いている。
- ^ ミニドラマ内で、ナムコ提供のラジオ番組「ラジオはアメリカン」の宣伝をしている。
- ^ 一部を除き、1タイトルにつき数曲ずつ抜粋して1トラックに収録。
- ^ タイトルは『ベスト10』だが、オリジナル曲・アレンジ曲とも10位が2タイトルずつランクインしたため、11曲ずつの収録となった。
- ^ 演奏時間が3分以上の曲のみ。
- ^ ファミリーコンピュータへは移植されていないタイトルのため、「仮想移植バージョン」が収録されている。
- ^ 当時ビクター音楽産業の制作部部長であり、『ビデオ・ゲーム・グラフィティ』のディレクターでもあった。
- ^ 曲中、飯田のことを「うちのルイジアナ部長」と称している。なお、飯田はかつて歌手で、「ルイジアナ・ママ」のカバーのヒットで知られる。